【医療系コンサルへの転職】未経験の場合は?経験者におすすめしたい企業を徹底解説
医療系コンサルに求められる人材要件
医療系コンサルは、医療関連業界出身者・医療分野のコンサルティング経験者を中心に採用しています。
MRをはじめとする製薬・医療機器業界の出身者・薬剤師・看護師・医療事務業務の経験者などが好まれる傾向があります。
医療業界の実務に関する見識や、医師とのコミュニケーション能力が重視されています。年齢が若ければ、他領域のコンサルティングファームからの採用も行っています。
医療コンサルタントとは
医療コンサルタントとは、医療分野に特化したコンサルティングを行うコンサルタントのことです。
医療機関(大学病院・クリニック・医療法人など)や医療・ヘルスケア関連企業(製薬・医療機器メーカーなど)に対して、経営面で抱える問題解決の支援を行うことが医療コンサルタントの大きな役割です。
医療機関向けといっても病院特化・クリニック特化のコンサルタントもあれば、戦略立案や業務効率化によるシステム導入支援、人事制度設計などコンサルティングファームによって提供サービスの範囲は異なり、様々な役割を持った医療コンサルタントがいます。
各コンサルティングファームが強みとする領域・提供するサービスの範囲といった複数の理由から該当ポジションの求人募集を行うため、複数企業の求人の業務内容を確認すると医療コンサルタントの仕事をイメージしやすいでしょう。
医療コンサルは出張が多かったが今は効率を重視
元々、医療コンサルは全国の病院や地方自治体をクライアントとした場合、出張してプロジェクトを遂行する場面が多くありました。
ただ、コロナ禍を受けリモートワークの普及が進み「効率的に働く環境が整ってきている」という現役コンサルの声を多く聞きます。また産休育休や時短勤務などを積極的に活用し、コンサルタントのライフステージに合わせた機会を提供するファームが増えている印象があります。
ただし、グローバルプロジェクトや納期が近い場合などには、時差のある中での不規則勤務や労働時間が増えることはあるため、面接時や入社前に認識の齟齬が無いよう確認が必要です。
コンサルティングファームは学歴を一定重視する
ファームによって重視する学歴レベルは様々ですが、特に外資系や戦略系のコンサルファームは学歴を重視する傾向にあります。
ファームの募集要項には、「4年制大学卒業」程度の学歴要件しか書いていないことがほとんどですが、エージェント側に公開されている裏情報では、学歴基準があります。
- 東京大学
- 京都大学
- 一橋大学
- 東京工業大学、旧帝大(北海道、東北、名古屋、大阪、九州)
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
- GMARCH以上
ファームが求める「高学歴」の基準は、海外有名大学をはじめ、国内であれば上記の大学がメインターゲットになります。※ここに挙げていない大学がNGということではありません。あくまでもメインとしてターゲットになることが多い大学です。
医療系のコンサルティング業務では、高学歴な方々に対してコンサルティング業務を行うため、一定の学歴を求める傾向にあります。
未経験者は何歳まで?コンサルティングファームに転職するのであれば25〜28歳が狙い目
未経験でコンサルティング企業に転職する場合、25歳〜28歳前後までというのが一般的な目安です。(社会人経験3年以上)
28歳を超えるとコンサルティングファーム内の組織ではマネージャーが増えてくることから未経験を採用するメリットが少なくなります。
一方で、親和性がある経験スキルがあれば、年齢は関係なく、自社での活躍が期待できる経験や知識がある人なら、積極的に受け入れていきたいというスタンスを持つ企業がほとんどです。
採用選考においては、個々の持つ専門性、過去の実績や経験が重視されます。
コンサルタントとしての経験はなくとも、自社(コンサルティング会社)が注力しているプロジェクトの分野に精通している場合は内定を掴みやすい傾向があります。
コンサル転職で後悔する人・失敗する人の特徴
多くの方を支援する中で「コンサル業界への憧れが強い方」は後悔する可能性があります。
自身が想い描いていた「コンサル像」とはかけ離れた仕事内容だったため、理想と現実のギャップがありすぎてしまった例です。
コンサルタントは華やかで経営者に提言しているイメージを持たれている方も多いのですが、実は泥臭い業務が多く、特に若手の場合には仮説のためのファクトを集めるためのリサーチ、プレゼン資料などの作成などが多いです。
また時にはハードワークをしなければいけない時もあり、自身が思っていたワークライフバランスを実現できなかった、というケースもあるようです。
「なぜ現職ではなく、コンサルタントなのか」、「なぜ今のタイミングなのか」、「コンサルタントになって何をしたいのか」をしっかりと言語化しておきましょう。採用側も「憧れがないか?」を確認する面接になりますので、しっかり対策をしましょう。
医療系コンサル出身者のネクストキャリア・転職先
医療系コンサルティングファーム出身者の転職先は、他領域のコンサルティングファームへの転職、医療機関への転職、独立などの選択肢があります。
一般的に、病院や医療機関の経営は、民間企業の経営とはかなり異なる面があると認識されています。そのため、医療系コンサルティングファームの出身者は、企業向けのコンサルへの転身において、若干ハードルが高くなっています。
他領域のコンサルティングファームでのキャリアを検討する場合は、あまり年齢が高くならないうちに転職活動することをお奨めします。
ただし、総合系コンサルティングファームやシンクタンク系コンサルティングファームにある医療系コンサル部門へ転職する場合は、即戦力人材として高い評価を受けるため、年齢が高くなってからの転職も十分に可能です。
病院をはじめとする医療機関に転職した場合、企画管理部門などでの活躍が見られます。その他、独立して病院向けのコンサルティングを行う人も多くいます。
病院向けのコンサルティングはプロジェクト規模が比較的小さく、一人または少人数のコンサルタントで対応可能であることから、独立というキャリアを選択しやすくなっています。
代表的な医療系コンサルティングファーム
代表的な医療系コンサルティングファームはある程度リサーチしておきましょう。
- KPMGヘルスケア
- ヘルスケアシステムズ
- ユカリア(旧キャピタルメディカ)
- グローバルヘルスコンサルティング
- メディカルクリエイト
- CDIメディカル
- アルテディア
- サイプレス
そのほか、医療系コンサルティングファーム・事業会社にてヘルスケなどを展開する企業などを確認されることをおすすめします。
コンサルティングファームへの転職はエージェント利用をおすすめしたい
コンサルティングファームは優秀な人材を求めている傾向が強く、応募の段階で求めているラインに達しているかどうかを厳しくジャッジされます。
コンサルティング業界に強みがある転職エージェントであれば、これまでの経歴や将来のキャリアプランなどから最適なコンサルティングファームの紹介や豊富な支援実績から選考フローで重視されているポイントなどのサポート体制が充実しています。
またコンサルティングファームへの転職は、ケース面接があるため、特化型のエージェントの利用はおすすめです。
コンサルティングファームの選考ステップは、ファームによって選考フローは変わってきますが概ね、書類選考 → (Webテスト) → 面接(2~3回) となっており、多くのファームがオンラインでのリモート面接で、最終面接のみ対面で行うファームが多い傾向です。
一部ファームでは、面接が5,6回と多い場合や、途中にケース面接、フェルミ推定、さらには個社特有の課題を課す場合もありますので、 ここはコンサル業界を良く知る転職エージェントに聞いてみると良いでしょう。
20代〜30代:コンサルティングファームへの転職に強い【MyVision】
MyVisionはアクセンチュアやBIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)といった 外資系コンサルティングファームや ベイカレントコンサルティングといった国内の人気ファームへの転職支援が強いコンサル業界特化の転職サービスです。
コンサルファーム経験者が支援:アサイン
アサインは、創業メンバーが全員コンサルファーム出身で構成されており、コンサルティングファームを中心に質の高いサービスを提供しています。
・Bizreach コンサルティング部門 2020 MVP受賞
・外資系転職「Liiga」転職支援実績 No.1
・マイナビ Matching of The Year 2019
創業メンバー全員がコンサルファーム出身者であり、ファーム毎の違いや対策に強みがあります。また機械的な求人紹介ではなく、目指す姿から逆算したキャリア戦略を考えた提案し定評があります。