【同性カップルの同棲準備】LGBTQ+ルール決めや必要手続きなど詳しく解説していきます!
本記事では、同性カップルの同性の準備について実体験を基に詳しく解説していきます。
- どのように同棲を始めていくのか
- 同性カップルであることを不動産会社に伝えたほうがいいのか
- ルール決めについて
- 引っ越しについて
など詳しく解説していきますので、同棲を検討している方、参考にしてみてください。
いきなりの同棲って大丈夫なの?
同棲を始めるにあたって大きな不安となるのが、まず上手くいくのかではないでしょうか。
特に付き合って間もない場合、いきなり同棲しても大丈夫なのかなといった不安があるかと思います。
結論を言うと、いきなりの同棲は少々危険です。
勿論、いきなりの同棲でも上手くいくカップルはいますが、多くの場合は失敗となってしまうケースが多い傾向があります。
異性カップルの場合、同棲から結婚に至るのは2割だけで、残りの8割は別れてしまうというデータがあります。
現状、同性カップルの場合、法律上の結婚はできませんし、異性カップルよりも別れに至る可能性は高いということもあります。
付き合ってから1年後くらいからの検討がおすすめ
同棲の検討は付き合ってから1年後くらいからがおすすめです。
1年も付き合えば、気持ちも落ち着いてきて、良い面と悪い面の両方が見えるようになってきます。
良い面と悪い面の両方を知って、その上で同棲しても大丈夫なのか、それとも別々に住んでいた方が良いのか検討してみると良いと思います。
同棲に憧れる気持ちはとても良く分かるのですが、適度に距離がある方が上手くいく関係があるのもまた事実です。
1年の間に自分たちは、どのような付き合い方が向いているのか見極めてみてください。
一緒に過ごす時間を増やして生活スタイルが合っているのか確認してみる
同棲を決める前に、土日だけはお泊りありで一緒に過ごすなどして、半同棲的な生活を楽しんでみると良いと思います。
一緒に暮らすことが相性の良い2人であれば、自然とその関係が居心地良くなって、ほとんど同棲みたいな生活になっていく場合もありますし、一緒に住む場合の相性が良くない場合には、居心地の悪さなどを感じると思います。
同性カップルの同棲準備その①:同棲意思の確認
まず同棲意思の確認を行いましょう。
直接「同棲しない?」と、聞くよりは、転職のタイミングだったり、賃貸の契約の更新タイミングだったりを理由に、同棲を提案するのが良いです。
突然「同棲しよう」だけだと重たく感じる場合もあるので
- 転職で職場の近くに引っ越ししたいと思ってるんだけど、一緒に家探さない?
- もうすぐお部屋の契約更新なんだけど、一緒にお部屋探して一緒に住まない?
など、何かをきっかけにして同棲を提案するのが良いかもしれません。
実際、同棲に至った経緯を聞いてみると、入学や転職、契約更新のタイミングが多いです。
同棲意思の確認をしたら、お互いがその選択に責任を持つようにしましょう。
同性カップルの同棲準備その②:借りたいお部屋の条件を決める
同棲意思の確認をしたら、次にどの様なお部屋に住みたいのか意見を出し合っていきます。
この時、最初から現実的に考えすぎると、意見の衝突など起きてしまう可能性があるので、特に何も考えずに自分が住みたいお部屋の条件を、思いつく限り出していくと良いです。
その後に意見をまとめて、どの様なお部屋を選べば双方の希望をなるべく多く叶えられるのか考えてみましょう。以下に、よく希望される条件を紹介します。
- 通勤、通学時間はどれくらいまでが許容範囲なのか
- 間取り
- お風呂とトイレは一緒でも良いのか、別が良いのか
- 1Fでも良いのか、2F以上が良いのか
- アパートでも良いか、マンションが良いか
- 防犯はどの程度のレベルを求めるのか
- 将来的に犬や猫をお迎えしたいと思っているのか(お迎えしたい犬種の大きさによっても借りられるお部屋が変わってきます)
- 駅からの距離はどのくらいまでが許容範囲なのか
- 家賃はどれくらいを目安にするのか
1LDK→ずっと一緒にいても大丈夫な2人向き
2DK→家賃を抑えて自分だけの部屋を持ちたい
2LDK→広々とした環境で同棲したい
同性カップルの同棲準備その③:同棲生活のルールを話し合ってみる
ルール作りなんて必要ないという意見もありますが、後々余計なストレスを作らないようにする為にも、最初にルールは作っておいた方が良いと思います。
家賃や生活費の支払いルールを決める
家賃や支払いのルールはとても大切なので念入りに話し合いをしましょう。
基本的に後から変更はトラブルになりやすくストレスも大きくかかるので難しいです。1度決めたら、しっかりとルールを守れるように徹底していきましょう。
- 家賃を半分ずつ出していくのか、それとも収入によって割合を変えるのか
- 支払いはどのようにして行っていくのか?(共通口座を作ってそこから引き落とししてもらうなど)
同棲をすると、生活費が一人暮らしのときの倍になるわけではなく、むしろ一人当たりの支出額が低くなります。
つまり同棲は、彼氏・彼女と一生に過ごせる時間が長くなるだけでなく、節約ができたり、将来に向けた貯金ができたりするというメリットがあります。
家事分担のルール
家事分担のルールも予め決めておきましょう。
流れに任せるという方向性でも良いかもしれないですが、意外とトラブルになりやすいです。実際、僕も家事で喧嘩になったことがありました。
- 食事はどっちが作る?(毎日交代にする?週毎にする?料理によって変える?)
- 掃除はどうする?
- 洗濯はどうする?
- ゴミ捨てはどうする?
この様なことを決めておくのもポイントです。
お互いのストレスポイントを把握する
日常生活でどの様なことにストレスを感じるのかお互い話し合っていきましょう。
SUUMOのアンケートによると
- 一人の時間が減ったこと
- 友人との付き合い方
- 帰宅時間に気を使う
- 食事の好みが合わない
- 見たいテレビ番組が合わない
- 性格が合わない
- エアコンの温度設定が違う
- 掃除の頻度・方法が違う
- 時間の使い方が合わない
- 家事の役割分担に不安
- トイレの使い方
- 洗濯の頻度や方法が合わない
といったことに同性カップルはストレスを感じることがあるそうです。
実際のアンケートを見るとゲイカップルとビアンカップルでちょっとずつストレスの感じるポイントが違いました。詳しくご覧になりたい方は、SUUMOのアンケートを見てみてください。
可能であれば、喧嘩した時には極力次の日には持ち込まないようにするなど、ルールを作っておくと良さそうです。
同棲解消するときにはどうするかも決めておく
同棲解消するときのことも予め話し合っておきましょう。
同棲始める前にこのようなお話はしたくないかもしれないですが、話し合っておかないと後々大変なことになってしまう可能性があります。
- 片方が出ていったことで家賃が払えなくなってしまう
- 2人で犬や猫をお迎えしたけど、どちらも引き取れなくて押し付け合いになってしまう
- 家具の分配はどうするのかなど
お互いに次のお部屋が決まるまでは同棲は解消しないなど決めておくと後々安心です。参考にしてみてください。
同性カップルの同棲準備その④:不動産会社に希望を伝える
住みたいお部屋の条件が決まってきたら、不動産会社に伝えて実際にお部屋探しに入っていきます。
ここでは同性カップルが同性する場合、どのように不動産会社を選んでいけば良いのか解説していきます。
1.SUUMOやHOME’Sなどのポータブルサイトから希望物件に問い合わせする
現状、最もオーソドックスな方法かと思います。
この様なポータルサイトを使うメリットは物件の多さにあります。細かく条件指定ができるので、自分たちの理想とするお部屋に近いお部屋も見つけやすいでしょう。
最近はLGBTフレンドリーの選択肢も出てきてゲイカップルやビアンカップルも利用しやすくなってきました。
しかし、それほど機能していないのが現状で、LGBTフレンドリーの条件でお部屋を探したのにも関わらず、対応してもらえなかったり、全く理解のない不動産会社にあたってしまう場合もあります。
2.住みたい街の不動産会社に直接聞きにいってみる
街中にある個人経営の不動産会社などに直接行ってみるのも1つの手です。
地域特化の不動産会社には、不動産会社のネットワークには載っていない地域特化の不動産会社だからこそ持っている情報がある可能性があります。
基本的に同性カップルは同棲を希望しても不動産の現場上ではルームシェアの扱いとなってしまうのですが、関係性を伝えることで同棲向けのお部屋を紹介してもらえるようになる可能性があります。
対応によっては2人の関係性を不動産会社に伝える(カミングアウト)の必要があるのがデメリットと言えます。
3.LGBTフレンドリーな不動産会社に問い合わせしてみる
LGBTフレンドリーな不動産会社に相談してみるのも1つです。
当事者によるLGBTフレンドリーな不動産会社は、ゲイやビアン、トランスジェンダーその他のセクシュアルマイノリティで構成されていることがあるので、カミングアウトなども特別必要なく、自然と同棲について相談することができます。
自分たちの関係性を不動産会社に伝えるのが難しい場合、LGBTフレンドリーな不動産会社に頼ってみるのも良いでしょう。
当事者によるLGBTフレンドリーな不動産会社を見分けるには、「当事者による」と書かれていたり、顔出しがあるかを見ると良いかもしれません。
同性カップルの同棲準備その⑤:引っ越しを終わらせる
不動産会社に条件を伝えて、内覧をしてお部屋が決まったら、引っ越しの段階へと入っていきます。この段階で行うことは下記の通りです。
引越業者の選定と引越日の確定
いくつかの引っ越し業者に連絡をとり見積もりを出してもらいましょう。
1つの業者に頼むより、複数の業者に見積を出してもらった方が、引っ越し費用を抑えられるようになる可能性があります。
引越し日は引越し業者の予定との兼ね合いもあるので、希望日にできないこともあります。お部屋が決まったらなるべく早く、引っ越し業者に連絡しましょう。
管理会社へ連絡を入れる
現在住んでいるお部屋が賃貸物件の場合、管理会社へ連絡する必要があります。連絡の際には下記のような内容を話し合います。
- 退去予定日
- 退去立会日について
- 最終月の家賃や管理費、光熱費について
- 鍵について
立ち会いは全ての荷物を運び出してからでないと行えないのでご注意ください。
不用品の処分
新しいお部屋に持っていかないような大型の家具や家電製品などは処分していきます。この際、自力で運び出すのが難しい場合には、処分業者に取りに来てもらいましょう。
3月〜4月は、引っ越しシーズンに合わせて、こういった業者も忙しくなるので、なるべく早く連絡するのが良いです。
転出届の提出
転出届は、市区役所などで提出する書類です。転出予定日と転入予定日などを記載して報告します。
2週間前から転出届けは受け入れてもらえますが、窓口が混み合う場合もあるので、転出届けも早い段階で準備しましょう。
転出届を出した際にもらえる転出証明書は、転居先の役所に提出しなければならない書類なので紛失しないようにしてください。
最近は、マイナンバーカードの申請で転出届の提出が可能です。
郵便物の転送手続き(必要であれば)
郵便物が引越し前のお部屋に届いてしまうのが不安な場合には、郵便局のサービスを利用しましょう。郵便局に転居届を出すことで、引越し前のお部屋に届いた郵便物を、新しいお部屋に転送してもらうことができます。
インフラ関係の手続き
引っ越しの1週間〜2週間前になったら、ガスや電気、水道といったライフライン系の手続きを行っていきます。これらの手続きはインターネットからも行うことができるので、なるべく早い段階で終わらせておきましょう。
インターネット回線や電話回線は引越し日が決まった段階で手続きができます。スマホなどのキャリアに登録してある住所も新しい住所に変更する必要があります。
金融機関関係の住所変更の手続
銀行やクレジットカード、生命保険といった金融関係に登録してある住所も、変更する必要があります。
意外と忘れがちなので、インフラ関係の手続きを行う際に、一緒にやってしまいましょう。
その他
引っ越しの際に行う、その他の手続きなどを簡単に紹介します。
- パスポートの住所変更手続き
- 運転免許証の住所変更手続き
- ペットの登録事項変更手続き
- 不動産登記の住所変更手続き
これらの登録住所の変更も必要となります。お忘れなく。
まとめ
本記事では同性カップルの同棲について解説させていただきました。同性カップルの同棲において最も大変なところはお部屋探しだと思います。
不動産会社に同性カップルであることを伝えるのが難しく、中々思っているお部屋が見つからないなどありましたら、LGBTフレンドリーな不動産会社に頼ってみるのも検討してみてください。
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