【カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職】面接対策・気になる年収・転職難易度についてプロが教えます
不正問題が取り沙汰されている中古車販売の最大手のニュースをきっかけにビッグモーター、ネクステージグループ、ケーユー、ガリバー(株式会社IDOM)、オートバックス・カーズなどから転職を希望される方が増えています。
今回は「カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職」についての情報をお伝えします。
転職を希望する方が増えていますが、転職活動が難航しているケースが多く、ブランドイメージが悪くなり、そこで働く従業員への印象も悪い傾向があります。
誰が悪いということはないですが、少しでも良いキャリアを歩んでいただきたく、「カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職」について執筆いたしました。
「カーディーラー(新車・中古車)販売員から転職」をする上でのキャリアや市場価値などについてお伝えします。
カーディーラーとは
本記事で紹介をする「カーディーラー」の定義を紹介しておきます。
カーディーラー(Car Dealer)は、自動車を販売する専門の店舗や事業を運営する個人や企業を指します。カーディーラーは新車や中古車など、さまざまな種類の自動車を提供し、顧客に自動車の購入やリースの機会を提供します。一般的に自動車メーカーや自動車ディストリビューターと提携し、特定の自動車ブランドを取り扱うなど様々です。
カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職理由
企業もよりますが、ノルマがキツイので、ついていけない社員はすぐにやめてしまうが、会社に適応して残っている社員はそれなりに良い給料をもらえるため、辞めるに辞められない方も多いのではないでしょうか。
車の販売台数の推移は今後も下がると予想されており、転職を考える方が増えています。
カーディーラーからの転職活動が難航しやい背景
カーディーラーからの転職は難航しやすい可能性があります。
販売スキルの転用性
カーディーラーでの主要なスキルは販売に関連しており、他の業界への転職では異なるスキルセットが求められることがあります。カーディーラーでの販売スキルを他の職種に転用するためには、説得力のある方法で自己プロモーションを行う必要があります。
自動車業界の特殊性
自動車業界は他の産業と比べて独自の特殊性を持っており、その知識や規制に慣れていることが求められます。他の業界への転職では、新しい業界の特性を理解し、適応する必要があります。
以上の要因を考慮して、カーディーラーからの転職活動は適切な戦略と努力が必要です。自己啓発、新たなスキルの習得、転職エージェントの利用、ネットワーキングなどが有用な方法となることがあります。また、自分の強みや興味に合った新しいキャリアパスを見つけるために時間をかけることも大切です。
カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職決定実績
過去私が転職支援をしご縁をお繋ぎした企業様や職種についてお伝えします。
同業界・同職種 | 年収維持or+50万円 |
学歴不問+インセンティブ | インセンティブ比率が高い |
不動産営業 | インセンティブ(ベースも有り) |
接客業全般 | 約300〜400万円 |
営業職(個人) | 約250〜500万円 |
事務職 | 約300〜350万円 |
営業職(法人) | 約400〜700万円 |
人事職(未経験) | 約300〜480万円 |
デジタルマーケティング | 約300〜500万円 |
SNSマーケティング分野 | 約360〜500万円 |
新車や中古車に限らず、車のディーラー業界は、学歴や職歴問わずに頑張りと能力次第で誰でも高額の年収を得られる可能性のある実力主義の世界です。
そのため、同じく学歴や職歴問わずに頑張りと能力次第で高額の年収を得られる業界は人気です。
確かにノルマに厳しい業種ではありますが、ビッグモーターのような企業は特異中の特異な例ですので、他のインセンティブが高い業界へ転職してもキャリアアップにつながる可能性があります。
学歴を重視される企業や転職回数が多いと応募ができない企業も多いため、選択肢が少なくなってしまう事実があり、業界によっては年収が下がる場合があります。
中途採用は即戦力採用ですが、自身の経験を活かした転職先を検討すれば大きなボトルネックにはなりません。
不動業界専門の転職サービス【Prime Career】
不動産・設備・建設領域を専門とした転職エージェントサイトです。
売買仲介・マンション管理フロント・プロパティマネジメント(オフィス系)(商業系)(賃貸マンション系)、設備管理(常駐・巡回)、ビルマネジメント、ファシリティマネジメント、施工管理、第二種電気工事士 建築物環境衛生管理技術者 第三種電気主任技術者 1級・2級施工管理(建築、設備、管工事)の方はぜひご活用ください。
カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職先
経験を活かした転職でオススメの業界・職種は以下の4つです。
- 個人営業職<業界問わず>
- 法人営業職<業界問わず>
- 不動産業界
- 地方求人
基本的には、営業職がお勧めです。
「営業職への抵抗がある方」や「正直が疲れてしまった方」も多いとは思いますが、営業職の中でも特に法人営業であれば、土日休みの企業も多く、成果が給与に反映されます。
不安な方は、まずは求人サイトや転職サイトに登録をして仕事を探してみるもの良いでしょう。
近年、人気の分野は「SaaS業界」です。リモートワークなど働き方も柔軟な業界のため、地方在住でキャリアアップも可能な業界です。
SaaS業界に興味がある方は、求人を豊富に扱う「マーキャリア転職エージェント」がおすすめです。SaaS業界に特化した支援をしているため、興味がある方はまずは話を聞いてみるのがおすすめです。
SaaS業界とは
SaaS業界は、Software as a Serviceの略で、ソフトウェアをサービスとして提供するビジネスモデルやアプローチを指します。
代表的な企業は「株式会社ラクス」「サイボウズ株式会社」「株式会社SmartHR」「Sansan株式会社」などが有名です。
SaaS業界への転職の難易度は、個人の経験やスキル、求人市場の状況などによって異なります。
一般的には、SaaS業界は成長している分野であり、需要が高まっているため、他の業界と比較して転職のチャンスが多い傾向があります。しかし、その一方で競争も激しいため、対策が必須です。
転職の難易度は個人の状況によって変わるため、自身のスキルや経験をしっかりと整理し、適切な求人情報を探すことがポイントです。転職エージェントの利用や、業界の最新トレンドや企業情報の把握など、準備を進めることが成功への道を開くことに繋がります。
土日休みで給与も一定欲しく、キャリアパスを広げたい方は「営業職」がおすすめですよ。
創業メンバーは全員コンサルファーム出身【アサイン】
・Bizreach コンサルティング部門 2020 MVP受賞
・外資系転職 Liiga 転職支援実績 No.1
・マイナビ Matching of The Year 2019
アサインは、知名度こそまだそれほどないものの、大手に引けを取らない質の高いサービスを提供しています。
創業メンバー全員がコンサルファーム出身者であり、コンサル業界専門の転職支援から始まり、現在ではハイエンド層の営業職・企画職・管理職など幅広い支援を行っています。
ご経験と価値観をお伺いし、目指す姿から逆算したキャリア戦略をご提案し、ご納得いただいた上で案件をご紹介するのが、弊社のキャリア支援の特徴です。
地方求人は見つけづらい
地方求人は見つけづらいことが多く、大手転職サービス・地方求人に強いサービスの利用をおすすめします。
情報の集約度の低さ
- 大都市や首都圏に比べ、地方都市や地域における求人情報は、絶対数が少ないため、情報の集約度が低い。
- 主要な求人情報サイトや雑誌などが、首都圏や大都市圏を中心とした求人情報を扱いやすいため、地方の求人情報の露出が少ない。
マーケティング活動の限定性
- 地方の企業は、採用に関するマーケティング活動や予算が限られている場合が多く、その結果、求人情報の露出が少ない。
地域密着型の採用方法
- 地方の企業や団体は、地域社会とのつながりを大切にする傾向があり、伝統的な人脈や口コミによる採用が行われることが多いため、一般的な求人情報としては出回らないことが多く、特定のサービスのみ利用している場合があります。
専門的な求人サイトの不足
- 地方特有の産業や職種をターゲットとした専門的な求人サイトや情報源が不足していることがあります。
情報の更新頻度
- 地方の求人情報は、更新頻度が低いことがあり、最新の情報を得るのが難しい場合がありますので、そのまま鵜呑みにしないことが重要です。
地方の特性を知らない:
- 地方に特有の産業や職種、文化などを知らないと、それに関する求人情報を探すのが難しいことがあります。
このような背景から、地方の求人情報を探す際は、地域に密着した情報源やネットワークを活用することが効果的です。地域の商工会議所、公共職業安定所(ハローワーク)、地域の求人情報誌や地方の専門学校などからも情報を得ることができます。
「事務職」への転職はあまり勧めないワケ
この記事を読んでいる方の中には事務職を希望される方もいるかと思いますが、転職エージェントの経験をからあまり事務職への転職はオススメできません。
理由は様々ですが、事務職は近年、正社員採用ではなく、派遣社員で雇用する企業が増えており、コロナをきっかけに「33%が派遣切りに遭った」とされるデータもあります。『2021年』派遣社員の実情調査実施
また、収入面においても派遣社員の時給の全国平均は1,200円~1,300円程度といわれています。
もっとも、派遣社員といっても、勤務地や職種、求められるスキルによって時給の額は異なります。
高いスキルを求められる職種や、専門的な職種はそれだけ時給が高くなっています。
正社員の平均年収は約303万円で月給換算すると25万円、初任給は20万円程度が相場となるため、事務職よりは営業職の方が収入面でもキャリアの選択肢も広げることができます。
法人営業の仕事の平均年収は約428万円。月給で換算すると36万円、初任給は21万円程度が相場となります。
転職後に期待することの一つに長く働きたいという希望があるはずですので、そういった意味で、転職の繰り返しになるリスクがあります。
また、事務職などは競争率も高く、PCスキルが高くなければならないため「派遣社員」になってしまうためあまりおすすめできません。
管理職・マネージャー(営業系)は営業系の中ではやはり年収は、トップクラスによく、平均年収だと528万円前後です。
30代に差し掛かると平均年収は623万円にも達するようになり、高収入の職種の一つといっても良いでしょう。
営業職の経験は転職市場では高く評価されます。
事務職や派遣事務は「キャリアダウン」の可能性があります。
「労働時間の改善」を希望され、デスクワークをしたいから「事務職」という選択を考える方がいますが、少し立ち止まってから検討してください。
事務職へ転職してしまうとそこからより待遇の良い転職先を見つけるのが難しくなります…。
20代・30代であれば可能な限り多くの選択肢を取れる経験・キャリアを積むことをお勧めします。
カーディーラー(新車・中古車)販売員から転職するのであれば、28歳前後までが良い
地方と都内で転職事情は変わりますが、28歳は未経験の業界職種への転職が一番ピークになります。
以降は、年齢とともに未経験での転職は難しくなります。
- キャリアチャレンジの意欲
若い時期にキャリアチャレンジをすることで、幅広い経験を積み、成長の機会を得ることができます。 - 適応力の高さ
若いうちに転職することで、新しい環境への適応力が高まり、変化に対する柔軟性をアピールできます。 - 学習スピードの速さ
若年層は学習スピードが速く、新しい知識やスキルを短期間で習得する能力を持っています。 - エネルギーと熱意
28歳前後はエネルギーと熱意に溢れ、新しいチャレンジに向かう意欲を面接官に伝えることができます。 - 将来のキャリアビジョン
若い時期に転職することで、将来のキャリアビジョンや成長への計画をアピールし、組織への貢献意欲を示せます。
ポジティブな要素を活かして、28歳前後での転職を自信を持ってアピールできるようにしましょう。
特に店舗接客営業がメインのスキルになってしまうとキャリアアップがしづらいためもし転職をするのであれば早めに動かれることをおすすめします。
カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職:過去の見送り理由
- 基礎的な能力はおそらく問題ないのではないかと思いますが、転職理由が「他責」今回のケースは稀だと思うが、その上でどのように頑張るかを知りたい。
- カーディーラー(新車・中古車)販売員の方に多いのですが、店舗の期間が比較的長いというのは当初からある程度想定できたことではないかと思ってしまいました。そのため、もうすぐ30代になれるこのタイミングでの転職は、当社のようなスピード感があるIT業界での活躍は見込めないと感じたためお見送りとさせてください。
- 営業で売れるイメージが湧きませんでした。来店型営業でもあるためか少し他責や受け身な印象があります。限られた環境であることは理解できるので、その中で自分はどんな行動をとったのかなど話せると良いかと思います。
- 未経験で「マーケティングに挑戦したい」ということですが、マーケティングについての解像度が低く、勉強や自助努力をされていないため、活躍が難しいと判断いたしました。
- 専門性を身につけたいということでマーケティングを志望されているとのことですが、なぜマーケティングなのか?理由が分かりませんでした。正直カーディーラー(新車・中古車)販売員という環境以外で働いた経験がない中で、なんとなくマーケティングに挑戦したいとお考えな印象です。
- 転職回数が多く、定着懸念がありました。
あくまでも一例ではありますが、いかがでしたでしょうか。
面接対策や話す内容を変えるだけで通過率が変わることもあります。一人で転職活動を進めず、プロに依頼するのも1つかもしれません。
カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職、職務経歴書の記載ポイント
成果がイメージできる「実績」を記載する
「実績」は、売上、売上達成率、成約件数、リピート率、注力商材の購入数・率などが挙げられます。
それらを明確に記載することで、担当できる業務やスキルの高さを採用担当者に伝えられます。
求められる知識やスキルは企業によって異なるので、求人情報に目を通した上でマッチしそうな「実績」を記載し、能力の高さをアピールしましょう。
・年間売上実績〇〇万円(年間売上目標〇〇万円 達成率:〇〇%)10名中2位の実績
・成約件数実績●件(年間成約目標●件 達成率:〇〇%)全社平均成約数▲件
未経験分野への転職では特に「定量実績」の記載がポイントになります。数値目標がない場合は、自ら数字を設定し、取り組むことをおすすめします。
アピールできる「実績」がない場合は、まずは「実績」を作ってから転職活動をすることで、選択肢を広げることができます。
職務経験のレベル感が伝わる「知識・スキル」を記載する
顧客へのヒアリング力やプレゼンスキルなどは、営業系の職種に応募する際にアピールポイントになります。
応募先企業が必要としている人材の情報を募集要件などでチェックし、それにマッチする「知識」「スキル」をアピールしましょう。
どのような内容を記載するか迷っている方は無料で添削をしてくれる「転職サービス」の利用がおすすめです。
カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職:転職サービスを使い倒すのがおすすめ
カーディーラー(新車・中古車)販売員からの転職を検討しているのであれば、転職サービスを使い倒すのがおすすめです。
ただ、転職エージェント・転職サイトはそれぞれ強みや弱みがあります。
特徴を把握した上で自身にあったサービスを活用してください。
保有している求人や担当アドバイザーとの相性もありますので、基本的には、2〜3社ほどの複数サービスを並行利用することをオススメします。
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