【アパレル業界(販売員)から転職】中途採用・就職・面接対策・気になる年収・転職難易度をプロが解説
「アパレルから転職」ガイドブックをお読みいただき、ありがとうございます。
本書は、アパレル業界で培った経験とスキルを活かし、新たなキャリアに挑戦しようとする方々をサポートするために作成されました。
アパレル業界は、クリエイティブなセンスや顧客対応能力、トレンドに対する敏感さなど、多様なスキルが求められる魅力的な業界です。しかし、さらなる成長や新しい挑戦を求める方々にとって、他の業界への転職はキャリアアップの大きなチャンスとなります。
本書では、アパレル業界からの転職に役立つ具体的な情報を提供します。転職市場の現状、適した職種や業界の紹介、効果的な自己PRや職務経歴書の書き方、面接対策など、実践的なアドバイスを盛り込みました。皆様が新たなキャリアで成功するための手助けとなることを願っています。
アパレル業界からの主な転職理由
アパレル業界からの転職理由にはさまざまなものがありますが、以下に主な理由をまとめます。
1. 労働環境の改善
アパレル業界は、長時間労働や不規則な勤務時間が多いことで知られています。特に、販売職ではシフト制勤務が一般的であり、週末や祝日に休むことが難しい場合もあります。このような労働環境の厳しさから、ワークライフバランスを求めて転職を希望する人が多いです。
2. キャリアアップの限界
アパレル業界内でのキャリアパスが限られていると感じる人もいます。例えば、販売職からマネージャー職への昇進は限られたポジションしかなく、キャリアの停滞を感じることがあります。新しいスキルを学び、より広範なキャリアの可能性を追求するために、他業界への転職を選択する人もいます。
3. 給与や待遇の向上
アパレル業界は給与水準が他の業界に比べて低いことが多く、経済的な理由で転職を考える人も少なくありません。特に、販売職では基本給が低く、インセンティブも店舗の売上に左右されるため、安定した収入を求めて転職を検討するケースが見られます。
4. 専門性の発揮
アパレル業界で培ったスキルや経験を他の業界で活かしたいという意欲も転職理由の一つです。マーケティング、販売戦略、顧客対応などのスキルは、他業界でも高く評価されます。特に、マーケティングやリテールマネジメントなどの分野では、アパレル業界の経験が非常に有利に働きます。
5. ライフステージの変化
結婚や出産などのライフステージの変化に伴い、働き方を見直す人もいます。アパレル業界の仕事は体力を必要とすることが多く、特に販売職では長時間の立ち仕事が一般的です。家庭と仕事の両立を図るために、転職を決断する人も多いです。
6. クリエイティブな挑戦を求めて
デザインやファッションへの情熱を持ちながらも、アパレル業界内でのクリエイティブな機会が限られていると感じる人もいます。よりクリエイティブな分野での挑戦を求めて、例えば広告業界やデジタルコンテンツ制作など、他のクリエイティブな職種に転職するケースもあります。
アパレル業界からの転職理由は、労働環境の改善、キャリアアップの限界、給与や待遇の向上、専門性の発揮、ライフステージの変化、クリエイティブな挑戦を求めることなど、多岐にわたります。これらの理由を踏まえて、自身のスキルと経験を活かせる新しいキャリアを見つけることが重要です。
アパレルから転職:転職理由の伝え方
アパレル販売員から転職する方の傾向としては、転職理由がネガティブな形で伝わりやすいことです。
上記のような理由で問題はありません。労働環境がきつい、給料が低い、など現職への不満があるから転職をします。ただ、ネガティブな転職理由をそのまま伝えると採用担当に悪い印象を与えてしまうため、伝え方がポイントになります。
アパレル業界からの転職理由を前向きに伝えることは、採用担当者に対してポジティブな印象を与えるために重要です。
転職理由の例文(アパレルから他業界への転職)
例文1: 新しいスキルの習得とキャリアアップを目指して
「アパレル業界で10年間勤務し、顧客対応やマーケティング、トレンド分析などのスキルを身につけました。特に、顧客ニーズを正確に把握し、商品企画や販売戦略に反映させる経験を通じて、消費者の行動を理解する力を養いました。今後は、これらのスキルを活かして、新しい分野での挑戦を通じてさらなるキャリアアップを目指したいと考えています。特に、デジタルマーケティングやデータ分析の分野で専門知識を深め、貴社の成長に貢献したいと思っています。」
マーケティング領域は未経験で挑戦するのは難しく「無形法人営業」の経験・SNSマーケティングの知見が必要になります。給与を払ってもらえるレベルかどうか、面接でアピールが必要です。
例文2: クリエイティブな能力を発揮するため
「アパレル業界での10年間、デザインや商品企画に携わり、クリエイティブなスキルを磨いてきました。特に、新商品の企画や展示会の企画運営など、クリエイティブな業務において多くの成果を上げてきました。これらの経験を活かし、より広範なクリエイティブ分野での挑戦を求めています。貴社のマーケティング部門では、革新的なアイデアと戦略を持ち込むことで、ブランド価値の向上に貢献できると確信しています。」
例文3: 成長市場での挑戦
「アパレル業界での豊富な経験を通じて、消費者行動やトレンドに対する深い理解を得ることができました。これを踏まえ、今後は急成長しているデジタルマーケティングやEコマースの分野でのキャリアを築きたいと考えています。これらの分野では、迅速な市場対応力と顧客視点が重要であり、アパレル業界で培ったスキルを十分に活かせると感じています。貴社で新たな挑戦を通じて成長し、企業の成長に貢献したいと考えています。」
アパレルから転職、営業職への転職理由の例文
「アパレル業界で10年間勤務し、多くの経験を積むことができました。特に、顧客対応やトレンド分析、商品企画に携わる中で、消費者のニーズを理解し、それに応じた提案を行うスキルを磨きました。これらの経験を通じて、顧客と直接関わり、そのニーズを満たすことで成果を上げることに大きなやりがいを感じてきました。
営業職への転職を考えた理由は、これまでに培ったコミュニケーション能力と問題解決能力を活かし、さらに自分のキャリアを発展させたいと考えたためです。アパレル業界での経験を通じて、顧客の要望を的確に把握し、それに基づいた商品提案やサービスの提供を行ってきました。このスキルは、営業職においても非常に有用であると確信しています。
また、営業職は結果が数字で明確に表れるため、自分の努力が直接的に評価される点に魅力を感じています。具体的な目標を設定し、その達成に向けて戦略を立て実行することに大きなモチベーションを感じます。アパレル業界での経験を通じて培った粘り強さと向上心を活かし、営業職としてさらなる成長を目指したいと考えています。
貴社の営業チームでは、顧客との信頼関係を築きながら、製品やサービスの価値を最大限に引き出すことが求められると理解しています。これまでのアパレル業界での経験を活かし、顧客のニーズを的確に把握し、満足度を高めるための提案を行い、貴社の成長に貢献したいと考えています。」
自身の経験やスキルをどのように新しい職場で活かせるかを具体的に示し、転職先での意欲と目標を明確にすることがポイントです。
アパレル業界出身者におすすめの職種は?
接客業全般 | 約300〜400万円 |
営業職(個人) | 約250〜500万円 |
事務職 | 約300〜350万円 |
営業職(法人) | 約400〜700万円 |
人事職(未経験) | 約300〜480万円 |
デジタルマーケティング | 約300〜500万円 |
SNSマーケティング分野 | 約360〜500万円 |
上記は「アパレル販売員からの転職」における事例です。年収は目安になります。
経験を活かした転職でオススメの業界・職種は以下の4つです。
- 個人営業職<業界問わず>
- 法人営業職<業界問わず>
- 人事職<アシスタントや営業職経験後>
- 営業アシスタント<求人は少ない>
基本的には、営業職がお勧めです。
営業職の中でも特に法人営業であれば、土日休みの企業も多く、成果が給与に反映されます。営業職への抵抗がある方や正直疲れてしまった方も多いとは思いますが、アパレル業界よりは労働時間も短く、厳しいノルマも少ないのが特徴です。
不安な方は、まずは求人サイトや転職サイトに登録をして仕事を探してみるもの良いでしょう。
土日休みで給与も一定欲しく、キャリアパスを広げたい方は「営業職」がおすすめですよ。
1. マーケティング・広告業界
アパレル業界でのトレンド分析やブランド戦略の経験は、マーケティングや広告業界で非常に役立ちます。マーケティング担当者や広告プランナーとして、消費者行動の理解やクリエイティブなアイデアを活かすことができます。
- マーケティング担当者
- 広告プランナー
- ブランドマネージャー
- ソーシャルメディアマネージャー
デジタルマーケティングは未経験で挑戦するのが難しいため、SNSマーケティングなど現職慰留でまずは携われるか確認をしましょう。
2. リテールマネジメント
アパレルでの店舗運営や顧客対応の経験は、リテールマネジメントの分野で活かせます。販売戦略の立案やスタッフの管理、店舗運営全般において役立つスキルです。
- 店舗マネージャー
- エリアマネージャー
- リテールオペレーションマネージャー
3. カスタマーサポート・カスタマーサクセス
アパレル業界で培った顧客対応スキルは、カスタマーサポートやカスタマーサクセスの分野で非常に重宝されます。顧客のニーズを理解し、満足度を向上させるための対応力が求められます。
- カスタマーサポートスペシャリスト
- カスタマーサクセスマネージャー
4. イベント企画・プロデュース
アパレルの展示会やファッションショーの企画運営経験は、イベント企画やプロデュースの分野で活かせます。イベントの企画立案から実施までの総合的なマネジメントスキルが求められます。
- イベントプランナー
- イベントプロデューサー
- プロジェクトマネージャー
イベントプランナーなどはイベントが重なる土日に業務をすることが多いため、土日休みでも出勤があります。その分給与・スキルなどは高めることができます。
5. ファッションテクノロジー・Eコマース
アパレル業界の経験を持ち、デジタル技術に興味がある場合、ファッションテクノロジーやEコマースの分野もおすすめです。オンラインショップの運営やファッションテックスタートアップでの業務に適しています。
- Eコマースマネージャー
- デジタルマーケティングスペシャリスト
- ファッションテックスタートアップのプロジェクトリーダー
6. 商品開発・バイヤー
アパレル業界での商品企画やバイイングの経験は、他の消費財や小売業界での商品開発やバイヤーとして活かせます。市場調査やトレンド分析のスキルが求められます。
- プロダクトマネージャー
- バイヤー
- 商品開発スペシャリスト
7. 教育・トレーニング
アパレル業界での経験を次世代に伝えるために、教育やトレーニングの分野も考えられます。ファッションスクールの講師や企業内のトレーニング担当として、業界の知識とスキルを教えることができます。
- ファッションスクール講師
- コーポレートトレーナー
- 教材開発担当
アパレル業界で培ったスキルは、多くの他業界で高く評価されます。自分の強みや経験を活かせる分野を見極め、転職活動を進めることが成功への鍵となります。転職エージェントのサポートを受けることで、より具体的なアドバイスや求人情報を得ることもおすすめです。
「事務職」への転職はあまり勧めないワケ
この記事を読んでいる方の中には事務職を希望される方もいるかと思いますが、転職エージェントの経験をからあまり事務職への転職はオススメできません。
理由は様々ですが、事務職は近年、正社員採用ではなく、派遣社員で雇用する企業が増えており、コロナをきっかけに「33%が派遣切りに遭った」とされるデータもあります。『2021年』派遣社員の実情調査実施
また、収入面においても派遣社員の時給の全国平均は1,200円~1,300円程度といわれています。
もっとも、派遣社員といっても、勤務地や職種、求められるスキルによって時給の額は異なります。高いスキルを求められる職種や、専門的な職種はそれだけ時給が高くなっています。
正社員の平均年収は約303万円で月給換算すると25万円、初任給は20万円程度が相場となるため、事務職よりは営業職の方が収入面でもキャリアの選択肢も広げることができます。
法人営業の仕事の平均年収は約428万円。月給で換算すると36万円、初任給は21万円程度が相場となります。
転職後に期待することの一つに長く働きたいという希望があるはずですので、そういった意味で、転職の繰り返しになるリスクがあります。
また、事務職などは競争率も高く、PCスキルが高くなければならないため「派遣社員」になってしまうためあまりおすすめできません。
管理職・マネージャー(営業系)は営業系の中ではやはり年収は、トップクラスによく、平均年収だと528万円前後。
30代に差し掛かると平均年収は623万円にも達するようになり、高収入の職種の一つといっても良いでしょう。
営業職の経験は転職市場では高く評価されます。
事務職や派遣事務は「キャリアダウン」の可能性があります。
「労働時間の改善」を希望され、デスクワークをしたいから「事務職」という選択を考える方がいますが、少し立ち止まってから検討してください。
事務職へ転職してしまうとそこからより待遇の良い転職先を見つけるのが難しくなります…。
20代・30代であれば可能な限り多くの選択肢を取れる経験・キャリアを積むことをお勧めします。
IT業界の営業職・マーケティングへの転職は特におすすめ
「IT業界」への転職も難しくありません。ただ、いくつか押さえるポイントがあります。
IT業界は、効率的な営業活動や生産性向上を目指しているため、長時間の残業を良しとせず、メリハリをつけて仕事をしている方が多くいます。
45時間未満の労働時間、土日休みに加えて、リモートワーク、中抜け制度などを取り入れていたり、育休制度に力を入れている企業も多いため、先進的な働き方ができるでしょう。
結婚・出産などのライフイベントが訪れる中でも、働きやすく続けやすい職種なため、人気が高い業界です。
また、市場価値が高くなり、その後のキャリアにも繋がるのが特徴です。
アパレル販売員から転職を検討している方へ
アパレル販売員から未経験職種(例:デジタルマーケティング職・人事職・企画書)に転職を希望する場合は、ほとんどが未経験業界・職種への転職になります。
そのため、書類選考の段階でお見送りやその業界や職種について詳しく知らなかったがゆえに、「思っていたのと違った」と、転職後ミスマッチに気づくケースも実際多いため注意が必要です。
転職の成功率をあげながら、自分にフィットして長く働ける企業に出会うためには、「転職のプロ」である転職エージェントの活用をオススメします。
転職エージェントには、各業界や職種のあらゆる転職情報が集まっており、あなたの志向性や実現したいキャリアに合った業界・職種・企業の提案をしてもらえます。
また、企業の担当者から直接「こんな人が採用したい!」という情報を仕入れているので、内定率を高める企業別の面接対策も実施してもらえるので内定率もアップします。
さらに企業とのやりとりや面接日程などの調整も代行してくれるので、忙しくなかなか転職活動に時間が割けないという方にもオススメです。
とはいえ、エージェントによっては、偏った求人の提案をされたり、必要以上にプッシュされるというケースもあるので、見極めが正直必要ではあります。
アパレル販売員から転職するための3step
アパレル販売員から異業種に転職する際、あらかじめ転職活動のコツを知っておくことで、転職が成功する可能性が大きく上がります。
ここからは、転職活動で気を付けるべき3つのポイントを紹介していきます。
- 転職理由を明確化にする
- アパレル販売員で得られたスキルは何かを言語化する
- 転職エージェントを活用する
1step. 転職理由を明確化しよう
まずは、なぜ転職をしたいのかはっきりとした理由を明確にしましょう。
なぜなら、アパレル販売員から転職をする方の多くは、現職に対して不満があるというのが理由です。
拘束時間の長さや体力的な負担の大きさを理由に、アパレル販売員を辞める人が多い傾向にあります。
その理由を持つことはもちろん問題ありませんが、面接で転職理由を話す際に前職のマイナス面ばかりを伝えてしまうと、あまり印象が良くないことも明らかです。
そのため、転職理由は相手にポジティブな印象を与えられるよう言い換えることが重要になります。
例えば、次のような転職理由は面接官にポジティブに伝わりやすいでしょう。
- 「今後を見据えたうえで成長のために転職を決意したい」
- 「アパレル販売員の経験を活かし、新しい仕事にチャレンジすることで人や社会貢献がしたい」
職場への不満を上記のような転職理由に言い換えることで、「目的のある転職を決断できる人」「成長意欲が高い人」という印象を与えることができます。
2step. アパレル販売員で得られたスキルは何かを言語化してみよう
アパレル販売員からの転職を成功させるポイントは、自分が積み重ねてきた”営業”としての経験を転職活動で言語化することです。
また、「自己PRは企業が自分に期待していること」と「自分が企業にどのような価値を提供できるか」の2点を意識して伝えるのがベストでしょう。
アパレル販売員の経歴をアピールできる部分は、次のようなものが挙げられます。
- 来店するお客様と細やかな気配りをするコミュニケーションが取れる
- お客様の悩みに寄り添い、最適な解決策を提案する傾聴力・提案力がある
- 数字達成意欲
これ以外にも、日々の業務を通して得たスキルなど、経験に応じて様々な自己PRが可能です。
まずは自分のアピールポイントを知るために、紙に書き出して整理してみましょう。
3step. 転職エージェントを活用しよう
ここまで、アパレル販売員からの転職するときのポイントや、転職先におすすめの職種を紹介しましたが、ここまでお話ししたすべてを自分ひとりだけで行うことはかなり難しいです。
特に、労働時間が長く、体力も必要、休日数が少ない職場も多いアパレル販売員の場合は、求人に応募し、応募書類を作成する時間も取りづらくなります。
アパレル販売員からの転職に失敗してしまう方は以下のような方が多いため、対策をしないまま転職活動に踏み切ることはリスクが高いと言えるでしょう。
- 「きちんと準備をしないまま転職活動を始めてしまい、情報不足や焦る気持ちから満足の行く転職ができなかった。」
- 「自分に合った仕事が分からないまま転職してしまい、結果的に早期離職してしまった。」
- 「営業としての経験やスキルをうまくアピールできず、転職活動そのものに嫌気がさしてしまった。」
上記のような失敗を防ぐためには、転職活動を手厚くサポートしてくれる転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントは、アパレル販売員の経験や強みを理解したうえで、最適な就職先を紹介してくれる転職のプロです。
また、求人の選び方だけではなく、書類選考や面接対策のサポートをしてくれます。
そのため、自分ひとりで転職活動を行うより、転職に成功する可能性が上がるでしょう。
職務経歴書に記載ポイント
成果がイメージできる「実績」を記載する
「実績」は、売上、売上達成率、成約件数、リピート率、注力商材の購入数・率などが挙げられます。
それらを明確に記載することで、担当できる業務やスキルの高さを採用担当者に伝えられます。
営業の素養が求められる求人に応募する場合は特に「実績」をアピールすることが有効です。
求められる知識やスキルは企業によって異なるので、求人情報に目を通した上でマッチしそうな「実績」を記載し、能力の高さをアピールしましょう。
・年間売上実績〇〇万円(年間売上目標〇〇万円 達成率:〇〇%)10名中2位の実績
・成約件数実績●件(年間成約目標●件 達成率:〇〇%)全社平均成約数▲件
職務経験のレベル感が伝わる「知識・スキル」を記載する
顧客へのヒアリング力やプレゼンスキルなどは、営業系の職種に応募する際にアピールポイントになります。
応募先企業が必要としている人材の情報を募集要件などでチェックし、それにマッチする「知識」、「スキル」をアピールしましょう。
外資系アパレルブランドの転職は?
外資系アパレル業界への転職活動をする際に知っておきたいのが、外資系アパレル業界ならではの社風や採用傾向のほか、求められるスキル、採用面接で注意すべきことなどでしょう。
ここでは、外資系アパレル業界への転職活動を始める前に押さえておきたい基礎知識について解説します。
外資系アパレル企業とは、
・「外国の企業が日本で設立した100%子会社(日本法人)」
・「日本企業と海外企業が共同出資で設立した会社」
・「外国の企業が株式を取得して買収した日本企業」
・「外国企業の日本支社」のいずれかにあてはまるアパレル企業です。
外資系アパレル企業といっても、リテール(一般に向けた小売業)とホールセール(卸売)があり、それぞれ業務内容は異なります。外資系アパレル企業の代表的な職種を確認しておきましょう。
外資系転職専門の【エンワールド・ジャパン】
グローバルタレントを求める企業の多様性に富んだ求人〜 エンワールドは日本国内にある約9割以上の外資系企業と取引があります。
※登録するためには、ビジネス英語以上 (TOEIC700点以上) 必須になります。※案件によっては日常会話レベル可のケースもあり※外国の方の場合は、日本語ビジネスレベル以上
外資系アパレル企業の社風に特徴
外資系アパレル企業の社風は、ブランドによって特徴はあるものの、総じて自由な雰囲気です。上下関係もフラットであることが多いでしょう。
オフィスのレイアウトにもそういった特徴が表れていて、外資系アパレル企業のオフィスでよく見られるのが、大きな円形のデスクです。
また、外資系アパレル企業は基本的に「成果重視」結果を出してさえいれば、比較的自由に働くことができます。
早く帰って家族との時間を大切にしたい、休日をしっかり取りたいというワークライフバランス重視の人や、ライフステージが変化しても働き続けたい人に適した環境だといえます。
外資系アパレル企業の給与や福利厚生の特徴
年収が低い印象があるアパレル企業ですが、外資系アパレル業界に関していえば、総じて高めです。販売スタッフなど、実績に応じてインセンティブがある職種では、努力次第でかなりの高収入を得ることができるでしょう。
しかも、外資系アパレル業界の福利厚生はユニークで充実している傾向があります。
年収が高い分だけ、福利厚生の面で日系企業に劣ることが多い外資系企業の中では、珍しい業界だといえるかもしれません。
ここでは、外資系アパレル企業の福利厚生の一部をご紹介します。
外資系アパレル企業のデメリット
デメリットになり得るものは、「数字が全て」という点かもしれません。
数字が全てになるため「頑張ってる」からなどの精神論は、海外の本社に居る人間からしたら関係がありません。結果が出なければ、お給料以上に本社から責められるのが外資系企業の特徴です。
また、外資系アパレル企業は、ブランドイメージをより厳格に守る傾向が強く、髪型や服などに制限がある場合があります。
そのため、自分なりのファッション、個性を大切にしたい方にとってはブランドイメージのための制約は少々窮屈に感じられる可能性はあります。
また待遇面も国内のアパレルブランドよりも良い外資系アパレル企業が多いですから、その分、成果を求められることになります。
歩合給の場合には、成果が出ている時期は良いですが成果が出ない時期が続くと厳しく問われる可能性(リストラ)があることも考慮しておく必要があるでしょう。
外資系ブランドには日本撤退というリスクもあります。撤退はしなくても業績不振でリストラされることも考えられます。
メリット・デメリットを把握した上で転職活動をしましょう。
アパレル販売員からの転職におすすめなエージェント
この章では、アパレル販売員からの転職でおすすめしたい転職エージェントを以下の2通りに分けてご紹介します。
- 5-1. 総合型転職エージェント
- 5-2. 業界特化型転職エージェント・サイト
また、ここではアパレル販売員からのおすすめの転職エージェントを以下の観点でご紹介します。
選定基準
- 求人数・質
…経験を活かすことのできる仕事の求人の量や質は十分かどうか - 提案力
…求職者のニーズにぴったりの提案をしてくれるかどうか - サポート力
…コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか
それでは順に見ていきましょう。
5-1. 総合型転職エージェント
業界・業種を問わず、アパレル販売員からの転職を考えている人におすすめしたい転職エージェントは以下の通りです。
転職 エージェント | 特徴 |
エンワールド・ジャパン | 外資系に特化した支援(登録制限なし:無料) |
リクルートエージェント | 求人数No.1を誇る業界最大手の転職エージェント (登録制限なし:無料) |
【管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan】 | 管理部門に特化した大手転職エージェント (登録制限なし:無料) |
【地方支援に特化】全国対応 | 全国各地域の⾦融機関との提携による独⾃ネットワークにより、地元優良企業の⾮公開求⼈を数多く所有 (登録制限なし:無料) |
広告・Web業界の各職種、宣伝・広報担当の求人多数! | 広告・広報・Web業界に強みがあるエージェントです。クリエイティブ職種にも強みがあります。(登録制限なし:無料) |
アパレル業界からの転職で重要になること
アパレル業界(特に接客販売営業経験)から転職する上で大切になるのが「年齢」です。
転職市場全体として、一定の年齢を越えると同じ職種でも応募できる求人が一気に減ります。
他の業界に転職を考える場合は、基本的には業界未経験になりますので、28歳のうちに転職を考えておくと良いでしょう。
28歳までの転職回数は、2回までが望ましいとされています。
転職回数が多い場合は、書類選考が通りづらいため転職エージェントの活用や複数の転職サイトの求人を応募することをお勧めします。
30代以降の場合は、給与や働き方のトレードオフが発生します。
収入などを落とさないことを考えると30代以降の場合は、完全な未経験職種への転職は難しくなります。
転職活動が難航している場合は、経験が活かせる職種や業界への転職も1つです。
コロナで転職活動は難航する可能性が高いですが、早めに転職活動を行い、自分の身を自分で守れる「キャリア」を築かれることをお勧めいたします!
転職や退職を伝えるタイミング
一般的に、転職・退職の意思を伝えるタイミングとして適切なのは、退職の1〜3ヶ月前が相場です。
法律上は2週間で退職できると定められていますが、会社によって『1ヶ月前まで』『2ヶ月前まで』と規定していることもあります。
就業規則よりも法律の方が効力が強いので、2週間前に伝えて強引に辞めても問題はありませんが、可能であれば繁忙期や携わっている案件が中途半端な状態は避けるなど、配慮することも必要でしょう。
履歴書・職務経歴書の準備
履歴書や職務経歴書の作成は非常に重要です。
アパレル業界からの転職は増えており、転職先で志望する職種によって通過率が変わってきます。
通過率が20%未満(10社エントリーをして2社以下の通過)と低い場合は、
- 転職先の採用レベルが高い
- 未経験応募のため、企業が求めるスキル経験がマッチしていない
- 書類の内容が薄い などの可能性が考えられます。
選考を進める上で重要な書類となりますので、しっかり準備することをお勧めします。
すでに転職エージェントを活用している場合は、求人とのミスマッチが考えられるため、応募する企業を再度確認する必要があります。
エージェントを利用していない場合は、様々なサービスを利用できるため転職エージェントを活用することもお勧めです。
ここで元転職エージェントとしてご紹介したいのが、大手エージェントではなく、個人向けい営業からの転職支援に特化をしているエージェントです。
アパレル業界の支援に特化した転職エージェントを活用するメリット
元エージェントとして大手よりも手厚く良いサービスがないか探していたところ、該当する企業が見つかりました。
大手エージェントは求人数が多い魅力がありますが、一方で担当するアドバイザーによって受けられるサービスや通過率は変わってきます。
大手エージェントを利用しており、転職活動が上手くいかない場合は、サービスを変更する、ないしは担当アドバイザーの「担当変更」をおすすめします。
特化型エージェントを利用するメリットについて説明します。
自分に合った求人・企業を確認しやすい
転職サイトでは、求人企業の求人を一覧で確認することができます。
一件一件、企業のホームページに求人があるかを確認することに比べると大幅に労力を削ることができます。
転職サイトでは、他の求人と比較しやすいのがメリットです。
労働時間や給与水準などを見比べやすいので、自分に合った求人を選ぶことができます。条件の絞り込みをすれば、自分に合った条件の求人のみを抽出することもできます。
一方で、転職サイトに掲載されている表面的な情報だけでは、企業の内情を詳しく知ることはできません。
面接に行く以外判断が難しいと思いますので、その場合は転職エージェントの活用が良いでしょう。
転職エージェントでは、自分の希望や経歴・スキルに合った求人紹介が可能です。
その結果、自分では思いもつかなかったような好条件の求人に出会える可能性もあります。
担当者があなたの強みを採用担当者へ推してくれる
転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーと呼ばれる担当者がつきます。
転職の日程調整、面接対策や書類添削のサポートを行います。
優秀なエージェントを味方につけることができれば、エントリーをした後に、応募条件に足りないスキル経験があったとしても内面や「なぜ応募したのか」企業の採用ニーズに合わせたアピールを採用担当に行います。
直接応募、転職媒体で書類審査で不採用になってしまうケースも、キャリアアドバイザーのサポートで面接まで漕ぎつけることができる可能性があります。
私も転職エージェントを行なっていた時に「書類のお見送り」をひっくり返し、面接までに進んで内定のケースがあります。
ただ、これは企業の採用担当との関係性にもよるため、全ての方に対応ができるわけではありませんので、注意が必要です!
履歴書や職務経歴書を添削してもらえる
転職活動では履歴書や職務経歴書が非常に大切です。
転職は即戦力採用となるため、新卒の就職活動より厳選します。
そのため、履歴書や職務経歴書が魅力的ではなければその時点で落とされてしまいます。
書類審査は、第一関門ともいえます。
転職サイトで経験豊富なキャリアアドバイザーのサポートを受けることで、企業ごとに合わせた内容、どのような内容を記載すれば良いか、どうすれば会ってみたいと思ってもらえるかなどアドバイスをしてもらえるのはメリットです。
面接の練習をしてもらえる
転職エージェントを活用することで、面接の練習を行います。
書類審査に通ったのにも関わらず、面接で上手く話せずに落とされてしまうのは、もったいないといえます。
面接のお見送りで多いのは、圧倒的な練習不足です。
結論から話をすることができない場合や会社のビジネスモデルや事業内容を把握せずに望む、準備不足でのお見送りが挙げられます。
新卒時の就職活動よりもシビアに見られるので、きちんと練習して臨むべきといえるでしょう。
アパレル業界業界から転職を検討している方へ
「アパレルから転職」ガイドブックを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
アパレル業界で培った多くのスキルは、他の多くの業界でも高く評価される資産です。本書が、皆様の転職活動において少しでも役立ち、新たなキャリアへの道を切り開く手助けとなれば幸いです。
転職は大きな決断ですが、自分の能力を信じ、新たな挑戦に対して前向きに取り組む姿勢が成功への鍵となります。
本書で紹介した情報やアドバイスを参考にしていただき、希望の職種や業界での新しいスタートを切ってください。
皆様の新しいキャリアが充実し、満足のいくものとなることを心よりお祈り申し上げます。未来への一歩を踏み出す勇気と準備が整った今、次なるステージでのご活躍を応援しています。