最新版【旧リクルートライフスタイルの面接対策】転職エージェントが教えます
今回は転職エージェントとして「旧リクルートライフスタイル」への転職支援実績を活かし、面接対策情報をお伝えします。
情報量は多いですが、面接対策にお役立てください。
新リクルート:経営統合をしたことで内情が変わっています。
2021年に統合が起きたことで、内情・社風が変わっています。新リクルートについて把握しておきましょう。
はじめに
今回この記事を書いた背景は、転職エージェントとして従事していたころ感じていたのは「面接対策のみ」のサポートができないことです。
転職エージェントのビジネスモデルは、紹介した企業にご内定をいただいた場合のみ発生します。
そのため、自社経由でエントリーをしないと面接対策ができないのがほとんどでした。そのため、面接対策のみを希望する方のご支援は、やむを得ずお断りをしておりました。
そこで個人的に面接対策のみをサービスとして実施していましたが、体は1つしかなく全員に同じような情報を届けるのが難しくなり、今回コンテンツとして残すことにしました。
この記事を読めば、必ず内定がもらえるものではありません。
やはり面接対策は実際に「経験」をして、知見がある人間からフィードバックをもらいながら「伝え方」を良くしていく必要があります。
コンテンツだけでは十分とはいえません。
ただ、自分で面接対策ができる方や大手経由でエントリーをして「企業向けの面接対策」をしっかりやってもらえていない方は必見です。
余談ですが、リクルートキャリア(リクルートエージェント)経由でエントリーをしても同じグループ会社ですが、リクルートライフスタイルの通過率が上がるわけではありません。
理由は、リクルートキャリアの担当CAが直接人事と繋がっているわけではないためです。面接対策情報は共有されますが、合格率や内定率に大きな差はありません。
場合によっては、リクルートグループへの転職支援に強みがある特化型の転職エージェントに依頼する方が良いともいえます。
すでに人材紹介会社経由でエントリーをしていた場合は、
①候補者本人からリクルート事務局に応募切り替えの連絡(電話でもメールでも可能)を行う
②リクルート事務局が、切り替え元となるAGTに通知連絡があります。
原則、一次面接実施前(説明選考会実施前)であれば、希望するエージェントに切り替えることができます。
選考状況によっては、切り替えができないことがあります。ご自身が信頼できると思うエージェントから応募することをお勧めします。
この記事は、一部有料コンテンツになります。
※コンテンツに関しては、転職エージェントとして経験をした面接対策情報を記載しております。非公開情報もあるため、有料コンテンツとさせていただきます。
株式会社リクルート(リクルートライフスタイルの事業内容
まず、旧リクルートライフスタイルの面接対策をお伝えする前に基本的な情報を押さえましょう。
基本的な応募ポジションは以下3つになります。(事務職は除く)
①飲食領域(ホットペッパー営業):契約社員
②美容領域(ホットペッパービューティー営業):契約社員
③旅行領域(じゃらん営業):正社員
採用レベルは、「旅行領域>美容=飲食」となり、雇用形態の違いで採用基準が変わっています。
エリアによる難易度は、東京(関東圏)>大阪・福岡・名古屋>それ以外
となり、関東圏は応募も多く、その分ライバルも増えてしまい、採用目線が上がります。
一方で、地方エリアは応募も少ないことから採用基準は下がり、都内ではお見送りだが、地方であれば「内定」になるケースも珍しくありません。
以前は、採用窓口が1つしかなかったため、本人の希望と適性に応じて「飲食・美容・旅行」のどれかに配属・内定となっていました。
しかし、2021年度からは「飲食か美容」と「旅行」の2つに分かれました。(採用状況に合わせて変更はあります。)
エントリーする際は、自分が希望するポジションでエントリーをする必要があります。
お客様は誰になるか
中途採用では「即戦力」=「親和性があるスキルや経験を」アピールが必要になります。
例えば、飲食領域ポジションであれば、担当エリアの飲食店舗(居酒屋・カフェ・レストランなど)が営業先になります。
美容領域であれば、ネイルサロンや美容院、マッサージやエステサロン、女性店長や個人経営のオーナーが営業先になります。
旅行領域であれば、旅館やホテル、娯楽施設などの女将さんやホテルの支配人やマーケターの方が営業先になります。
営業先はスーツを着ているような方々ではないので、懐に入り、顧客課題を解決できるような営業力や親身さを伝えられるかが大切になってきます。
現職が個人営業であれば「客層に合わせたコミュニケーション」は親和性がありますよね。自身がエントリーをするポジションをもとにアピールする経験スキルを考えることをおすすめします。
リクルートグループの深掘り面接スタイルとは!?
リクルート系列の面接では、「なぜなぜなんで」と深掘りをされるのが特徴です。
面接官が聞きたいのは結果ではなく、思考回路と行動の背景だからです。
行動を取るために何を考え、どんな論理に基づき、どう計画を立てたのか。
どういう思いでその業務に取り組んだのか、あなたの根っこにある思い、エネルギーを面接官は知りたいと考えています。
強みや弱み含めて、どこまで具体的な言葉で話しができるかがポイントになってきます。
「なぜ?その大学を選んだのか?」「なぜ最終的にその1社を選んだのか?」「なぜ成長したいと考えたのか?」対策が必須ですので、エージェントなどを活用し壁打ちをしてもらいましょう。
選考フェーズごとの違い
❶説明選考会・録画面接の0.5次面接
大量応募に対してふるいにかけるための面接になります。リアルな選考会では、10分という短時間で合否が決まり、第一印象で9割が決まる傾向があります。
録画面接ではいくつか質問が表示されますので、カメラに向かって話す形式になります。部屋の明るさ、声の大きさ、顔の表情など大切になります。
※エージェント経由でのエントリーかつ不定期開催される「0.75次面接」が存在します。通過した候補者様は1次面接をスキップし最終選考に進みます。
内定までのリードタイムが最も短い選考フローが0.75次面接となります。内定獲得も高い選考形式となりますので、「早く」「確実」に内定を得たい方は、有効活用ください。(毎回実施される選考ではないので、ご注意ください。)
❷一次面接は通過率は30%〜60%前後になります。
しっかり準備していれば通過しやすいといえますが、転職理由の一貫性や結論ファーストで話せないなど練習不足の場合はお見送りになってしまうので注意が必要です。
❸最終面接→一次面接含めての「懸念点」を払拭出来てるかがポイント
厳しい質問も多いですが、耳の痛い質問をした際の「本人の反応」「将来のありたい姿」「覚悟感」を確認しています。
後ほど過去問やポイントについてお伝えします。
SPIも重視されるか?
結論からお伝えするとSPIも重要視されます。
SPIの診断結果をもとに面接が進みます。
過去の見送りの中で、
「SPIの波形で自信過剰、批判的なスタンス、周囲への配慮の不足の傾向がかなり強い。」
「SPIを確認するとメンタルは強そうだが、組織の中でかなり浮きそう。自分の思い通りにならないと攻撃に転じる危うさがあり、採用にリスクを感じる。」などといった評価がありました。
SPIもしっかり準備されることをオススメします。
同じグループでも領域が違えば通過の可能性も…
「旅行領域」でお見送りだったとしても「飲食と美容」であれば通過になることも珍しくありません。
なお、旅行領域を希望する場合は、普通自動車免許が必須となります。
取得から1年経過していること、半年以内に違反がないことがエントリー条件になりますので、注意が必要です。
旅行領域は、ブロック(エリア)内での転勤」があります。「転勤が出来ない、決まった拠点でしか勤務が出来ない」場合は注意してください。
例)東海圏(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)
Will/Can/Mustの面接対策
リクルートライフスタイルに限らず、リクルートグループでは「Will/Can/Must」のフレームワークで面接が実施されます。
◇将来(will)実現していきたいことやなりたい自分について考える
例)将来的に自分でビジネスをやってみたいと考えている。
→理由:自分の父親が〇〇を経営をしており、自分でビジネスができなくとも、会社に依存しないためのスキルや経験を身につけたいと思っている。
◇Willを元に身につけないといけないスキル(must)
例)法人営業の経験を身につけなければならない。経営感覚を見つけるために経営層に向けたアプローチをしている商材を扱いたい。など
◇現状の自分(can)Willとのギャップを認識することが大切
例)接客販売の経験はあるが、法人営業は未経験。
→顧客に合わせたコミュニケーションなどの柔軟な対応力はある。ストレス耐性や自責で捉える力(コロナ禍で減給などがあったが環境他責にせず自分のできることをやってきた原体験。)
株式会社リクルートグループ(ライフスタイル領域)面接の雰囲気
面接官によって面接の雰囲気は違います。
フランクな会話形式で話しやすい雰囲気になることもあれば、ドライな面接もあったりするので面接官次第といえます。
中には最終面接で面接官と喧嘩をして「内定」を掴んだ強者もいました。
比較的形式張った面接ではなく、相手の本心を探るような雰囲気が多い傾向があります。
掘り下げの質問や覚悟を問う質問も多く、過去の原体験と現在の状況、未来どんなことを実現したいかを明確に話せるように準備をしておくことが大切です。
リクルートライフスタイルが一番求めることは【3年間をしっかり目的もってやりきる力、目標達成力があるか】なので、これに合わせてアピールしていきましょう。
正社員の旅行領域の場合は、マネジメントの経験も積みたい意欲を伝えると良いでしょう。
また、営業として顧客の懐に入り込む必要もあるので、以下大切になります。
- 元気の良さはあるか(お客様の前に出してもはずかしくないか)
- 行動量を担保できるか、目標に向けてやりきれる精神はあるか(顧客志向になり過ぎて、自分の意に沿わないことをやれない人ではないか)
- 環境依存ではないか(研修を求めていたり、ここにいれば勝手に成長できる、福利厚生が整っているなどの依存的な部分は見えないか)
- 素直さはあるか(鋭くつっこまれた際に、でも、だけど、から反論しないか)
- コミュニケーションの柔軟さ(よい意味での軽さ)などもしっかりみられます。
リクルートライフスタイルの面接対策
ここからは、過去質問、志望理由の構成、過去のお見送り理由などの情報をお伝えしていきます。
【録画面接】
録画面接は撮り直しが「可能」です。基本的には、動画で面接官が質問事項を読み上げて、その後録画し、次の質問へ。という流れになります。
録画面接時に「希望エリア」が第一〜第三希望まで入力欄があります。
ここで希望のエリアを記載するのですが、地方エリアや採用ができていないエリアだった場合は、合格可能性は高くなります。
時期や応募するポジションで若干質問項目が変わる場合があります。
撮り直しが可能ですので、落ち着いて受験をしましょう。
明るく声量は一定を保ちながらハキハキ話すことを心掛けてください。
部屋の明るさも事前に調整が必要です。過去のお見送りで「顔の表情が暗くてお見送り」の事例があります。
一次面接対策<飲食・美容・旅行領域>
- 「なぜなぜなんで」に対応するためのWill/Can/Mustを使った志望理由
- 各フェーズでの面接特徴
- 通過率を上げるための一次面接や最終面接で聞かれる過去の質問事例
- 過去のお見送り理由の一覧
この章からはさらに合格率を上げるための内容をお伝えしていきます。
飲食領域・美容領域・旅行領域、それぞれ記載しておりますので、このコンテンツで全て網羅できております。
面接対策に不安がある方、転職エージェントに対策をしてもらえない方、内定を勝ち取りたい方はご参考になれば嬉しく思います。
少しでも読者の方にとって良いキャリアが歩めるよう心から願っております。
転職エージェントとして多くの内定実績があるからこその情報を記載しております。あまり公にできない情報もあるため、有料コンテンツとさせていただきます。
予めご理解くださいませ。
過去の質問について少し公開をします。
・簡単に自己紹介をお願いします。
・大学を選んだ理由はなんですか?
・現職の仕事内容について教えてください。
・なぜ今の仕事を選んだか教えてください。
・なぜリクルートライフスタイルを受けていますか?
・その中で、なぜホットペッパービューティーか教えてください。(美容領域のみ)
・その中で、なぜホットペッパーグルメか教えてください。(飲食領域のみ)
・結果を出すためにしてきた努力を教えてください。
・仕事で1番ストレスだったことを教えてください。
・仕事でした大きな失敗はありますか?もしくは苦労したことはありますか?
・あなたの短所を教えてください
・現職(現在の業界)慰留や現職でその転職理由を叶えることは難しいですか?
・女性が多いが大丈夫ですか?(美容領域のみ)
・営業とはどんな仕事だと思うかイメージを教えてください。(営業未経験者場合)
・当社業務内容についてアウトプットしてください。
・新規飛び込みは過酷だが大丈夫ですか?
・経験から、何を学び、どんな反省をしたかを教えてください。
・弊社は、チームワークを大事にしているが、チームプレイは得意ですか?
→チームワークを伝えられるエピソードを伝えましょう。例えば部活動や現職でチームで成果を上げた経験など
・リクルートを卒業後は何をしたいのか、将来のビジョンを教えてください。
・逆質問は、ありますか?
→コーポレートに記載されている質問はNGです。また福利厚生や条件面の質問は、内定時に確認ができるため、それ以外の質問をされることをお勧めします。
・他に受けているのはどういったところか、教えてください。(他社の選考フェーズ、他社状況含む)
・入社可能時期を教えてください。
「旅行領域の面接ポイント」や「志望理由の構成」、「過去のお見送り理由」「通過した理由」について転職エージェントだからこそ知っている情報を公開しております。続きが気になる方は、ご確認ください。