【デロイトトーマツコンサルティング合同会社(DTC)への転職】面接対策・気になる年収・転職難易度をお伝えします
今回はコンサルティング業界の企業である「デロイト トーマツ コンサルティング合同会社」に転職を検討されている人向けに転職についてのノウハウをお伝えします。
デロイトトーマツコンサルティングの選考を突破するには
デロイト トーマツ コンサルティングへの転職を考えているなら、個人で直接応募するよりもビズリーチやコンサルティング業界に特化した転職エージェントである「アクシスコンサルティング」といったコンサルティングファームの転職に特化した転職サービスを利用するほうがおすすめです。
これらの転職サービスでは、デロイト トーマツ コンサルティングの出題傾向を把握した上での選考対策とフェルミ推定対策をおこなってくれるので、内定獲得に向けた対策を万全にすることができます。
個人だと採用基準や選考内容を把握しようにも限界があるかと思いますので、少しでも内定獲得率を上げたい人は、一度転職サービスを利用してみてください。
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)で働く上で求められるスキルセットとして、論理的思考力とコミュニケーション能力が求められるのは全職共通ですが、それ以外に必要とされるスキルはユニットごとにばらつきがあります。
一例として、人気の高い戦略ユニットとM&Aユニットで求められるスキルセットをご紹介します。
「戦略コンサルタント」に求められる経験・スキルセット
・精緻な論理思考力、着眼点の鋭さ、筋の良いビジネスモデルの構想力
・高いレベルの語学力(最低限の英語力は必須)
・積極性、協調性、根気強さ・打たれ強さ、泥臭い仕事をいとわない覚悟やマインドセット
・戦略コンサルティングファームでのコンサルタントとしての実務経験
・事業会社などでの経営企画、事業企画、新規事業開発、マーケティング企画、デジタル戦略、R&D戦略部門での実務経験
「M&A戦略、PMIコンサルタント」に求められる経験・スキルセット
・M&Aディール経験者
・コンサルティングファームや事業会社などでM&Aに関する業務経験
・コーポレートファイナンスの知識がある
・事業会社などで子会社の経営管理などの経験者
上記のような経験がある人は、デロイトトーマツの経験者採用にエントリーが可能です。
各業界での経営企画/事業企画/マーケティングの経験、部署によっては英語も必須になってきます。
組織改革やM&Aの部門は応募も多いため、難易度は高くなり、専門領域での経験を5年ほど求められる傾向があります。
内定を獲得するには選考に向けて入念な準備が必要なため、デロイトトーマツの経験者採用を目指すなら、個人で直接応募するよりもコンサルティングファームの転職に特化した転職サービスを検討してみてください。
デロイトトーマツコンサルティングの特徴
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、ほかの総合コンサルティングファームと比べて、近年力を入れているのは「IT分野」です。
もちろん、監査・税務・法務・コンサルティング・ファイナンシャルアドバイザリー領域にも強みがあるため、この領域に知見がある方は、転職を検討しても良いかもしれません。
どの部署、どの職種でも、コンサルタントとしての対外折衝力、コミュニケーション能力が必要とされ、人間的力もある方が多いため、バランスがとれた方が多い印象です。
海外とのやりとりが多いため英語力は必須で、TOEIC730点に達しないと評価が下げられてしまいます。
ただ、過去の実績ではTOEIC600点でも採用されたケースもあるため、足りない英語力は自己学習や入社後の頑張りが伝われば問題がないともいえます。
ケース面接の主題傾向
あくまでも過去の支援傾向からお伝えすると、ケース面接は「空中戦」パターンと「プレゼン」パターンに大別されます。
「空中戦」パターンは、考える時間を与えられず、すぐにディスカッションが始まります。
「プレゼン」パターンは5~10分程度考える時間を与えられ、場合によってはホワイトボードなどへの記載が求められたのちに、回答のプレゼンを行ってディスカッションに入っていくパターンです。
1次面接や2次面接フェーズでは「プレゼン」パターンが良く見受けられますが、最終フェーズになると「空中戦」の割合も高くなります。
※あくまでも傾向なので、最初から「空中戦」パターンもあります。いずれのパターンにも対応できるように準備しておくことが必要です。
DTCの選考フロー・面接のポイント
デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の中途採用(キャリア採用)の選考はユニット別に行われており、希望するユニットを第3希望まで出すことができます。これは転職エージェント経由でも同じです。
選考フローは、書類審査に加えて、3、4回の面接となるのが一般的です。
初回はマネージャーやシニアマネージャーが担当するケースが多く、3回目や4回目はパートナーが面接官を担当する傾向がありました。
パートナーによる最終面接を通過すれば採用となります。
面接では、志望動機や職務経験といった転職の一般的な事項を聞かれるほか、実際にビジネス上の課題に対してどのような提案をするかを評価するケースインタビューが行われます。
コンサルティングファームへの転職を検討している場合は、ぜひ領域に特化したエージェントの活用をオススメします。
未経験者は何歳まで?コンサルティングファームに転職するのであれば25〜28歳が狙い目
未経験でコンサルティング企業に転職する場合、25歳〜28歳前後までというのが一般的な目安です。(社会人経験3年以上)
28歳を超えるとコンサルティングファーム内の組織ではマネージャーが増えてくることから未経験を採用するメリットが少なくなります。
一方で、親和性がある経験スキルがあれば、年齢は関係なく、自社での活躍が期待できる経験や知識がある人なら、積極的に受け入れていきたいというスタンスを持つ企業がほとんどです。
採用選考においては、個々の持つ専門性、過去の実績や経験が重視されます。
デロイトトーマツからの転職先はコンサル業界が多い
デロイトトーマツからの転職先は“約7割がコンサル業界”へ転職されている印象です。
デロイトトーマツで培った職歴やスキルを最大限に活かして、他のコンサル会社で活躍している方が多くいらっしゃいます。
デロイトトーマツと同様にその後もコンサルファームへ転職される方もいますし、BIG4と呼ばれるPwC、EY、KPMGなどでさらなる年収アップ・キャリアアップを狙う方も数多くいらっしゃいます。
また日系コンサルファームに転職し、“デロイトトーマツよりも良い条件で就労したい”という方も一定数いらっしゃいます。
世界的にも知名度が高い外資系コンサルファームで職務経験を積んだ経験を活かし、その後も順調にコンサル業界でキャリアアップしたい方が多いです。
平均残業時間は月65.1時間
デロイトトーマツの平均残業時間は月65.1時間です。プロジェクトによりますが、Openworkによれば、月100時間を超える残業をするケースもあります。
また、デロイトトーマツではありませんが、月に残業を140時間させて書類送検されたコンサルタントもあるので、業界全体として残業時間は長いです。
Big4の年収ランキング
世界4大コンサルティングファームであるBig4ではどれくらいの年収を得られるのでしょうか。
Big4の年収をランキングにしてみましたので、参考にしてみてください。
順位 | 社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | PwCコンサルティング合同会社 | 約950万円 |
2位 | デロイト トーマツ コンサルティング | 約930万円 |
3位 | KPMGコンサルティング | 約880万円 |
4位 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 約870万円 |
僅差ではありますが、4位のEYストラテジー・アンド・コンサルティングでも平均年収は約870万円です。
ランクと年収
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社のランク(役職)と年収は、以下のようなイメージです。
ランク | 年収 |
パートナー | 3,000万円~ |
アソシエイトディレクター | 2,000万円~ |
シニアマネジャー | 1,500万円~ |
マネジャー | 1,100万円~ |
シニアコンサルタント | 850万円~ |
コンサルタント | 650万円~ |
アナリスト | 550万円~ |
社会人経験が3年未満ならアナリスト(A)、3年以上ならコンサルタント(C)で採用されるケースが多いです。
年齢や経験によっては、シニアコンサルタント(SC)で入れる場合もあります。
株式や銀行口座の保有に制限がかかる
デロイトトーマツコンサルティングは、企業の機密情報を多く扱う監査法人系のコンサル会社です。そのため、デロイトに入社すると株式の保有に厳しい制限がかかります。
具体的には、トーマツの監査先の株式は一切持てません。それ以外の株式も所定の手続きを経ないと持てない仕組みになっています。
投資信託やETFで資産形成を行っている人は問題ないですが(投信の中にも買えない銘柄がある)、個別株を売買されている方は、入社をおすすめしません。
コンサル転職で後悔する人・失敗する人の特徴
多くの方を支援する中で「コンサル業界への憧れが強い方」は後悔する可能性があります。
自身が想い描いていた「コンサル像」とはかけ離れた仕事内容だったため、理想と現実のギャップがありすぎてしまった例です。
コンサルタントは華やかで経営者に提言しているイメージを持たれている方も多いのですが、実は泥臭い業務が多く、特に若手の場合には仮説のためのファクトを集めるためのリサーチ、プレゼン資料などの作成などが多いです。
また時にはハードワークをしなければいけない時もあり、自身が思っていたワークライフバランスを実現できなかった、というケースもあるようです。
「なぜ現職ではなく、コンサルタントなのか」、「なぜ今のタイミングなのか」、「コンサルタントになって何をしたいのか」をしっかりと言語化しておきましょう。採用側も「憧れがないか?」を確認する面接になりますので、しっかり対策をしましょう。
あなたに合うコンサルファーム・合わないファームがある
コンサルティングファームによって、社員のカラーは大きく違います。会社全体の雰囲気、部門の雰囲気、それぞれが違う場合もあります。
是非この辺りは転職エージェントに尋ねてみたり、実際の面接でどんなバックグラウンド人が多いのかなど質問して確かめてください。
どんなに優秀な人でも、10社受けてすべて内定を取る人は実はいません。
例えばマッキンゼーは受かるけど他はすべて落ちてしまった、逆にマッキンゼーは落ちらけど他はすべて受かった、などといったケース珍しくありません。また違うファームへ転職したところ昇進した、という例もあります。
単にそのファームでの評価基準がや会社カラーが合わない場合がありますので、是非受ける側のあなたもこの合う・合わないを確かめるために事前に情報収集をするなど、面接やエージェントにも確認しましょう。
コンサルティングファーム未経験の転職難易度は高い
コンサルティングファーム未経験者の難易度は比較的高いとされています。しかし、面接対策をしっかり行うことで、未経験者でもコンサルティングファームに転職するチャンスを高めることができます。
コンサルティングファームは優秀な人材を求めている傾向が強く、応募の段階で求めているラインに達しているかどうかを厳しくジャッジされます。
コンサルティング業界に強みがある転職エージェントであれば、これまでの経歴や将来のキャリアプランなどから最適なコンサルティングファームの紹介や豊富な支援実績から選考フローで重視されているポイントなどのサポート体制が充実しています。
またコンサルティングファームへの転職は、ケース面接があるため、特化型のエージェントの利用はおすすめです。
コンサルティングファームへの転職はエージェント利用をおすすめしたい
転職支援実績を活かし、未経験ファームへの支援実績が豊富な転職サービスを紹介をします。登録・相談は無料ですのでよろしければご活用ください。
本サイトより登録をいただいた方にはファーム毎の対策資料の送付があるサービスもあります。
20代〜30代:コンサルティングファームへの転職に強い【MyVision】
MyVisionはアクセンチュアやBIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)といった 外資系コンサルティングファームや ベイカレントコンサルティングといった国内の人気ファームへの転職支援が強いコンサル業界特化の転職サービスです。
コンサルティングファームへの転職に強い【アクシスコンサルティング】
コンサル業界各社とのパイプがあり、業界に特化したエージェントがアクシスコンサルティングです。
・アクセンチュア用などファーム毎の面接・選考対策を受けることができる点が魅力です。
エンジニアなどのIT系人材、現役コンサルタント、経営企画、事業企画、財務、会計士、金融系などの方はぜひ活用ください。
コンサルファーム経験者が支援:アサイン
アサインは、創業メンバーが全員コンサルファーム出身で構成されており、コンサルティングファームを中心に質の高いサービスを提供しています。
・Bizreach コンサルティング部門 2020 MVP受賞
・外資系転職「Liiga」転職支援実績 No.1
・マイナビ Matching of The Year 2019
創業メンバー全員がコンサルファーム出身者であり、ファーム毎の違いや対策に強みがあります。また機械的な求人紹介ではなく、目指す姿から逆算したキャリア戦略を考えた提案し定評があります。