【コールセンターから転職】中途採用・就職・面接対策・気になる年収・転職難易度 をプロが教えます。
「コールセンターからの転職」ガイドブックを手に取っていただき、ありがとうございます。本書は、現在コールセンターで働いている方々が新たなキャリアステップを踏み出すための手助けを目的としています。
コールセンター業務は、対人スキルや問題解決能力、迅速な対応力を養う素晴らしい職場です。しかし、さらなる成長や新しい挑戦を求めて転職を考えることも自然な流れです。
このガイドブックでは、コールセンターからの転職に成功するための具体的なステップやアドバイスを提供します。転職市場の現状、自己PRの書き方、面接対策、求められるスキルセットなど、実践的な情報を豊富に取り入れています。あなたの新しいキャリアの一歩を支援し、成功へと導くための道標として、本書を活用していただければ幸いです。
コールセンターからの転職は不利?
コールセンターからの転職は、必ずしも不利ではありません。むしろ、コールセンターで培ったスキルは他の多くの職種で評価されることが多いです。ただし、転職を成功させるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
コールセンターの経験が活かせる強み
高いコミュニケーション能力: コールセンターでは、日々多くのお客様と接するため、優れたコミュニケーションスキルが身につきます。このスキルは、営業職、カスタマーサービス、マーケティングなど、様々な職種で重宝されます。
2. 問題解決能力: 顧客からの問い合わせやクレームに対処する経験は、迅速かつ的確な問題解決能力を養います。この能力は、プロジェクトマネジメントやサポート業務などで評価されます。
3. ストレス耐性: コールセンター業務は、時に高いストレスを伴いますが、これに対応することでストレス耐性が高まります。ストレスに強い人材は、どの職場でも重宝されます。
転職時の注意点
1. 自己PRの工夫: コールセンターでの経験を具体的にどう他の職種に活かせるかを明確に説明することが重要です。例えば、「顧客対応で培ったコミュニケーションスキルを営業職で活かしたい」など、具体的なスキルの転用をアピールします。
2. 適切なエージェントの利用: コールセンターからの転職に強みを持つ転職エージェントを利用することで、適切な求人情報にアクセスし、専門的なアドバイスを受けられます。リクルートエージェントやdoda、マイナビエージェントなどは、幅広い求人を扱っており、サポート体制も充実しています。
3. 転職先の選定: コールセンターの経験を活かしやすい職種を選ぶことも重要です。営業職、カスタマーサポート、マーケティング、事務職など、コミュニケーション能力が求められる職種が適しています。
コールセンターからの転職決定実績
過去私が転職支援をしご縁をお繋ぎした企業様や職種についてお伝えします。
接客業全般 | 約300〜400万円 |
営業職(個人) | 約250〜500万円 |
事務職 | 約300〜350万円 |
営業職(法人) | 約400〜700万円 |
人事職(未経験) | 約300〜480万円 |
デジタルマーケティング | 約300〜500万円 |
SNSマーケティング分野 | 約360〜500万円 |
経験を活かした転職でオススメの業界・職種は以下の4つです。
- 個人営業職<業界問わず>
- 法人営業職<業界問わず>
- 営業アシスタント<求人は少ない>
基本的には、営業職がお勧めです。
「営業職への転職に抵抗がある方」も多いとは思いますが、営業職の中でも特に法人営業であれば、土日休みの企業も多く、成果が給与に反映されます。
コールセンターのスーパーバイザーへ転職も多い
コールセンターのスーパーバイザー(SV)への転職は有利なことが多く、SVは管理職であるため、一般のオペレーターに比べて高い給与が期待できます。さらに、業績に応じたインセンティブや成果報酬が支給されるケースも多く、経済的なメリットも大きいのも特徴です。
コールセンター業界では、SVの需要が常に高いです。SVは、オペレーターの管理・育成、業務の効率化、クライアント対応など、コールセンターの運営に不可欠な役割を担います。そのため、企業は経験豊富なSVを積極的に採用しようとします。
またSVは、キャリアアップの道が広がっています。SVとしての経験を積むことで、コールセンターマネージャーやセンター全体の統括責任者など、より高い役職への昇進が可能です。また、他の企業やコンサルティング会社への転職も視野に入れることができます。
コールセンターをコンサルティングファームが買収!?
近年コンサルティングファームがコールセンターを買収しています。
1. サービスの総合化
コンサルティングファームは、顧客に対して戦略策定からシステム開発、アウトソーシングまでをワンストップで提供できる体制を整えることを目指しています。コールセンターを買収することで、顧客対応の部分を強化し、包括的なサービスを提供できるようになります。
2. ITノウハウの取り込み
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の需要が急増しています。コールセンターの業務にはAIやクラウド技術が多く取り入れられており、効率的かつ効果的なサービス提供が可能になります。コンサルティングファームは、こうしたITノウハウを持つ企業を買収することで、自社の技術力を強化し、競争力を高めています。
3. 人材確保と管理体制の強化
コールセンター業界は慢性的な人材不足に悩まされています。優秀なオペレーターやスーパーバイザーを確保することが難しいため、既存のコールセンターを買収することで、即戦力となる人材を一括して確保することができます。コンサルティングファームのグループ会社なども含めて求人を探してみてください。
これらの理由から、コンサルティングファームはコールセンターの買収を積極的に行っており、その結果、サービスの総合化や技術力の強化、人材確保、業務効率化、地域社会への貢献を実現しています。
営業職の市場価値は高い
転職市場では、同じ営業職でも上記ようなヒエラルキー(階層)が存在し、上位になればなるほど報酬・待遇・異業種転職がしやすい特徴があります。
無形商材(金融・広告・人材紹介・コンサル・ソフトウェアなどのITサービス)の法人営業経験は市場から高く評価されます。
単価・営業手法・提案相手でも転職市場は変わる
転職市場では高く評価されやすい営業経験が存在します。
- 新規開拓営業
- エンタープライズ向けの営業
- 単価数百〜数億円の提案営業(ソリューション提案)
- 経営者・役員クラスへの提案
上記のような経験があり、上位20%の営業成績があれば、転職時に高い評価を受ける傾向があります。
「事務職」への転職はあまり勧めないワケ
この記事を読んでいる方の中には事務職を希望される方もいるかと思いますが、転職エージェントの経験をからあまり事務職への転職はオススメできません。
理由は様々ですが、事務職は近年、正社員採用ではなく、派遣社員で雇用する企業が増えており、コロナをきっかけに「33%が派遣切りに遭った」とされるデータもあります。
正社員の平均年収は約303万円で月給換算すると25万円、初任給は20万円程度が相場となるため、事務職よりは営業職の方が収入面でもキャリアの選択肢も広げることができます。
法人営業の仕事の平均年収は約428万円で、月給で換算すると36万円、初任給は21万円程度が相場となります。転職後に期待することの一つに長く働きたいという希望があるはずですので、そういった意味で、転職の繰り返しになるリスクがあります。
また、事務職などは競争率も高く、PCスキルが高くなければならないため「派遣社員」になってしまうためあまりおすすめできません。管理職・マネージャー(営業系)は営業系の中ではやはり年収は、トップクラスによく、平均年収だと528万円前後です。
30代に差し掛かると平均年収は623万円にも達するようになり、高収入の職種の一つといっても良いでしょう。
営業職の経験は転職市場では高く評価されます。
事務職や派遣事務は「キャリアダウン」の可能性があります。
「労働時間の改善」を希望され、デスクワークをしたいから「事務職」という選択を考える方がいますが、少し立ち止まってから検討してください。
事務職へ転職してしまうとそこからより待遇の良い転職先を見つけるのが難しくなります…。
20代・30代であれば可能な限り多くの選択肢を取れる経験・キャリアを積むことをお勧めします。
無形商材・法人営業経験は転職市場では有利
無形商材や法人営業経験は、転職市場で高く評価される理由は、その性質からくるソリューション要素が非常に強力であることに起因しています。
無形商材は、物理的な製品ではなく、サービスやソフトウェアなどの非物質的な価値を提供するものです。無形商材を販売する際には、顧客の問題やニーズに合わせたカスタマイズやコンサルティングが不可欠です。
無形商材の法人営業経験者は、顧客の課題を分析し、それに対する効果的な解決策を提供できる能力を持っており、複雑なビジネス環境での問題解決は、組織にとって重要な要素です。
そのため、製品や商材への魅力ではなく、難易度の高い課題解決力が求められる点から転職市場で重宝されます。
コンサルティング職・マーケティング職・人事職・企画職など年収・専門性が高い分野では「無形法人営業」の経験を必須にしている企業が多く存在します。
営業職でキャリアを考える場合は「無形商材」「法人営業」の経験があることは今後有利に働きます。経験がなければ挑戦することをオススメします。
コールセンターからの転職:カスタマーサポート・SaaSのインサイドセールスもおすすめ
アウトバウンド(コールセンターから電話をかける形式)のテレアポ経験は転職市場でも高く評価を受けます。
例えば、株式会社マネーフォワードの【インサイドセールス】では、マーケティング部署が獲得した新規リードをナーチャリングし、有効な商談アポの獲得を行います。マーケティングチーム、オンラインセールスチームと同じ部署内のため、横の連携を密にしながら改善、アクションを実施します。
・電話/メールでのリードナーチャリング、アポイント獲得
・ハウスリストの掘り起こし
・パートナーマネジメント
・各ツール、アンケートフォーム等のメンテナンス
・他部署エスカレ対応
上記のような業務を行い、推定の給与レンジは「年収 5,000,000円 〜 6,800,000円」とされています。
その他、SaaSやコールセンターの経験を活かした勤務先が存在しますので、複数の転職サービスを利用をおすすめします。
地方主要都市・地方都市の求人を探すにはどうしたらいい?
地方求人を探すための方法はいくつかあります。
1. 地域特化型求人サイトを利用する
多くの求人サイトは、地方の求人情報を豊富に取り扱っています。以下のサイトは、特定の地域や地方に特化した求人情報を提供しています。
- 求人ジャーナルネット: 全国の地域ごとに求人情報を検索できるサイトです。
- タウンワーク: 地方ごとの求人情報が充実しており、地域ごとに細かく検索ができます。
- マイナビ転職: 地域別の求人情報を提供し、地方の企業に特化した求人も見つけることができます。
- リクナビNEXT: 地域を絞った求人検索が可能で、地方の求人情報も豊富です。
2. 地元のハローワークを利用する
ハローワークは、地方の求人情報を提供する公的な機関です。以下の方法で利用できます。
- 直接訪問: 最寄りのハローワークに訪問し、求人情報を検索する。
- ハローワークインターネットサービス: オンラインで地方の求人情報を検索することができます。
3. 地元の新聞やフリーペーパーをチェックする
地方新聞や地域のフリーペーパーには、地元企業の求人広告が多く掲載されています。これらのメディアを定期的にチェックすることで、地元の最新求人情報を得ることができます。
4. SNSとコミュニティサイトの活用
地元のFacebookグループやTwitter(X)アカウント、地域の掲示板サイトを活用することで、地元の求人情報を見つけることができます。これらのプラットフォームでは、地元企業や住民からの求人情報がリアルタイムで共有されることが多いです。
地方求人を探す際には、上記のような多様なリソースを活用することが重要です。地域特化型求人サイトやハローワーク、地元メディア、SNS、商工会議所などを組み合わせて利用することで、効率的に希望の求人を見つけることができます。まずは、自分の希望する地域の求人情報を積極的に調べ、最適な転職先を見つけましょう。
転職を検討するのであれば28歳が1つの目安
この年齢になると、多くの人が大学を卒業し、職務経験を積んでいることが一般的です。新しい職場で価値を提供しやすく、求人市場での競争力を高める要因となります。
また、28歳は若さと柔軟性が兼ね備わっている時期です。新しい環境に適応しやすく、新たな挑戦に対する意欲も旺盛です。
さらに、この年齢からキャリアの方向性がより明確・ある程度決まってきます。異なる業界や職種で新しい経験を積み自己成長を促進し、将来のキャリアに対する選択肢を広げることにつながります。
特に、スキルや経験を持つ28歳の候補者は、市場価値が高く、給与交渉において有利な立場にあります。
ただし、転職は慎重に計画し、自分のキャリア目標に合致する機会を見極める必要があります。28歳の時期は、新たなステップを踏み出すための貴重なチャンスと言えるでしょう。
コールセンターからの転職:過去の見送り理由
- 基礎的な能力はおそらく問題ないのではないかと思いますが、マーケティングという言葉やPDCAなどの言葉が少し先行している印象で、泥臭くコミットして活躍するというイメージは沸きませんでした。
- 営業で売れるイメージが湧きませんでした。少し他責や受け身な印象があります。限られた環境であることは理解できるので、その中で自分はどんな行動をとったのかなど話せると良いかと思います。
- 声も爽やかで、電話でのコミュニケーションは問題なく印象がよかったのですが、ご経験スキルから営業スキルが弱く、弊社での業務の立ち上がりに懸念があるためお見送りとさせていただきます。
- 未経験で「マーケティングに挑戦したい」ということですが、マーケティングについての解像度が低く、勉強や自助努力をされていないため、活躍が難しいと判断いたしました。
- 専門性を身につけたいということでマーケティングを志望されているとのことですが、なぜマーケティングなのか?理由が分かりませんでした。
あくまでも一例ではありますが、面接対策は話す内容を変えるだけで通過率が変わることもあります。一人で転職活動を進めず、プロに依頼するのも1つかもしれません。
コールセンターからの転職、職務経歴書の記載ポイント
コールセンターからの転職において、職務経歴書を効果的に記載するためのポイントを以下にまとめます。これらのポイントを押さえることで、あなたの経験とスキルが転職先の企業に対してより魅力的に映るようになります。
1. 具体的な業務内容の記載
まず、コールセンターでの具体的な業務内容を詳細に記載しましょう。具体的には、以下のような内容を含めると効果的です:
- 担当した業務の種類:インバウンド(受信)業務、アウトバウンド(発信)業務、テクニカルサポート、カスタマーサービスなど。
- 対応した問い合わせの種類:製品の問い合わせ、技術的なサポート、クレーム対応、注文処理など。
2. 数値で実績を示す
数値を用いることで、あなたの業績を客観的に評価してもらうことができます。具体的な数値を挙げることで、採用担当者にあなたの実績が一目でわかるようにしましょう。
- 対応件数:1日あたりの平均対応件数や、月間対応件数。
- 電話数:1日あたりの平均通話数や、1か月での総通話数。
- 解決率:問い合わせに対する解決率や、初回解決率。
- 顧客満足度:顧客満足度調査の結果(例:85%の顧客が「満足」と回答)。
3. 使用したツールやシステムの記載
コールセンターでは多くのツールやシステムが使用されます。これらを記載することで、あなたの技術的なスキルや適応力をアピールできます。
- CRMシステム:Salesforce、Zendesk、HubSpotなど。
- 電話システム:VoIP、PBXシステム。
- その他のツール:チャットサポートツール、メール管理システム。
4. スキルの強調
コールセンターで培ったスキルを強調しましょう。これには、以下のようなスキルが含まれます:
- コミュニケーションスキル:顧客との円滑なコミュニケーション能力。
- 問題解決能力:迅速かつ的確な問題解決スキル。
- ストレス耐性:高いストレス耐性と冷静な対応力。
- チームワーク:チーム内での協力とサポート能力。
5. 成功事例やプロジェクトの記載
具体的な成功事例やプロジェクトを記載することで、あなたの実績を強調できます。
- 成功事例:特定のクレーム対応で顧客満足度を向上させた事例や、効率的な対応方法を提案して業務改善を実現した事例。
- プロジェクト:新システムの導入プロジェクトに参加した経験や、トレーニングプログラムの実施。
どのような内容を記載するか迷っている方は無料で添削をしてくれる「転職サービス」の利用もおすすめです。
コールセンターから転職:理由を伝える上でのポイント
コールセンターからの転職理由を伝える際には、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
1. ポジティブな理由を強調する
転職理由を伝える際には、ネガティブな理由をそのまま伝えるのではなく、前向きな表現に言い換えることが大切です。例えば、職場の人間関係や給与に不満があった場合でも、それを改善したいという意欲や、自身の成長を目指している点を強調するようにしましょう。
2. 自己分析とキャリアビジョンを明確にする
転職理由を伝える際には、自分の経験やスキル、そして今後のキャリアビジョンをしっかりと伝えることが重要です。
例えば、「コールセンターで培ったコミュニケーション能力を活かし、より専門的な顧客対応を行える環境で成長したい」といった具体的な理由を述べると良いでしょう。
3. 志望動機と一貫性を持たせる
転職理由は志望動機と一貫性を持たせることが大切です。
例えば、「コールセンターでの経験を通じて顧客対応のスキルを磨いてきたため、これを活かして新たな業界でチャレンジしたい」といった理由を述べると、面接官に納得感を与えることができます。
4. 人のせいにしない
転職理由を伝える際には、現職の上司や同僚、社風を批判することは避けましょう。ネガティブな理由を伝える場合でも、自己改善の努力やポジティブな方向に転換する意図を強調することが重要です。
5. 客観的な状況説明を行う
具体的な状況を客観的に説明し、それに対してどのように対処したかを述べることも効果的です。例えば、「1人あたりの担当顧客数が多く、効率的な対応が求められたが、現職では改善が難しかったため、新たな環境で挑戦したい」といった具合です。
コールセンターからの転職理由を伝える際には、ポジティブな理由を強調し、自己分析やキャリアビジョンを明確にすることが重要です。
また、志望動機との一貫性を持たせ、ネガティブな理由を人のせいにせず、客観的に状況を説明することが大切です。これらのポイントを押さえることで、面接官に好印象を与え、転職活動を成功に導くことができます。
コールセンターからの転職理由:事例
転職理由の例文1: キャリアアップ
コールセンターでの業務を通じて培ったコミュニケーションスキルと問題解決能力を、より専門的で広範な分野で活かしたいと考えています。特に、顧客対応において深い知識と専門性が求められるカスタマーサポートやカスタマーサクセスの分野で、新たなチャレンジをしたいと思っています。現職では限られた範囲での対応が多く、より広い視野で顧客の課題を解決し、企業の成長に貢献できるポジションで自分の力を試したいと感じています。
転職理由の例文2: 専門知識の習得と活用
コールセンターでの業務を通じて、顧客対応の重要性やクレーム対応のスキルを身につけてきましたが、今後はさらに専門的な知識を深めたいと考えています。特に、IT業界やマーケティング分野での知識を習得し、それを実際の業務に活かしていきたいと思っています。貴社は、研修制度やキャリアアップの機会が豊富であり、自身のスキルを向上させるには最適な環境であると感じました。これまでの経験を土台に、新たな分野での成長を目指し、貴社での挑戦を希望します。
転職理由は、ポジティブな理由を強調し、自己分析やキャリアビジョンを明確に伝えることが大切です。また、転職先での目標や期待することを具体的に述べることで、面接官に納得感を与えることができ、通過率を高めることができますよ。
コールセンターからの転職:転職サービスを使い倒すのがおすすめ
コールセンターからの転職を検討しているのであれば、転職サービスを使い倒すのがおすすめです。転職エージェントを利用することは、転職活動において多くのメリットをもたらします。以下にその理由を詳しく説明します。
1. 豊富な求人情報へのアクセス
転職エージェントは、公開求人だけでなく、一般には公開されていない非公開求人も多数保有しています。これにより、自分では見つけられないような求人情報にアクセスできるため、選択肢が広がります。
2. 専門的なキャリアアドバイス
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、転職市場や特定の業界に関する深い知識と経験を持っています。彼らは個々の求職者のスキルや経験、キャリアの目標に基づいて最適なアドバイスを提供し、効果的な転職活動をサポートしてくれます。
3. 履歴書・職務経歴書の添削と面接対策
エージェントは、履歴書や職務経歴書の作成を支援し、採用担当者に響く内容にブラッシュアップします。また、模擬面接や具体的なフィードバックを通じて、面接の準備を万全に整えることができます。
4. 転職活動の効率化
転職エージェントは、求人情報の提供から応募手続き、面接日程の調整まで、転職活動の多くの部分を代行してくれます。これにより、求職者は時間と労力を節約し、効果的に転職活動を進めることができます。
5. 給与交渉のサポート
給与や勤務条件など、直接交渉しづらい事項についても、エージェントが企業と交渉してくれます。これにより、求職者は自分の希望を反映した条件での転職が実現しやすくなります。
6. キャリアアップのチャンス
転職エージェントは、求職者のキャリアアップをサポートするために、現在のスキルセットを活かしながら新たな挑戦ができる求人を提案してくれます。また、エージェントを通じて受ける企業の印象も良くなるため、キャリアアップのチャンスが広がります。
7. 内定後のフォローアップ
転職エージェントは、内定後も入社手続きや転職後のフォローアップを行います。新しい職場へのスムーズな移行をサポートし、定着率を高めるためのアドバイスも提供してくれます。
転職エージェントを利用することで、求人情報へのアクセスが広がり、専門的なアドバイスを受けながら効率的に転職活動を進めることができます。また、履歴書や面接対策、給与交渉など、転職活動のあらゆる面でサポートを受けられるため、より良い条件での転職が実現しやすくなります。これらの理由から、転職エージェントの利用は非常に有益であると言えるでしょう。
ただ、転職エージェント・転職サイトはそれぞれ強みや弱みがあります。特徴を把握した上で自身にあったサービスを活用してください。
保有している求人や担当アドバイザーとの相性もありますので、基本的には、2〜3社ほどの複数サービスを並行利用することをオススメします。
例えば、コンサルティングファームや金融業界への転職であれば、コトラ転職エージェント、コンサルティングファーム支援に特化した「アクシスコンサルティング」がおすすめです。
幅広い業界をみたい場合は「doda」「Green」、地方支援に特化した「ヒューレックス」がおすすめです。
500万円以上の年収であれば、JACリクルート、ビズリーチの登録がおすすめです。
いずれも登録は無料で、求人を見ることもできます。スカウトメールなどの連絡を受け取りたくない場合は、サービスによっては拒否できるためまずは登録をおすすめします。
コールセンターからの転職:まとめ
「コールセンターからの転職」ガイドブックを最後までお読みいただき、ありがとうございました。コールセンターで培った多様なスキルは、他の多くの職種でも高く評価される資質です。本書が皆様の転職活動において少しでも役立ち、新たなキャリアへの道を開く手助けとなれば幸いです。
転職は人生の大きな転機ですが、自分の能力を信じ、新たな挑戦に対して前向きに取り組む姿勢が成功への鍵となります。本書で紹介した情報やアドバイスを参考にし、希望の職種への転職を実現してください。皆様の新しいキャリアが充実したものとなるよう、心より応援しています。未来への一歩を踏み出す勇気と準備が整った今、次なるステージでのご活躍を祈っています。