【転職初日】持ち物と準備で心がけておくべきポイントについて解説

新しい職場で初日を迎える日は、持参物が何かと多いですが、初日を幸先よくスタートさせるためにも今回は、転職初日に準備しておくべき持ち物について解説します。
転職初日に必要な持ち物

転職先に初めて勤務する場合の、必要な持ち物について解説します。
一般的な持ち物は以下通りですが、転職先の持ち物を確認しましょう。
- 雇用保険被保険者証
- 住民票記載事項証明書
- 年金手帳
- 源泉徴収票
- マイナンバーカード
- 通帳
- 印鑑
- 身元保証書
- 健康診断書
- 筆記用具
雇用保険被保険者証
雇用保険被保険者証は、新しく入社する転職先の雇用保険に加入するために必要になります。
退職する企業から受け取ることができるため先んじて発行が必要になることを前職に伝えておくことスムーズです。
もし紛失した場合でも、近くのハローワークに行けば再発行の手続きが可能です。
運転免許証や住民票の写しといった身分証明書と、印鑑を持参すれば再発行の手続きが可能である。
住民票記載事項証明書
住民票記載事項証明書は、企業が労働者名簿を作成する際に提出を求められる書類です。
労働基準法第107条で、雇用している従業員の名簿作成が義務付けられているため、住民票記載事項証明書は、従業員名簿の作成に必要な氏名や生年月日が記載されているため、提出を求められることが多いです。
年金手帳
転職先の企業で厚生年金に加入するために必要になりますが、年金手帳は原本を提出するように求められる場合もあるが、コピーを提出しても問題はありません。
転職先に年金手帳の保管はどのようにしているか事前に確認して、コピーの提出でもいいのか確認しておきましょう。
源泉徴収票
源泉徴収票は、年末調整をする際に必要な書類です。源泉徴収票は、退職した会社から受け取るが、最低でも1年間は必ず保管をおすすめします。
1年間の途中で転職をした場合は、転職先に提出しなければならないため、転職した年の年末調整あるいは確定申告が終わるまでは、大切に保管しておきましょう。
源泉徴収票は、12月に行われる年末調整の後に発行されます。
そのため、12月分の給与明細とともに受け取ることが一般的です。12月までに退職した場合は、最後の給与が確定した後、1カ月ほどで発行されます。

源泉徴収票の発行を前職が実施してくれない場合
自分から前職の会社に頼んでも源泉徴収票を交付してもらえない場合、税務署や労働基準監督署に相談する旨を伝えると、すぐに対応してくれるケースもあります。
それでも交付されない場合は、所轄の税務署(住民票がある市町村)に相談し、「源泉徴収票不交付の届出書」を提出してください。
マイナンバーカード
転職した会社からは、マイナンバーカードの提出も求められるケースが増えています。
企業は、従業員の社会保険料や税金を納めるために、マイナンバーが必要となります。
マイナンバーの提出と聞くと、個人情報やこれまでの職歴がバレないか、心配になる方もいますが、紐づいている情報は企業側が閲覧できないので安心してください。あくまでも、企業側で必要な対応でのみ利用されます。
通帳
通帳は、給与の振込先を記入するために必要になります。
振込先が分かればいいので、通帳がない場合キャッシュカードで代用が可能です。給与の振込先になる金融機関の口座を開設していない場合は、あらかじめ通帳が必要になるのか確認しておきましょう。
印鑑
印鑑は、雇用契約書に捺印をする必要があるため、初日は持って行く方が無難です。
雇用契約書は一般的に印鑑は不要だが、書式によっては捺印する箇所があるかもしれないので、持参しましょう。
身元保証書
身元保証書は、転職先の企業に提出する書類の1つです。
自分の素性が問題ないことを第三者により保証してもらう書類で、会社に万が一の損害が発生した場合に、本人と連帯して賠償責任を負う書類でもあります。
身元保証書は、事前に自分の身元を保証してもらえる親族の署名や捺印が必要なので、事前に取り付ける必要になるので、先んじて対応を依頼しましょう。
健康診断書
健康診断書の結果も、転職初日に必要な書類として指定されるケースがあります。
直近で受診した結果がなければ、病院で受診してから転職初日を迎える必要があります。
基本的に実費負担になることが多く、健康診断の費用相場は、1万円前後です。(会社が負担する決まりはありません)
健康診断は「保険適用外」であるため、費用は受診する機関によって異なります。
転職時に求められるのは「雇い入れ時健康診断」というものです。
健康診断で必要な項目
健康診断で必要な項目は以下となります。
- 既往歴(過去に罹った病気や手術、治療について)および業務歴の調査
- 自覚症状や他覚症状の有無
- 身長、体重、腹囲、視力、聴力
- 胸部エックス線検査
- 血圧測定
- 尿検査(尿中の糖および蛋白の有無)
- 貧血検査(赤血球数、血色素量)
- 肝機能検査(GOT、GPT、y-GTP)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセライド)
- 血糖検査
- 心電図検査
- その他企業が指定した項目(あれば)
ネットなどで「雇い入れ時健康診断」と検索すると近くの病院がヒットしますので、ご確認ください。

転職活動は内定を貰ったので終了と言うわけではなく入社手続きを行い、入社後の定着までを持ってようやく終了です。
健康診断も転職活動のひとつとして考え、滞りなく速やかに対応しましょう。
菓子折りは転職初日に必要?
転職した際に、菓子折りを持参するべきか悩む人がいるが、持参しなくても問題はありません。部署の人数などを把握するのは難しく、社員に全て行き渡らなかった場合に、かえって気まずくなるリスクがあります。
旅行や長期休み明けに部署に配るのが無難です。
転職初日までの準備で心がけておくことは?
持ち物以外で転職初日を迎える前に心がけておきたい準備は、以下の3点です。
- 身だしなみを整える
- 会社の企業理念を覚えておく
- 業界知識を予習しておく
身だしなみを整える
身だしなみを整えて、清潔感を出すのは、社会人として当たり前の準備です。
特に、転職して1日目は先輩社員と初めて顔を合わせる日です。そのため、最初の印象が最も大切になります。
シャツやスーツのシワがないか、不衛生に見える髪型になっていないか、十分にチェックして初日を迎えてください。
会社の企業理念を覚えておく
会社の企業理念を覚えておくことも大切です。
入社日や月初など、節目で唱和する企業もあるため、頭に入れておくことをおすすめします。
業界知識を予習しておく
業界知識の予習も大事です。
業界未経験の転職なら、最低限の業界知識を持って入社日を迎えた方が、業務のイメージなども湧きやすい。入社する前に、どういった知識を先に仕入れておくと良いか、聞いておくと良いでしょう。
転職初日はチェックリストを作って持ち物に漏れがないかチェック
転職前に準備しておくべき書類や心構えについて解説しました。
基本的に、入社する前に転職先の採用担当者や人事から、どのような書類が必要になるのか、確認をし、指示を受けたものを揃えるように心がけましょう。
転職初日の自己紹介事例
入社時に挨拶を求められることもあるので、簡単ではありますが例文をお伝えしておきます。

皆様、初めまして。[あなたの名前]と申します。
この度、[役職名]としてこちらのチームに参加させていただくことになりました。
前職では〇〇株式会社にて▲▲▲の業務に従事しておりました。
私の経験と知識を最大限に活かし、チームの一員として一日でも早く、貢献できるよう全力を尽くします。
まだ未熟な点も多いと思いますが、皆様のご支援とご指導をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
挨拶文はあくまで一例であり、あなた自身のパーソナリティや経験、新しい職場の文化に合わせて適宜調整してくださいね。
趣味や呼ばれたいあだ名(ニックネーム)などを伝えても良いかもしれません。



