【株式会社エス・エム・エスの転職】SMSの中途採用・面接対策について内定実績があるエージェントが教えます

今回は転職エージェントとして「株式会社エス・エム・エス」への転職支援実績を活かし、面接対策情報をお伝えします。
株式会社エス・エム・エスの採用レベル・難易度の違い
エス・エム・エスは「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」というミッションを掲げ多様な事業を展開しています。
「高齢社会×情報」を切り口として「介護」「医療」「ヘルスケア」「シニアライフ」の領域で、40以上のサービスを開発・運営しています。
そのため、応募する職種・事業部で求められる経験スキルが大きく変わってきます。
過去、事業企画ポジション・広報・営業職・マーケティング職・エンジニア職の支援経験がありますので、面接対策などの情報をお伝えしたいと思います。
ヘルスケア事業
ヘルスケア事業では、医療・介護の専門家とのネットワークを活用し、企業と企業健保が直面する従業員の健康づくりという課題解消を支援できる仕組みを実現しています。
労働力人口増加や、社会保障費抑制の観点から大きな意味合いがあり、近年「健康経営」や「働き方改革」といったテーマが掲げられ、行政・民間を問わずさまざまな動きが起こっています。
ヘルスケア事業部には、【企業人事労務向け】と【健康保険組合・自治体向け】の2つのグループがあります。
①健康保険組合・自治体向け
健康保険組合の保険事業に対して、ICTを活用したサービスを提供します。具体的には健康診断結果のリスクが高い組合員に対し、遠隔での保健指導などを行います。
②企業人事労務向け
中小企業から大手企業の人事労務関連部署向けにITを活用したヘルスケアサービスを提供しています。産業保健サービスやメンタルヘルスケアサービスを扱う部署です。
■仕事内容
・新規獲得に向けたマーケティング施策の立案・運営
・新規顧客のサービス提案(電話、WEB商談、訪問)からサービス導入
・既存顧客とのリレーション深耕、追加商材の提案までのサポート
・大手顧客への深耕営業
このポジションで求められる経験スキルは、以下が基準となります。過去の支援実績をもとに、内定獲得・書類通過ラインを簡単にお伝えします。採用状況や業績に応じて採用基準は変わりますので、予めご理解ください。
■ほぼ必須経験
・法人営業経験3年以上(分野問わず、高い営業実績のある方:無形商材の営業経験が望ましい)
・新規開拓も大手深耕営業も関わった経験
・目標達成意欲が高い方
・マネジメント経験
・営業戦略立案経験(あればなお良し)
定性部分だと以下のような方が内定が出ている傾向にあります。
・変化に対してストレスなく、柔軟に対応でき、前向きに思考できる方
・ご自身の能力を拡張していく向上心のある方
・何事にも関心を持ち、習慣的に情報収集やスキル向上を出来る方
・倫理観が高く、誠実な対応が出来る方
介護事業者事業
介護は中小規模の介護事業者が中心のため、経営に課題を抱えるところが多く、また労働集約型のビジネスであるため、生産性が重要といわれています。
介護事業者の経営や働き方改革をサポートするのが業界特化型SaaS「カイポケ」というサービスがあります。
カイポケは介護保険請求、業務支援、金融支援、求人支援、購買支援、M&Aなど40以上のサービス・機能を提供しており、業務の非効率からくるスタッフの負担軽減や、経営改善を支援するサービスです。
SaaSとなるため「インサイドセールス」「フィールドセールス」と職種が分かれています。
■スキル要件
■ほぼ必須要件
・営業経験3年以上(可能であれば法人営業かつ無形商材の経験)
・SaaS業界の知識等のインプットや探究心
定性部分だと以下のような方が内定が出ている傾向にあります。
・諦めずに粘り強く目の前の業務に取り組み、成果にコミットすることが自身の成長につながると思える方
・営業として成果を上げるための原理原則を理解し、高い基準で実行し切れる方
・社内外の関係者とのコミュニケーションを円滑に行い、顧客の懐に入れる方
・顧客志向、利益志向のバランスを考え、双方にとって最大限の価値創出を実現できる方
「カイポケ」はSaaSビジネスにはなるため、SaaSに興味がある方(単純に伸びているからではなく、原体験ベースで語れるか)、人材紹介サービス、M&Aなど幅広い経験が求められます。
そのため、採用レベルはこの事業部は高い傾向にあります。応募も多く、人気な事業部ではあるためしっかりと対策が必要だと感じます。
介護キャリア事業
今後高齢化がさらに進む日本にとって、ニーズが高まる医療・介護領域における人材不足は深刻な問題です。この人材不足の解消に向けて業界流入や定着支援、従事者の教育や就業支援などに取り組んでいます。
・人材紹介地事業(介護)
・求人広告事業(介護)
・資格取得支援/スクール運営(介護)
・人材派遣事業(介護)
シニアライフ事業
高齢者に必要な情報は、介護、医療に留まらず、食、住居、ライフエンディングなど多岐にわたります。
一方で、情報を受け取る高齢者に必要な情報がうまく行き届いていない“情報格差”はより拡大していくと予想しています。
食事宅配情報検索サービス、高齢者住宅リフォーム、建て替えなど住まいにまつわる総合情報サービス ・ライフエンディング情報サービスなどを展開しています。
海外事業
人口の増加や経済発展により、医療・ヘルスケア分野のニーズが急拡大しているアジアを中心に事業を展開しています。
2015年に買収したアジア最大規模の医療情報サービスを手掛けるMIMSグループを中心に、医師、病院、製薬会社、ヘルスケア関連企業の情報をコアにした支援を各国で展開しながら、クロスボーダーでの事業を複数展開しています。
仕事は様々ですが、「海外事業子会社における業務改革」などがあります。
例えば、MIMS(海外)グループで実現したい業務ルール、プロセス、システムを、現地の担当者(外国人と日本人)とディスカッションしながら設計・構築を行います。MIMSグループに寄り添いながらも、SMSグループとしてのガバナンスも考慮して、バランスよく立ち振る舞うことが求められます。
MIMSの経営企画候補であれば、予算管理(FP&A)、M&A、全社ガバナンスなどコーポれと部門の強化が必要になります。
経営企画候補は、エス・エム・エスに限らず、①投資銀行・FAS・PEファンドで3年以上の経験があり、事業会社で経営企画やマネジメントポジションを経験がある場合や②大手商社で海外M&A業務を多数経験し、海外出向経験ありがある方などが対象になります。
海外事業部は、常にオープンしているポジションではないため、採用ページやスカウトメールなどをこまめに確認しておくことをお勧めします。
エス・エム・エスの募集要項
ビジネス職
エス・エム・エスでは、40以上のサービスがあるため、複数のポジションが存在します。
オープンポジションもありますので、興味がある事業やサービスが複数ある場合は、オープンポジションでのエントリーも良いでしょう。
エス・エム・エスのビジネス職の求人では、「無形商材の法人営業職」が優遇される傾向にあります。
コーポレート職
コーポレート職では、経営企画、アライアンス、財務、採用、人材マネジメント、PR担当など、募集ポジションは多岐に渡ります。
ポジションによって求められる経験スキルは変わってきますが、コーポレート部門の採用レベルは高いです。未経験からの挑戦は難しいため、現職の経験をさらに高めたい方にとっては良い環境といえます。
詳しくはコーポレートサイトを確認ください。
データサイエンティスト
エス・エム・エスで用意されているデータサイエンティストのポジションは、3つ用意されています。
①ビジネストランスレーショングループマネージャー(新規事業の立ち上げなど)
②分析基盤グループ・マネージャー(AWS上の分析プラットフォームの企画・構築・運用など)
③分析基盤グループ・マネージャー(データクローリング、組織運営のための管理業務など
エス・エム・エスでは、国内最大規模のプラットフォームを複数運営しているため、介護に関するデータを大量に保有しています。
これらのデータを活用し、単に分析作業を行うだけでなく、データの発生源から、施策接続する出口までを含む、全工程を担当し、数理統計技術だけではなく、デバイス、IT、研究段階の学術的なテーマも取り扱い、イノベーションへとつなげるため、発足されたポジションになります。
当てはまるものが多いほど有利になります。
・データ分析プロジェクトに関する経験
・機械学習、深層学習、自然言語処理、音声認識、営業分析、コールセンター分析に関する知見、経験
・対外発表の経験
いずれかの専門知識 (あれば尚可)
・データ活用に関連する事業・業務知識
・データ分析、マイニング技術と人工知能技術のいずれかの理論に精通していること
・数値解析、統計関連ソフトウェアに精通していること
・分析結果をわかりやすく説明でき、実務へ展開できること
・SPSS、SASなどの分析ツールやSQL、Pythonによるプログラミング経験
下記資格(あれば尚可)
・統計学、工学に類する専攻における自然科学系の修士号
・博士号の取得者
・情報処理技術者試験(データベーススペシャリスト、プロジェクトマネージャ、ITストラテジスト)
応募するポジションによって求められる経験は変わります。
データを元に分析、戦略立案ができるレベルが求められます。業界知識よりは、実務経験が非常に重要なポジションといえます。
エンジニア
「カイポケ」や「カイゴジョブ」の開発や、サーバーサイド開発・クライアントサイド開発、またはAWSを使ったインフラ設計・構築・運用を行います。
エス・エム・エスでは40以上の事業を展開しているため、1つの企業にいながら、複数の大規模な事業に携われることが、エンジニア職のメリットです。
求められる経験スキルは、応募するポジションで異なります。
チームでのサービス開発をしており、ユーザーの声や事業展開の中での要望を聞いてプロダクトとしてなにをどのように実現していくのがよいかを考えることが求められます。
なにが本当に課題になっているのか、それをどのように実現するのが最適か。それを考えるのに必要であれば実際に業務をしている人と働きますし、ユーザーの声を聞きにいくこともできる環境です。
プラットフォーム開発をしていくので、多くのリクエストを受けてもさばききれるような設計や処理をブロックして他のサービスを巻き添えに落とすことがないようなことが求められるポジションもあります。
データを含めた設計・開発・運用が求められるため、簡単な仕事ではないですが、やりがいはある環境といえます。
事業成長を考えながら、製品の設計、開発や開発環境の改善など幅広くサービス開発を担当するポジションが複数あり、各サービスごとにフェーズや扱っている技術が異なりますので、志向性を加味して配属先が決まります。
気になるポジションがあればエントリーをしてみましょう。
新規プロダクトの開発、グロースにかかわる開発もエンジニアに裁量があるため、エンジニアにとっても人気が高く、経験スキルが積める良い環境といえます。
その分、プロダクトについての考察や熱意、ビジネスモデルなどの理解が求められます。
ビジネスサイドの思想が大切になるため、可能であれば技術系に強みがあるエージェントではなく、プロダクトやビジネスについてインプットをしてもらえるエージェントの活用も検討してみてください。
参考程度ですが、freeeを始めとしたSaaSなどの案件を扱うITエンジニア専門に特化したエージェントをご紹介しておきます。
社風について
高齢化が急速に進み、いまや日本は65歳以上の高齢者人口の割合が世界一の「超高齢社会」に対して、高齢社会に適した情報インフラを構築することで、人々の生活の質を向上し、様々な課題を解決するための事業を展開しています。
医療や介護に対して強い思いが求められるよりは、事業をどのような作り、社会貢献をしていくのか、事業会社としての視点が求められます。
エス・エム・エスは、生産性とインパクトを重視している社風です。
ベンチャー風土があり、新しい課題を自分で見つけ出し、常に挑戦する人材が評価されます。
そのため、挑戦的な性格の社員が多く、指示を待っているタイプの人にとっては居心地が悪いかもしれません。
チームで進める業務も多いため、採用ではチームワークや主体性が確認されます。
選考回数について
エス・エム・エスの選考プロセスは、書類選考、面接(2回以上)が通常です。
内定後にオファー面談が実施されるため、内定までの所要期間は2週間から1ヵ月程度です。
面接の雰囲気は、面接官やポジションによって異なります。
「オープンポジション」「ビジネス」「データサイエンティスト」「コーポレート」「マッチングセールス」「事務・サポート」のポジションがあり、各ポジションで細かい職種に分かれて募集を行っています。
自主でエントリーをするのであれば、事前によく確認しなぜそのポジション、職種を希望するのか説明できるようにしておくことをお勧めします。
対策の方法はいくつかありますが、エス・エム・エスで勤務している方に話を聞いてみたり、有料の対策サービスの活用などの方法があります。
転職エージェント経由であれば面接対策も可能ですが、案件を紹介してもらうことが前提条件となります。転職エージェントによって強み・弱みが違うためエントリー前に必ず、内定実績があるかを確認することをお勧めします。
株式会社エス・エム・エスの面接内容の傾向は?
エス・エム・エスの面接では、オーソドックスな質問がほとんどです。
ただ、一つの質問に対してかなり掘り下げて聞いてくるため、回答のストーリー性や根拠付けができているかを意識し準備をしておきましょう。
これまでの経歴や入社後どうなっていきたいかについて、様々な角度から深く質問をされるため、しっかりとした準備が必要です。話の一貫性がなければお見送りになります。
また、事業内容について理解していないことを理由にお見送りのケースもあります。
仕事内容、事業展開を確認し、魅力や共感できること、働きたいという情熱を自信をもって伝えられるように準備しておいてください。
事業展開については、株主・投資家情報に公開されているIR資料を確認されることをお勧めします。エス・エム・エスのIR資料はリンクを確認ください。
エス・エム・エスの面接に向けて
エス・エム・エスの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。
面接対策として準備しておきたいのは、
「高齢社会を取り巻く人々に様々な情報やサービスを数多く提供することで、高齢社会で事業を行う人や働く人がイキイキと仕事をし、それを通じて高齢者がイキイキと生活するような社会の実現を目指す」という社風を理解して、これに合致した人材であるとアピールすること。
エス・エム・エスの事業戦略・サービス内容を理解して、これに沿ったエピソードを伝えること。競合他社についても研究し、「なぜエス・エム・エスか」に対する答えを明確にしておくことも重要です。
これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするように心がけましょう。
独自の審査基準に基づき業務提携
ユーザーの方に高品質なサービスを届けるため、精通した転職サービスを掲載しております。
- 特定の業界/職種への支援に精通し、支援実績などのエビデンスの提出が可能なサービスかどうか
- サービスの利用、サービスを運営する企業へ直接訪問等を行い、ユーザーにとって良いサービスを提供できるかどうか
- 転職支援のプロからみても、サービスに定評があるか など
独自基準をクリアした”転職サービス”を掲載していますので、よろしければご活用ください。
質問に対してのポイントなども記載しております。気になる方はぜひご購入ください。少しでも読者の方にとって良いキャリアが歩めるよう心から願っております。
株式会社エス・エム・エスより内定を掴みたい方、転職エージェントからあまり対策を受けられていない場合など少しでも合格角度を上げたい場合は、ご購入ください。
Diver(ダイバー)では、引き続き「多様な価値観で、世界を変える」をミッションに、自己実現を手助けするための手段や情報を提供して参ります。