CMO(マーケティング最高責任者)になるための経験・スキルやキャリアパス

ハイクラスの転職支援経験を活かし、今回はCMOの転職についてお伝えしたいと思います。
CMOは企業にとって、重要なポジションです。CMOに転職するためにはキャリアパスを意識する必要があり、現職でどのような仕事や経験に携われるのか?という点が非常に重要になります。
CMOとは?役割と仕事内容
CMOとは「Chief Marketing Officer」の頭文字をとった言葉になります。
日本の会社におけるCMOは、「役職の呼称」となります。
役割としては、決裁権を持ち、現場から上がってきた案件や提案内容に関して判断決断を行います。
市場や消費者の購買行動が急速に変化する中、企業にもマーケティング活動の改革が求められています。テレビや雑誌などのマスメディアに加え、インターネット広告、ソーシャルメディアなどオンラインを活用するマーケティング戦略・施策をおこないます。
戦略を策定したとしても、実行に移されなければ意味がありません。
そのために必要なことがマーケティング組織を変革し効率的なマーケティングの実行環境を作りあげることです。
チームメンバーの活動をマーケティング戦略にマッチさせるために、ポジション毎に必要なスキルセットや人材要件を定め、採用をおこない、必要なツールや研修を用意するのもCMOの仕事です。
効率的な意思決定ができるよう全社で活用するデータベースを整備し、MA(マーケティングオートメーション)やCRMを導入するなど、スピーディーに実務を行うための環境作りも欠かせません。
BtoBとBtoCのCMOは役割が違う
当たり前なことですが、扱う「商材」が違えば、マーケティングの戦略・打ち手が変わります。
戦略や打ち手が変われば、企業から求められる経験スキルが変わってきます。
例えば、toB向けのマーケティングは、自社の商品・サービスのジャンルに関心がある事業者を対象とした展示会、セミナー、イベント、電話営業などがよく行われています。
昨今では、オンライン上で商品説明会や企業説明会を行うウェビナーも効果的です。
一方で、toC向けのマーケティングであれば、マス広告を中心としたプロモーションやタイアップキャンペーンやSNS広告、インフルエンサーマーケティングなどの施策も検討ができます。
同じプロモーションでも法人向けであれば、タクシー広告やFacebook広告での露出が増えるなど、扱う商材でマーケティング戦略が変わるため、今後のキャリアでどのようなCMOを目指すか考えておくことをおすすめします。
CMO の気になる平均年収は?目指すべき年齢は?
日本国内でCMOを設置している企業は、非常に少なく、国内のCMO年収については統計的な判断をするのが難しいのが実情です。
転職市場の相場だと役員クラスなるため、高いところで2,000万円以上の年収も見込めます。
マーケターの年収が500万~800万円の相場なため、CMOクラスでの年収相場は800万~1,500万円程度になる傾向があります。
CMO に求められるスキルや経験は?
PDCAサイクルをまわしながら再現性をもって事業を拡大するスキル経験が求められます。
全体のマーケティング戦略を考えるため、toC、toBで施策が変わります。
事業を構成する要素を適切な粒度で因数分解しながらKPIを設定し、それらのKPIや先行指標をモニタリングして成果に結びつけるのが重要です。
また、マーケティングの実務では、さまざまなデータを取り扱います。いかに効率的に必要なデータを抽出し、判断材料とできるかが経営での意思決定のスピードを左右します。
CMOにはデータを駆使するスキルも必要なため、データ活用の素養も欠かせません。
toCサービスのマーケティング責任者
コミュニケーション戦略の企画~実行経験、マーケティング施策での数値やリサーチ結果などをもとに分析を行い、KPIの設計や効果検証を行った経験が求められる傾向があります。
- EC運営の経験
- 事業会社におけるオフラインマーケティング、もしくはマス広告領域における業務経験
- CRM(顧客分析・メルマガ・販促キャンペーン・アプリ内リピート施策など)の企画・実行~効果測定までのご経験
- 運用型広告(DSP、リスティング、Youtube等)やアフィリエイトの業務経験
- プロモーションプランニングをはじめとしたWEBマーケの責任者としてメンバーマネジメントや、ブランドマネージャーとしての経験
- 広告CR、LP、販促物のディレクション経験
企業によりますが、上記のような経験が求められる傾向があります。
toBサービスのマーケティング責任者
BtoBマーケティングに関わる業務全般の企画・ 運営戦略立案 ・市場調査、施策実行、アクセス分析・効果測定による改善など(例:SEO、リスティング広告運用、広告メディアの選定、マーケティングチャネルの開拓、展示会、セミナーなど)を行います。
- Bto Bマーケティングに関わる業務全般の経験
- オンライン施策(Web、SEO、広告運用、メールDM配信)、オフライン施策(展示会、セミナー)などの企画の立案のなど経験
- マーケティング部門でのマネージャー・責任者のご経験
- CRM/MAツールを用いたマーケティング経験
企業によりますが、上記のような経験が求められる傾向があります。
CMO になるためのキャリアパスは?
最低でも部長以上の役職経験が必要
CMOには、最高責任者たるリーダーシップが必要です。
ボードメンバーとして経営層に数えられるポジションのため、マネジメントの実務経験は必須です。リーダーとしての経験という意味で、企業規模に関わらず最低でも部長職以上は経験しておく必要があります。
20代など若くからキャリアを磨く
最終的なキャリアとしてCMOを目指すなら、若手社会人や学生など早いうちからキャリアを磨いておくことも大切です。
何となく広告業界に就職したから、あとはCMOになれるチャンスを待つのみという姿勢ではなく、上位の企業への転職や同じ会社でもより大規模なプロジェクトに関わるなど20代でのキャリアも無駄にしないようにしましょう。
マーケティング職からCMOへ
CMOになる一番王道なルートはマーケ職からCMOへの昇進です。
転職支援していてもこのキャリアを持つ求職者が最も多く、CMOとしても十分活躍できると言われています。
営業職⇒マーケティング職⇒CMOへ
次に多い経歴は営業職で現場を経験し現場経験を養い、マーケティング職にキャリアチェンジして最終的にCMOになるというパターンです。
CMOになる前のマーケティング職には現場の状況を把握しておくことも大事で、営業職として現場の状況を理解した上で、マーケティング戦略に役立て成果を出し、最終的にCMOというケースも多いです。
とはいえ、営業からマーケティングに移動する場合は、数値分析、地頭の良さ、法人営業経験、デジタルスキル、などが一定必要になるため簡単ではないです。
現職で勤めている企業での経験が非常に重要なため、不安な方は市場価値も含めて手前味噌ではありますが、転職エージェントに相談されるのも良いかもしれませんね。
客観的な視点でアドバイスをさせて頂くのが我々の仕事ではあります。
商品企画職⇒マーケティング職⇒CMOへ
最後は、商品企画職で自らが商品やサービスを考えリリースしてマーケティング職に異動し最後にCMOになるパターンです。商品企画職は商品やサービスをリリースするために、マーケティングを一緒に行うことが多く類似性があります。
典型的な3つのパターンがありますが、このいずれにおいてもキーはマーケティング職をどこかのタイミングで経験するということです。
CMOへの転職を考えている方へ
CMOは一足飛びになれるポジションではありません。
CMOになるには、現状と目標とのギャップを理解し、それを埋めるためにどんな経験が必要かを逆算する必要があります。
近年は、オンオフ統合のマーケティングエージェンシーも人気です。
事業会社でのCMOは憧れる部分もあるかと思いますが、「オンオフ統合型のマーケティング」「ストラテジックプランナー」は事業会社より年収が高いケースがあります。
事業会社はマーケティングの施策が限られることも多いため、自身のキャリアを狭める可能性があります。
上流から下流まで一気通貫で対応したい場合は、支援会社にて経験を高めるのも1つだと感じます。
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