【PwCコンサルティング・PwCJapanへの転職】中途採用面接・難易度・特徴・選考ポイントについてお伝えします
今回はコンサルティング業界の企業である「PwCコンサルティング」への転職についてお伝えします。
未経験者は何歳まで?コンサルティングファームに転職するのであれば25〜28歳が狙い目
未経験でコンサルティング企業に転職する場合、25歳〜28歳前後までというのが一般的な目安です。(社会人経験3年以上)
28歳を超えるとコンサルティングファーム内の組織ではマネージャーが増えてくることから未経験を採用するメリットが少なくなります。
一方で、親和性がある経験スキルがあれば、年齢は関係なく、自社での活躍が期待できる経験や知識がある人なら、積極的に受け入れていきたいというスタンスを持つ企業がほとんどです。
採用選考においては、個々の持つ専門性、過去の実績や経験が重視されます。
PwCコンサルティングの選考を突破するには
PwCコンサルティングへの転職を考えているなら、個人で直接応募するよりもビズリーチやコンサルティング業界に特化した転職エージェントである「アクシスコンサルティング」といったコンサルティングファームの転職に特化した転職サービスを利用するほうがおすすめです。
これらの転職サービスでは、PwCコンサルティングの出題傾向を把握した上での選考対策とフェルミ推定対策をおこなってくれるので、内定獲得に向けた対策を万全にすることができます。
個人だと採用基準や選考内容を把握しようにも限界があるかと思いますので、少しでも内定獲得率を上げたい人は、一度転職サービスを利用してみてください。
PwCコンサルティングで働く上で求められるスキルセットは、論理的思考と戦略的思考ができるか、あるいはその素質があるかという点です。
ITやシステムに関するプロジェクト経験・知識などがある方は、評価される傾向があります。
PwCコンサルティングのケース面接主題傾向
あくまでも過去の支援傾向からお伝えすると、ケース面接は「空中戦」パターンと「プレゼン」パターンに大別されます。
「空中戦」パターンは、考える時間を与えられず、すぐにディスカッションが始まります。
「プレゼン」パターンは5~10分程度考える時間を与えられ、場合によってはホワイトボードなどへの記載が求められたのちに、回答のプレゼンを行ってディスカッションに入っていくパターンです。
1次面接や2次面接フェーズでは「プレゼン」パターンが良く見受けられますが、最終フェーズになると「空中戦」の割合も高くなります。
※あくまでも傾向なので、最初から「空中戦」パターンもあります。いずれのパターンにも対応できるように準備しておくことが必要です。
PwCコンサルティングの選考回数
PwCコンサルティングの中途採用(キャリア採用)の選考は、書類審査および面接が2回または3回ほど実施されます。
部門によっては、ケース面接を行い、いずれの場合も基本的な志望動機や転職理由から見えてくるこれまでの経験が、入社後にどれほど活かせそうかが評価のポイントになります。
これに加えて、面接ではベーススキルである論理的思考力の強さを見られる傾向にあります。
他のコンサルティングファームと比べると比較的「経験よりもポテンシャル」を重視されている印象があります。BIG4の中でも採用ハードルは易しい傾向です。
コンサルティングとアドバイザリーの仕事の違い
案件の違いについてお伝えします。
コンサルティングの場合は、大企業の既存顧客が中心になります。
一方、PwC アドバイザリーはあくまでディールという切り口でのプロジェクト受注となります。ディールには銀行等の金融機関が絡むため、銀行からの紹介で案件獲得につながります。
戦略案件の場合、プロジェクトの期間もPwCアドバイザリーとPwCコンサルティングに違いがあります。
Strategy&やDeals Strategyが担当するようなプロジェクトであれば、通常3ヶ月程度のものが多いです。
あくまで戦略という上流案件の切り口で見ると、アドバイザリーは短い、コンサルティングだから長いというわけではなく、部署や役割によってプロジェクト期間が変わります。
PwCコンサルティングの面接のポイント
世界4大ファーム(Big4)は、いずれもグループ内に監査法人やアドバイザリーファームといったさまざまなサービス提供会社を持っており、それらと連携しながらプロジェクトを推進しています。
中でもPwCは、パートナー同士の連携やコラボレーションが多く、部署を超えて協働する機会が多いのが特徴です。
そのため、PwCはプロジェクトを大きくしていく姿勢が評価される会社です。
上記のような風土からPwCコンサルティングの面接では、協調性が高く、チームワークに向いている人が好まれる傾向があります。
PwCコンサルティングは、やりがいの大きい仕事ができる分、選考のハードルは高くなり、精神的な強さが求められます。
コンサルティングファームへの転職を検討している場合は、ぜひ領域に特化したエージェントの活用をオススメします。
PwCコンサルティングでは、どの部門でも論理的思考力などの基礎スキルが求められることは、ほかのファームと同様なため、普段からしっかりトレーニングを積み、基礎スキルを鍛えておくのがおすすめです。
ケース面接対策が必要なことも、他社と変わりありません。
しかし、例えば「PE支援部門(プライベート・エクイティ(PE)ファンドの投資先企業でITやテクノロジーをベースにした業務改革を進める部署)」のような、応募者が多く、選考難度の高いポジションを希望する場合は、コンサルタントの基本スキルと協調性に加え、精神的なタフさや情熱が求められます。
志望動機を組み立てて、事前準備をしっかり行って応募されることをおすすめします。
PwCという企業について理解するために、競合となりやすい企業の研究も忘れないようにしましょう。
具体的には、PwC以外のBig4コンサル・ファームについて調べておくことをおすすめします。
- デロイトトーマツコンサルティング合同会社
- KPMGコンサルティング株式会社
- EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社
【業界分析:総合コンサル6社】アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMG、アビーム
私もお付き合いがある方が動画に出ており、参考になるかと思います。お時間がある方はご確認ください。
PwCコンサルティング中途採用でよくされる質問
- 新卒で選んだ会社とその理由
- 志望理由
- 入社後どのような仕事をしたいか
- これまでのスキルや経験をどのように活かせそうか
- TOEICの点数について
- プロジェクトマネジメントをする立場だった場合、部下・後輩に対してどのような対応・マネジメントをしているか
- チームスポーツをしたことはあるか
- 事業会社とコンサルティングで求められている結果の違いは
- 今後のIT業界のトレンドはどうなっていく思うか
- 業務改善した経験はあるか
- これまで日本で労働していて一番我慢できない嫌いなことは何か
TOEICの点数はそれほど高くなくても、入社後に努力はできるか?の部分は大切になります。
希望職種によっては、TOEICは満点近く必要かつネイティヴレベルが求められることもあります。
その他、マネジメントに関する考えや仕事のスタンスなど確認される傾向があります。
コンサル転職で後悔する人・失敗する人の特徴
多くの方を支援する中で「コンサル業界への憧れが強い方」は後悔する可能性があります。
自身が想い描いていた「コンサル像」とはかけ離れた仕事内容だったため、理想と現実のギャップがありすぎてしまった例です。
コンサルタントは華やかで経営者に提言しているイメージを持たれている方も多いのですが、実は泥臭い業務が多く、特に若手の場合には仮説のためのファクトを集めるためのリサーチ、プレゼン資料などの作成などが多いです。
また時にはハードワークをしなければいけない時もあり、自身が思っていたワークライフバランスを実現できなかった、というケースもあるようです。
「なぜ現職ではなく、コンサルタントなのか」、「なぜ今のタイミングなのか」、「コンサルタントになって何をしたいのか」をしっかりと言語化しておきましょう。採用側も「憧れがないか?」を確認する面接になりますので、しっかり対策をしましょう。
あなたに合うコンサルファーム・合わないファームがある
コンサルティングファームによって、社員のカラーは大きく違います。会社全体の雰囲気、部門の雰囲気、それぞれが違う場合もあります。
是非この辺りは転職エージェントに尋ねてみたり、実際の面接でどんなバックグラウンド人が多いのかなど質問して確かめてください。
どんなに優秀な人でも、10社受けてすべて内定を取る人は実はいません。
例えばマッキンゼーは受かるけど他はすべて落ちてしまった、逆にマッキンゼーは落ちらけど他はすべて受かった、などといったケース珍しくありません。また違うファームへ転職したところ昇進した、という例もあります。
単にそのファームでの評価基準がや会社カラーが合わない場合がありますので、是非受ける側のあなたもこの合う・合わないを確かめるために事前に情報収集をするなど、面接やエージェントにも確認しましょう。
コンサルティングファーム未経験の転職難易度は高い
コンサルティングファーム未経験者の難易度は比較的高いとされています。しかし、面接対策をしっかり行うことで、未経験者でもコンサルティングファームに転職するチャンスを高めることができます。
コンサルティングファームは優秀な人材を求めている傾向が強く、応募の段階で求めているラインに達しているかどうかを厳しくジャッジされます。
コンサルティング業界に強みがある転職エージェントであれば、これまでの経歴や将来のキャリアプランなどから最適なコンサルティングファームの紹介や豊富な支援実績から選考フローで重視されているポイントなどのサポート体制が充実しています。
またコンサルティングファームへの転職は、ケース面接があるため、特化型のエージェントの利用はおすすめです。
コンサルティングファームへの転職はエージェント利用をおすすめしたい
転職支援実績を活かし、未経験ファームへの支援実績が豊富な転職サービスを紹介をします。登録・相談は無料ですのでよろしければご活用ください。
本サイトより登録をいただいた方にはファーム毎の対策資料の送付があるサービスもあります。
20代〜30代:コンサルティングファームへの転職に強い【MyVision】
MyVisionはアクセンチュアやBIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)といった 外資系コンサルティングファームや ベイカレントコンサルティングといった国内の人気ファームへの転職支援が強いコンサル業界特化の転職サービスです。
コンサルティングファームへの転職に強い【アクシスコンサルティング】
コンサル業界各社とのパイプがあり、業界に特化したエージェントがアクシスコンサルティングです。
・アクセンチュア用などファーム毎の面接・選考対策を受けることができる点が魅力です。
エンジニアなどのIT系人材、現役コンサルタント、経営企画、事業企画、財務、会計士、金融系などの方はぜひ活用ください。
コンサルファーム経験者が支援:アサイン
アサインは、創業メンバーが全員コンサルファーム出身で構成されており、コンサルティングファームを中心に質の高いサービスを提供しています。
・Bizreach コンサルティング部門 2020 MVP受賞
・外資系転職「Liiga」転職支援実績 No.1
・マイナビ Matching of The Year 2019
創業メンバー全員がコンサルファーム出身者であり、ファーム毎の違いや対策に強みがあります。また機械的な求人紹介ではなく、目指す姿から逆算したキャリア戦略を考えた提案し定評があります。
PwCコンサルティングの会社概要
PwCコンサルティングは、世界最大級のプロフェッショナルサービスファームの一つであるPwCグループの中で、戦略コンサルティング、業務改革コンサルティング、テクノロジーコンサルティング、M&Aコンサルティングなどのサービスを提供しています。
PwCコンサルティングは、ビジネスのデジタル化やイノベーション、サプライチェーンの最適化、人材マネジメントなど、多様な課題を抱えるクライアント企業のビジネス変革を支援しています。
PwCコンサルティングは、世界80か国以上、25,000人以上のコンサルタントを擁しており、クライアントの多様なニーズに応えるためにグローバルネットワークを有しています。
また、日本国内においては、東京、大阪、名古屋、福岡に拠点を置き、日本のビジネスに関する知見を活かしたサービス提供を行っています。PwCコンサルティングのクライアントには、日本を代表する大手企業から、ベンチャー企業、官公庁など、多岐にわたる企業が含まれます。
PwCコンサルティングが他のファームと優れている点
PwCコンサルティングが他のファームと優れている点は以下の通りです。
- グローバルネットワーク: PwCは世界各国に拠点を持ち、グローバルネットワークを構築しています。そのため、クライアントに対して、国内だけでなくグローバルな視野からアプローチすることができます。
- 総合力の高さ: PwCは、監査、税務、コンサルティングなどの幅広いサービスを提供しているため、総合力が非常に高いとされています。特に、コンサルティングサービスは、PwCの中でも強みの一つであり、デジタル、戦略、組織・人事、M&A、リスク・規制などの領域に強みを持っています。
- デジタル技術の活用: PwCは、デジタル技術を積極的に活用しており、AIやIoTなどの技術を活用してクライアントのビジネス価値向上に貢献しています。
- 経験豊富なコンサルタントの存在: PwCには、ビジネスや産業の専門知識を持ち、豊富な経験を持つコンサルタントが多数在籍しています。そのため、クライアントに最適なソリューションを提供することができます。
- 多様性の尊重: PwCは、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しており、多様なバックグラウンドや文化を持つ人材を採用しています。そのため、幅広い視点からのアイデアが生まれ、クライアントに高品質なサービスを提供することができます。
PwCコンサルティングの平均年収は891万円
Openworkの情報によると、PwCコンサルティング合同会社の平均年収は891万円です。この平均年収の金額は、Openworkに口コミを寄せた回答者(166人)の平均年収です。
あくまでも2020年7月時点でのデータなので、時期によって変わる可能性があります。
dodaの「平均年収ランキング最新版(業種別)」を見てみると、サービス業界の平均年収は367万円となっています。その中でもっとも平均年収が高いのは、財務・会計アドバイザリー(FAS)で569万円であるというデータが出ています。
PwCコンサルティングの平均年収は、業界の平均よりも非常に高いことがわかりますね。外資系企業なので給与水準が高く、評価が給料に反映されやすいため、実績や結果を残せればそれだけ給与アップが見込めます。
PwCコンサルティングと競合他社の年収比較
PwCコンサルティングは世界4大会計事務所の1つとして非常に有名な企業です。ですので今回は、同じサービス業界である「デロイト・トウシュ・トーマツ」「アーンスト・アンド・ヤング」「KPMG」の3社との年収を以下で比較してみました。
各社それぞれ、2020年7月時点のOpenworkの口コミ回答者の平均年収を元に比較をしています。
デロイト・トウシュ・トーマツ | 917万円 |
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PwCコンサルティング | 891万円 |
KPMG | 860万円 |
アーンスト・アンド・ヤング | 800万円 |
この中でデロイト・トウシュ・トーマツが1番となっています。PwCコンサルティングは続いて2番目、そしてこの中でももっともも低いのはアーンスト・アンド・ヤングですね。
アーンスト・アンド・ヤングの平均年収が低めなのは、他社と比較をして基本給が低い傾向が見られるからなのかもしれません。
ただ、平均年収は各企業の業務形態や事業内容などによって変わってくるため、上記の平均年収比較は参考程度で見てください。
転職エージェント・転職サイトはそれぞれ強みや弱みがあります。
特徴を把握した上で自身にあったサービスを活用ください。保有している求人や担当アドバイザーとの相性もありますので、基本的には、2〜3社ほどの複数サービスを並行利用することをオススメします。
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