【SaaS企業への転職】内定実績をもとに人気企業の面接ポイントを徹底解説|未経験・経験者で何が見られる?
SaaS企業への転職は、ここ数年で「人気業界」から「競争の激しい業界」へと明確に変化しています。年収レンジの高さ、成長産業である点、キャリアの汎用性の高さから応募者は増え続けている一方で、企業側の選考基準は年々シビアになっているのが実情です。
本記事では、これまでの内定・見送り事例をもとに、SaaS企業の面接で実際に見られているポイントを整理し、職種・経験別に「通過率を上げるための考え方」を解説します。
SaaS企業への転職が人気な理由と、近年の変化
SaaS企業が人気を集める理由は、ストック型ビジネスによる安定性、成長余地の大きさ、職種横断でスキルが身につく点にあります。営業、カスタマーサクセス、マーケティング、PdM、コーポレートと、どの職種でも「事業全体を理解する力」が求められ、結果として市場価値が上がりやすいのが特徴です。
一方で最近は、「SaaSであればどこでもいい」という志望動機や、業界理解の浅さはすぐに見抜かれます。企業数が増えた分、「なぜSaaSなのか」「なぜこの会社なのか」まで言語化できているかが、以前よりも強く問われるようになっています。
SaaS企業の面接で共通して見られている評価ポイント

SaaS企業の面接では、職種を問わず次のような観点が見られています。
まず重視されるのが、プロダクト・事業理解の深さです。自社サービスを「何の課題を、誰に、どう解決しているのか」まで理解しているか、競合とどう違うのかを自分の言葉で説明できるかは、ほぼすべての企業で見られます。
次に重要なのが、再現性のある成果かどうかです。単なる結果だけでなく、「なぜその成果が出たのか」「他社・他プロダクトでも活かせる考え方か」が語れるかどうかが評価を分けます。
そして最後に、変化耐性と学習姿勢です。SaaS企業はプロダクトも組織も変化が速く、正解が固定されていません。決まったやり方に固執せず、仮説検証を回しながら改善してきた経験があるかどうかは、非常に重要な評価軸です。
SaaS未経験者が面接で落ちやすいポイント
未経験者の場合、スキル不足そのものよりも「思考のズレ」で見送られるケースが多くあります。
代表的なのは、SaaSをIT業界としてしか捉えていないケースです。SaaSはITである前に「事業」であり、「顧客の業務をどう変えるか」が本質です。技術やツールの話だけに終始すると、「顧客視点が弱い」と判断されやすくなります。
また、「成長したい」「市場価値を上げたい」といった抽象的な動機だけでは、通過は難しくなっています。SaaS企業側は、「この人は自社の事業成長にどう貢献するのか」を具体的にイメージできるかを見ています。
SaaS経験者が見られる“次の評価軸”
一方で、SaaS経験者は別の難しさがあります。単なる「SaaS経験者」では差別化が難しくなっているためです。
経験者に対しては、プロダクトフェーズへの理解がより強く問われます。グロース期なのか、スケール期なのか、PMF前後なのか。そのフェーズで自分は何をしてきたのか、何が得意なのかを整理できていないと評価は伸びません。
また、自分の役割を事業全体の中で説明できるかも重要です。「営業として数字を追っていました」ではなく、「事業KPIのどこに影響を与えていたのか」を語れる人ほど、評価されやすい傾向があります。
エンタープライズ向けSaaSとSMB向けSaaSでは、面接の評価軸が大きく異なる
SaaS企業への転職を考えるうえで見落とされがちですが、「エンタープライズ向け(以下、エンプラ)」か「SMB向け」かによって、面接で見られるポイントは大きく変わります。
同じSaaS企業であっても、顧客の規模・意思決定構造・導入プロセスが異なるため、求められる人物像やスキルセットは別物と言っても過言ではありません。
まずSMB向けSaaSの場合、評価されやすいのはスピード感と実行力です。顧客数が多く、意思決定も比較的シンプルなため、限られたリソースの中で仮説検証を高速で回し、数字を作ってきた経験が重視されます。営業であれば個人プレーに近い形で成果を出してきたか、CSであればオンボーディングから活用定着までを自走して支援してきたか、といった点が見られます。
一方でエンプラ向けSaaSでは、評価軸が明確に変わります。単純なスピードや行動量よりも、複雑なステークホルダーを巻き込みながら合意形成を進めてきた経験が強く問われます。導入までに時間がかかり、現場・管理職・決裁者と複数のレイヤーが存在するため、「誰に・何を・どう伝えるか」を設計できる力が重要になります。
また、エンプラSaaSでは「自分が何をしたか」だけでなく、どの立場の人と、どの役割を担い、プロジェクト全体の中でどう貢献したかといった、より構造的な説明が求められる傾向があります。個人の成果よりも、チーム・プロジェクト単位での再現性が評価されやすい点も特徴です。
この違いを理解せずに、SMB向けの成功体験をそのままエンプラSaaSに持ち込んだり、逆にエンプラの慎重な進め方をSMB企業で語ってしまうと、「カルチャーフィットしない」と判断されやすくなります。
SaaS転職で通過率を上げるためには、「SaaS経験があるか」ではなく、「どの市場・どの顧客に向き合ってきたか」まで分解して語れることが、今や必須条件になりつつあります。
人気SaaS企業で実際に多い面接質問の傾向
内定事例が多い企業ほど、質問は意外とシンプルです。
たとえば、
・なぜこのプロダクトに興味を持ったのか
・これまでの経験は、どの業務で再現できそうか
・顧客の課題をどう捉えてきたか
・うまくいかなかった経験と、その改善プロセス
こうした質問に対して、構造的かつ簡潔に答えられるかが通過の分かれ目になります。
SaaS企業への転職で通過率を上げるために意識すべきこと
SaaS転職で最も重要なのは、「SaaS企業に受かる答え」を用意することではありません。その企業の事業・フェーズ・採用背景に合わせて、自分の経験を翻訳することです。
実績をそのまま話すのではなく、「この経験は、御社の◯◯という課題に対して、こう活かせる」ここまで落とし込めて初めて、評価につながります。
そのためにも、SaaS転職では自己流で進めるより、業界理解と企業理解を前提にした対策ができる環境を活用する方が、結果的に成功確率は高くなります。
まとめ|SaaS転職は「準備の質」で結果が決まる
SaaS企業への転職は、決して簡単ではありません。しかし、評価ポイントを理解し、事業視点で自分の経験を整理できれば、未経験でも十分にチャンスはあります。
重要なのは、SaaSを「事業」として理解しているか・自分の経験を再現性のある形で語れるか・変化を前提に成長してきたか
この記事が、SaaS企業への転職を検討する方にとって、「何を準備すべきか」を整理する一助になれば幸いです。
調べておきたいSaaS業界
※リンクをクリックするとサイトが開きますので、興味がある企業はコーポレートサイトを覗いてみてくださいね。コンテンツは順次追加していきます。
- サイボウズ株式会社
- 株式会社ユーザベース
- 株式会社ログラス
- 株式会社マネーフォワード
- 株式会社RevComm
- 株式会社LegalOn Technologies(リーガルテックで有名)
- 株式会社ラクス(バックオフィスSaaSで有名)
- freee株式会社(バックオフィスSaaSで有名)
- 株式会社SmartHR(HRテックで有名)
- 株式会社カオナビ(タレントマネジメントSaaSで有名)
- 株式会社エクサウィザーズ(生成AIで有名)
- 株式会社ギブリー (生成AIで有名)
- Sansan株式会社
最後にSaaSやデジタルマーケティングなどに強みがあるエージェントをご紹介しておきます。
インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスへの転職に特化
インサイドセールス・フィールドセールス・カスタマーサクセスへの転職に特化した【マーキャリNEXT CAREER】さんのご紹介です。
あまりご存知ではない方も多いとは思いますが、デジタルセールスに特化したエージェントです。

マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの4職種専門の転職に特化した「マーキャリNEXT CAREER」では経験者はもちろん未経験者のキャリア支援もされているのが特徴です。
運営母体である会社にて、11,000プロジェクト以上のBtoBマーケティング支援を行なっていることからSaaSの知見や案件があるエージェントです。
デジタルセールスに特化した転職エージェントは、珍しいですが信頼と実績はあるため、営業職にてご興味があればご活用ください。
相談は無料ですが、SaaS企業の営業職は法人営業の経験が求められる傾向にあります。営業未経験の場合だと高望みができない可能性がありますので、予めご理解いただければと思います。
デジタルセールス特化型転職エージェント【マーキャリNEXT CAREER】への相談はこちら
マスメディアン:広告業界・マスコミ業界経験者
広告・Web・職種を専門に転職・就職を支援されています。
マスメディアンは、広告・Web・マスコミを中心とした業界に精通したアドバイザーがおり、求職者のスキルや経験に合った求人案件を提案してもらえる仕組みです。
また、希望すれば、アドバイザーが面接にも同席してもらえるのが特徴です。
編集やライターといった職種では、ポートフォリオも必要なケースも多いですが、ポートフォリオの記載の仕方やアドバイスももらえることができます。
こういった専門的なアドバイスがもらえるのは、特化型エージェントならではといえます。SaaS事業を展開している企業も保有していますので、気になる方は活用ください。
エンジニアの方へ
Green・ギークリー・レバテックキャリア・FindyなどITエンジニア専門のサービスが多く存在しますが、フリーランスからの就職支援などを含めて、ビジネスサイドの思想を踏まえて支援されておられます。
もちろん、技術力に詳しいスタッフや単純に技術力だけを高めたい方もいるかと思いますが、プロダクトドリブンの思考がSaaSでは重要になります。
freee・弁護士ドットコムをはじめとしたSaaS企業への案件にエントリーをしたい場合は、ご活用ください。





























