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LGBTQとは?【最新版!】専門家監修〜多様性に触れる〜

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LGBTQとは

LGBTQとは、レズビアン(女性同性愛者)ゲイ(男性同性愛者)バイセクシュアル(両性愛者)トランスジェンダー(心と体の性が一致していない方)に加えて、自分の性がわからないという「クエスチョニング」と性的少数者を表す「クィア」のQを加えた、セクシュアルマイノリティ全般を表す言葉です。

LGBTという言葉は広く知られるようになってきましたが、「性的少数者はレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー」だけにおさめることが難しくなり、最近では「LGBTQ」や「LGBTQIA+」といった表記が使われるようになりつつあります。

2018年に行われた電通による調査では、LGBT層に該当する人は8.9%(2012年調査では5.2%、2015年調査7.6%)となり、2015年調査からLGBTに関する情報の増加による一般理解の進展、LGBTへの理解が深い若年層のアンケート対象構成比の増加にあると推測しています。

日本国内のLGBTの割合については、いくつかの調査がありますが、「LGBTは人口の8%-10%前後」、「10から13人に1人」程度いることが通説になりつつあります。

これは、左利きの方と同じ割合というデータもあります。30人〜40人のクラスであれば3人から4人程度はLGBTQとなります。

一般的にLGBTとは、

  • L(レズビアン)性自認が女性の同性愛者
  • G(ゲイ)性自認が男性の同性愛者
  • B(バイセクシュアル)男性・女性の両方を愛することができる人
  • T(トランスジェンダー)主に身体的な性別と性自認が一致しない人

というセクシュアリティの人のことを指しますが、これら4つは、どれも「男性・女性」という2つの性別に基づいています。

しかし、日本をはじめ世界中で、「LGBT」にあてはまらないケースも増えてきました。

性自認は「男と女」だけではなく、「そもそも自分には性別にとらわれていないと感じている」という感情も、「性自認」であり、名前のない「性自認」が数多く存在しています。

  • Q(クエスチョニング)自分の性別がわからない・意図的に決めていない・決まっていない人
  • I(インターセックス)一般的に定められた「男性」「女性」どちらとも断言できない身体構造を持つ人
  • A(アセクシュアル)誰に対しても恋愛感情や性的欲求を抱かない人

ほかにも、「LGBTだけではなく様々なセクシュアリティがある」という意味の「s(複数形を表す)」が語尾についた「LGBTs」という言葉もあります。

2020年12月ごろに話題になったLGBTQをテーマにしたマンガをお伝えします。

「Q」の代表例

クエスチョニング (Questioning)

LGBTQという略語にある「Q」として代表的なものが「クエスチョニング」です。

クエスチョニングとは、自分の性別がわからない人や意図的に決めていない人、決まっていない人、模索中である人のことを指します。

  • 自分の「性自認」や「性的指向」を決めたくない
  • まだ決めかねている状態
  • どのセクシュアリティもピンと来ない
  • あえて「わからない」という状態にしておきたい

といったような理由で、クエスチョニングを自認している場合があります。性自認や性的指向について、「まだ決まっていないと思う」「わからない、違和感がある」「ひとつに決まるものではないと思う」などに当てはまるのが、このクエスチョニングです。

クィア (Queer)

LGBTQの「Q」のもう一つの意味が「クィア」です。

これは「セクシュアルマイノリティの総称」として使われる単語ですが、自分が誰をどう愛するかという点で、男女二元論のジェンダーシステムには従わない、という意味でクィアという言葉が使われています。

Xジェンダー

Xジェンダーとは、男女どちらにも当てはまらない人や、性自認が男性・女性の間で揺れ動いている人の性自認を指します。

Xジェンダーは、「クエスチョニング」とよく似ていますが、クエスチョニングは「決まっていない・意図的に決めていない・模索している」という性自認であるのに対し、Xジェンダーは「男女のどちらでもない」「性自認が男女間で揺れ動いている」と決まっている性自認になります。

パンセクシュアル (Pansexual)

パンセクシュアルとは、「相手の性」に関わらずどんな人でも愛することができる、「全性愛」とも訳されます。

「バイセクシュアルと同じ」と思われがちですが、バイセクシュアルは「男性と女性の2つの性を愛することができる」というのに対し、パンセクシュアルは相手の性を恋愛の条件としないため、相手が男性・女性以外の性自認でも愛することができます。

アンドロセクシュアル/ジニセクシュアル

アンドロセクシュアル/ジニセクシュアルは、性自認に関わらず男性/女性を好きになることを指します。

最近では、性自認に関わらず男性を好きになる人は「マセクシュアル」、女性を好きになる人は「ウーマセクシュアル」とも呼ばれるようになっています。

ウーマセクシュアル・マセクシュアルの利点は、自分自身の性自認(自身の認識する性)に関係なく使えるということです。

たとえば、性自認が男性で、男性のことを好きである場合は「ゲイ」というセクシュアリティだといえます。

性自認が男性で女性のことが好き、もしくは性自認が女性で男性のことが好きといった場合、その人は「ヘテロセクシュアル」だといえます。

性自認ができていない状態では自分はどのカテゴリーになるのか、わからないことで不安に感じる方もいます。

性自認は「男性/女性」の二種類だけ、といった単純なものではありません。

だからこそ、性自認に関係なく「男性/女性を好きになるセクシュアリティ」を意味する「マセクシュアル/ウーマセクシュアル」という言葉があることで助かる人がいます。

アライ (Ally)

アライ(Ally)はセクシュアリティとは少し違いますが、自分の性自認や性的指向に関わらず、セクシュアルマイノリティに対してフレンドリーな人、差別をしない人、様々な活動を一緒に「セクシュアルマイノリティを理解・支援する」してくれる方々のことです。

LGBTQは「人としておかしくない」

LGBTQやLGBTQIA+という言葉が誕生したように、それぞれに合ったセクシュアリティを自由に主張できる風潮が広がっていますが、セクシュアルマイノリティについてよく思わない方も多くいます。

最近では、小学校・中学校・高校・大学などでLGBTQに関しての勉強も増えてきましたが、悪意の有無にかかわらず、配慮に欠けた発言や誤解・誤解を抱いてしまう人も残念ながらいます。

100人いれば100通りの性自認が存在します。100人いれば100通りの「価値観」が存在します。100人いれば100通りの「食の好み」があります。

これと同じく「どんな人に」恋愛感情を抱くのかも様々です。

このように考えを進めていくと、「人は人」「自分は自分」と考えることができるのではないでしょうか。

恋愛の仕方も人それぞれであり、キャリアや仕事の向き合い方、ライフワークバランスも含めて「多様な価値観」になりつつあります。

「多様な価値観は、世界を変える」ことができると思います。理解を完全にすることはできなくとも「認識」しておくことが大切かもしれません。自分に関係がない人と共存していても「明日は来ます」。

LGBTQ+困ること

LGBTQ+ 人々が直面する困難は、地域や文化によって異なりますが、以下のようなものが一般的に見られます。

1.差別や偏見:LGBTQ+ の人々は、性的指向やジェンダー・アイデンティティに基づく差別や偏見に直面することがあります。これには、職場や学校でのいじめ、仕事や住居の差別、偽名義での身分証明書の不備などが含まれます。

2.社会的孤立:LGBTQ+ の人々は、家族や友人からの理解や支援を受けることが難しい場合があります。これにより、社会的孤立や孤独感を感じることがあります。

3.心理的苦痛:LGBTQ+ の人々は、周囲の反応や偏見によって心理的な苦痛を感じることがあります。これには、うつ病や不安障害、自殺念慮などが含まれます。

4.アクセスの制限:LGBTQ+ の人々は、医療や法的手続きなどでアクセスが制限される場合があります。これは、専門家の不理解や差別、法的枠組みの不備などが原因となることがあります。

これらの困難に対処するためには、個人や団体の取り組み、法的な改革、教育や啓発活動が必要です。LGBTQ+ の人々は、平等な権利と尊重されることを求めることができます。

LGBTQ+同棲は難しい?賃貸など借りにくい

LGBTQ+のカップルが同棲する際に、差別や偏見による問題が生じることがあります。

不動産業者やオーナーの中には、LGBTQ+のカップルに対して差別的な態度をとる場合があります。また、地域の差別や偏見により、LGBTQ+のカップルが部屋を借りることが難しい場合があります。

さらに、法的な問題も生じることがあります。LGBTQ+のカップルには、法的な結婚やパートナーシップ制度が認められている国や地域もありますが、認められていない場合もあります。このため、財産分与や相続の問題が生じる可能性があります。財政的な問題も生じることがあります。

不動産購入の場合、LGBTQ+のカップルが共同でローンを組むことができない場合があります。また、賃貸物件では、家賃や敷金の負担が大きくなる場合があります。

これらの問題は、LGBTQ+のカップルが住居を探す際に大きな障害となることがあります。

そのため、LGBTQ+のカップルは、差別や偏見を受けない不動産業者やオーナーを探し、法的な問題を回避するためのアドバイスを得ることが重要です。

Diver(ダイバー)では、引き続き「多様な価値観で、世界を変える」自己実現を実現するための手段や情報」を提供して参ります。

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