20代営業経験者必見!?【営業経験を活かす転職】営業職からのキャリアステップを転職支援のプロが伝えます
【ELTVとは！？】なぜ重要？数値が低い場合のリスクは？
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Profile
転職エージェントとしてこれまで4000名以上のキャリア支援に従事。CxO人材・営業職・マーケティング職・管理部門（人事・法務・経理・弁護士・税理士など）幅広く支援。
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ELTVとは！？
ELTVとは、Employee Life Time Valueの略称で、従業員の生涯価値を指す経営指標です。
従業員が企業で働く期間において、企業にどれだけの価値を生み出してくれるかを測定することで、企業が従業員に対して適切な投資を行い、長期的な人的資本の育成につなげることができます。
具体的には、従業員の採用から定着までの過程でかかるコストや、従業員の能力開発や福利厚生などの投資によるリターンを計算することが含まれます。
ELTVを重視することで、企業は従業員の長期的な働きやすさを考慮し、持続的な成長を目指すことができます。
ELTVはなぜ重要か？
ELTVは、従業員が企業にとどまる期間とその従業員が企業にもたらす価値を評価する指標であり、従業員の定着度合いを示す重要な指標の一つです。
ELTVが高いほど、従業員が長期間にわたって企業で働き続け、企業にとって価値を生み出すことが期待されます。
そのため、企業にとっては従業員の定着率を高めるための施策や、従業員のスキルやモチベーションを向上させるための取り組みが重要になります。
また、ELTVを分析することで、企業の人事施策や従業員管理に関する問題点や改善点を見つけ出し、組織の改善につなげることができます。
ELTVを計測するには？
ELTVを計測するためには、以下の指標を把握する必要があります。
- 総額売上高（Total Revenue）
企業全体の総売上高 - 平均顧客生涯価値（Average Customer Lifetime Value）
1人の顧客が企業に与える平均的な利益額 - 平均顧客生涯（Average Customer Lifetime）
1人の顧客が企業にとどまる期間 - 顧客獲得コスト（Customer Acquisition Cost）
1人の顧客を獲得するための費用
これらの指標から、ELTVを以下の式で計算することができます。
ELTV = (平均顧客生涯価値 x 平均顧客生涯) – 顧客獲得コスト
ELTVを把握することで、企業は顧客獲得にかかるコストを見直し、長期的な視点でビジネスを展開するための戦略を立てることができます。
ELTVの数値が”低い場合”の組織におけるリスク
ELTVの数値が低い場合、以下のようなリスクがある可能性があります。
- 人材の定着率が低下する
ELTVが低いということは、従業員が長期間勤め続ける意欲が低く、定着率が低下する可能性があります。 - 人材の採用コストが増加する
従業員の離職や定着率の低下により、人材の採用コストが増加する可能性があります。 - パフォーマンスや生産性が低下する：ELTVが低い場合、従業員がモチベーションを失い、業務に対する取り組みが低下し、パフォーマンスや生産性が低下する可能性があります。
- ブランドイメージの悪化
離職率や定着率が低下し、人材採用のコストが増加することで、企業のブランドイメージが悪化する可能性があります。 - 組織文化の低下
従業員が長期間勤め続ける意欲が低下し、離職率や定着率が低下することで、組織文化の低下が起こる可能性があります。
以上のように、ELTVの数値が低い場合には、企業に様々なリスクが生じる可能性があるため、定期的なELTVの計測と改善が重要となります。
ELTVを導入する上での障壁はある？
ELTVを導入する上での障壁としては、以下のようなものが考えられます。
- データの収集と分析に関するスキルやツールの不足
ELTVを正確に計測するには、膨大な量のデータを収集し、分析する必要があります。組織に必要なスキルやツールが不足している場合は、正確なELTVの計測が困難になる可能性があります。 - 従業員のプライバシーの問題
ELTVを計測するためには、従業員のパフォーマンスや行動に関するデータを収集する必要があります。しかし、個人情報保護法などの法的規制により、プライバシーの問題が生じる可能性があります。このため、ELTVの計測にあたっては、従業員の同意やプライバシー保護に十分な配慮が必要です。 - 経営陣の意識や関心の不足
ELTVの計測や分析には、経営陣の強い意識や関心が必要です。しかし、経営陣がELTVの重要性を認識していない、または十分な関心を持っていない場合は、ELTVの導入や活用が進まない可能性があります。 - 組織文化や風土の問題
ELTVの計測や分析には、従業員のデータに加えて、組織文化や風土に関する情報も必要です。しかし、組織文化や風土がデータ収集や分析に適していない場合は、ELTVの計測が困難になる可能性があります。
以上のように、ELTVを導入する際には、さまざまな障壁が存在することがあります。しかし、これらの障壁を克服し、正確なELTVの計測や分析を行うことで、組織の人的資本を最大限に活用することができます。
組織サーベイを導入する上で注意しなければならないこと
組織サーベイを導入する上で注意すべきことは以下の通りです。
- 目的を明確にすること
サーベイの目的や範囲、対象とする人員などを明確にし、実施前に全体像を把握しておくことが大切です。 - 匿名性を確保すること
回答者が個人情報や意見を特定されることのないよう、回答の匿名性を確保することが求められます。 - 調査内容の設計を慎重に行うこと
調査項目の設計は、組織の課題や目的に合わせて慎重に行うことが必要です。質問項目が不適切である場合、回答者からの信頼性が損なわれる可能性があります。 - 回答率を高めること
回答率を上げるために、回答期間や回答方法を検討することが必要です。また、回答者が調査に対して意欲的に参加できるような工夫をすることも重要です。 - 調査結果の分析と活用を行うこと
調査結果を適切に分析し、改善策を検討することが求められます。また、組織全体に共有し、従業員の意見を取り入れることで、組織の課題解決や改善につなげることができます。
運営
転職エージェントとしてこれまで4000名以上のキャリア支援に従事。CxO人材・営業職・マーケティング職・管理部門（人事・法務・経理・弁護士・税理士など）幅広く支援。
現在は人事コンサルとして組織課題を解決。これまでの経験を活かし、就活生・転職希望者向けに＜プロ＞が執筆したキャリア支援メディアを運営。
