【転職エージェント・就活エージェントとの面談】で絶対にやってはいけない6つのこと
転職エージェント・就活エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーが担当として付きます。
キャリアアドバイザーと面談を行って求人の紹介をしてもらいますが、その際に注意しておくべきことがあります。
キャリアアドバイザーが好印象を抱くかどうかで、今後の転職活動に大きな影響を与えます。
本記事では、エージェントとの面談で絶対にやってはいけないことと、キャリアアドバイザーに好印象を持ってもらうためのコツを紹介します。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけない6つのこと
転職エージェント(キャリアアドバイザー)と面談をする際は、以下6つのことは絶対にやらないよう注意しましょう。
- 面談の日時や書類の提出期限を守らない
- 面談の時間を超過しても話すのをやめない
- 経歴や保有している資格・スキルを偽る
- サービス対象外の要求をする
- 転職の意思が低いような態度を取る
- 現職の不満や愚痴ばかり言う
面談の日時や書類の提出期限を守らない
指定された面談の日時や、履歴書・職務経歴書などの提出期限を守らないと、キャリアアドバイザーからの印象を下げてしまう可能性があります。
約束した時間や期日を守れないことはビジネスパーソンとしての信頼性を損なうことになります。
キャリアアドバイザーは「企業を紹介しても、この人は面接に平気で遅刻するかもしれない」と考えてしまう可能性があります。
すると、キャリアアドバイザーは求人の紹介を渋り、希望条件を伝えても満足のいく求人を紹介してもらえないかもしれません。
どうしても約束の時間を守れない場合は、分かった時点で連絡を入れて遅れる旨や、予定を別日に変更してほしい旨を伝えるようにしましょう。
連絡手段は電話や、 LINE のようなメッセージツールなど行き違いになることの少ない方法を選ぶのがおすすめです。
面談の時間を超過しても話すのをやめない
面談で指定された時間を超過してしまうのも禁物です。
先ほどの「面談の日時や書類の提出期限を守らない」と同じく、時間にルーズな印象を与えてしまう可能性があります。
実際の採用面接も、30分や1時間という限られた時間の中で自己アピールをすることが求められます。
キャリアアドバイザーとの面談は採用面接のリハーサルだと思い、本番と同じような気持ちで臨みましょう。
もし指定された時間内で話が終わらなそうな場合は、別日に時間を確保してもらえないか相談してみてください。
経歴や保有している資格・スキルを偽る
自分の経歴や保有している資格・スキルなどを偽るのはやめましょう。
キャリアアドバイザーは求職者の希望だけでなく経歴やスキルなども考慮しながら紹介する求人を選びます。
うその経歴やスキルを伝えてしまうと、あなたにピッタリな求人を紹介してもらえなくなる可能性が高いでしょう。
例えば、ある資格を持っているとキャリアアドバイザーに虚偽の申告をして紹介してもらった企業に採用となったとしても、スキルや知識が足りず苦労するのはあなた自身です。
また経歴詐称は懲戒解雇の対象になる場合もあります。
転職エージェント側も、経歴を偽った求職者を企業に紹介するのは信用問題に関わるため、避けたいところでしょう。
面談の中でうそをつき、それがキャリアアドバイザーにバレた場合は「この人は転職面接でもうそをつくかもしれない」と疑われてしまう可能性があります。
サービス対象外の要求をする
エージェントが提供していないサービスを要求するのも避けましょう。
具体的には、
- エージェントを利用せず個人的に応募した求人について相談をする
- エージェントが紹介できない業界・職種・企業の求人を無理に要求する
- キャリアアドバイザーに営業時間外に会えないか持ちかける(プライベートな付き合いを要求する)
- キャリアアドバイザーや他の求職者のプライベートに関わる情報を聞き出そうとする
などが挙げられます。
上記のようなことをすると、キャリアアドバイザーからの評価が下がってしまうかもしれません。
利用を考えているエージェントではどのようなサービスを提供しているのか、キャリアアドバイザーとの面談で意識するべきマナーなどとあわせて調べておきましょう。
転職の意思が低いような態度を取る
「今すぐ転職したいわけではないが、漠然と自分のキャリアに不安があるため相談したい」
「将来的に転職する可能性があるので、どんなことに注意すればいいのかアドバイスがほしい」
キャリアアドバイザーは上記のような相談でも対応しますが、あまりおすすめはしません。
エージェントは求職者を企業に紹介し、採用になった場合、企業から報酬を受け取ります。
そのためキャリアアドバイザーは、すぐにでも転職したいと考えていて、次の企業を探す意思の固い求職者を優先して対応する傾向があります。
もし本格的に転職を検討していてエージェントを利用するのであれば、キャリアアドバイザーとの面談の中で転職に消極的な姿勢は見せないように注意しましょう。
現職の不満や愚痴ばかり言う
エージェントはキャリアアドバイザーと相談し、次の仕事を見つけるためのサービスです。現職の不満や愚痴を聞いてもらうサービスではないのでお気をつけください。
転職する理由の中には「職場の人間関係が悪い」「労働時間が長い」など、現職への不満が影響していることもあるでしょう。
このような方は、キャリアアドバイザーから「転職を考えた理由は何ですか」と聞かれると、つい愚痴っぽくなってしまうことも少なくありません。
キャリアアドバイザーも人間です。不満や愚痴ばかり聞かされたらネガティブな気分になってしまうでしょう。しかもキャリアアドバイザー自身の同僚の不満ならまだしも、自分とは直接関係のない職場の不満を伝えられている形になります。
知らない職場の愚痴を一方的に聞かされれば、求職者に対してマイナスの評価を抱いてしまいかねません。
さらにキャリアアドバイザーが「この人は面接の場でも、採用担当者に愚痴ばかり伝えてしまうのでは」と考え、優良な求人の紹介をしづらく感じてしまう可能性もあります。
転職の理由がネガティブなものだったとしても、その上でどのような職場で働きたいのか、どのような仕事を選びたいのか、キャリアアドバイザーと前向きな話ができるよう意識してみてください。
転職エージェントにマイナスの印象を抱かれるとどうなるか
転職エージェント(キャリアアドバイザー)にマイナスの印象を抱かれた場合、どのようなことが考えられるのでしょうか。
キャリアアドバイザーは人それぞれタイプが異なるため、何をもって求職者にマイナスの印象を抱くのか、マイナスの印象を抱いたことでどのような対応を取るのかは変わってきます。
そのため一概に説明することは難しいのですが、ここでは一般的にいわれているケースを3つ紹介します。
- 親身に相談に乗ってくれにくくなる
- 対応を後回しにされる場合がある
- 優良な求人を紹介されにくくなる
親身に相談に乗ってくれにくくなる
「この人は時間にルーズだな」
「この人は言葉遣いや態度があまりよくないな」
キャリアアドバイザーが求職者にこのような印象を抱くと、親身に相談に乗ってくれなくなる可能性があります。
やはり「行儀やマナーがしっかりしている人」「自分の話を真剣に聞いてくれる人」の方が、アドバイスをしたいと感じる人が多いのではないでしょうか。
キャリアアドバイザーは仕事として求職者の相談に対応するため、多少マナーや態度が悪くても面談自体を放棄することはないかもしれません。
しかし、キャリアアドバイザーも人間である以上、好意的に接することができる人の方が話しやすく、親身に相談に乗りたくなることでしょう。
対応を後回しにされる場合がある
「転職の意思が低いような態度を取る」の項目で紹介したとおり、転職エージェントは紹介した求職者を採用した企業から報酬をもらっています。
エージェントは求職者からお金は取りませんが、無償のボランティアではなく営利目的でサービスを提供しているのが一般的です。
そのため、転職エージェント(キャリアアドバイザー)としたら「すぐにでも転職をしたいと考えていて、内定を獲得する見込みの高い求職者」を優先的に企業に紹介したいと考えます。
転職の意思が低い求職者は、転職活動自体やめてしまうことも考えられるため、対応を後回しにされがちです。
優良な求人を紹介されにくくなる
転職エージェントにとっては、求職者だけでなく求人を出す企業もお客様です。
そのためキャリアアドバイザーは、企業にもなるべく印象の良い求職者を紹介したいと考えています。
面談の時点で求職者に問題があるとみなした場合、キャリアアドバイザーは企業へ紹介しにくく感じてしまうかもしれません。
特に、これまでに多くの求職者を採用してくれて良好な関係が築けている企業や、優良な求人を出してくれている企業には、印象の良い求職者を優先的に紹介したいと考えるでしょう。
キャリアアドバイザーが求職者に抱く印象が、紹介してもらえる求人の内容・種類にも影響する可能性があります。
転職エージェントに好印象を持たれやすくなるポイント
では、転職エージェント(キャリアアドバイザー)に好印象を持ってもらうためには、どのようなポイントを意識すればよいのでしょうか。
こちらもキャリアアドバイザーによって、求職者のどんな点が好印象になるかは異なるため一概に説明するのは難しい部分です。
あくまで一般論になってしまいますが、以下のような点に気をつけてみてください。
- 身だしなみに気を遣う
- 言葉遣いや態度に注意する
- 面談の前に履歴書・職務経歴書を用意しておく
- 希望条件やキャリアプランを明確にしておく
身だしなみに気を遣う
基本的にキャリアアドバイザーとの面談で服装を指定されることはありません。
実際の面接のようにスーツを着なくても、面談は可能です。
だからといってあまりにも身だしなみに気を遣わないと、キャリアアドバイザーにマイナスの印象を抱かれてしまう可能性があります。
「もしかしたらこの人は、実際の面接でも普段着やパジャマのような服装で会場に行ってしまうのではないか」と思われてしまうかもしれません。
最低限、以下の点には注意しておいた方が無難でしょう。
- 髪型を整える
- 普段着ではなくオフィスカジュアルのような服装にする
- 髭を剃る
- アクセサリーを過剰につけない
最近は新型コロナウイルスの影響で、オンラインでの遠隔面談を行っている転職エージェントが増えています。
家の中だとつい気持ちが緩んでしまい、身だしなみにまで配慮が行き届かなくなってしまいがち。
面談の前に自分の身なりに問題はないか、マイナスの印象を抱かれそうな部分はないか確認しておきましょう。
言葉遣いや態度に注意する
面談中は、言葉遣いや態度に注意しましょう。
正確な敬語を徹底する必要はありませんが、丁寧な言葉遣いを心がけてください。
また面談中はできるだけ姿勢を真っ直ぐにし、キャリアアドバイザーの目を見てハキハキと話すようにしましょう。
キャリアアドバイザーは面談中の求職者の様子から、実際の面接での立ち振る舞いを想像する可能性があります。そのため、面談の時から本番を意識して話すのがおすすめです。
面談の前に履歴書・職務経歴書を用意しておく
キャリアアドバイザーとの面談の前に履歴書や職務経歴書を用意しておくと、「この人は転職に意欲的だな」と思ってもらえる可能性が高まります。
履歴書・職務経歴書を用意するには時間も手間もかかるため、その分、転職への熱意をアピールできるでしょう。
ただし、履歴書・職務経歴書を作る時間がない場合や、書類に何を書けばいいのか分からない場合は、無理に用意しなくても問題ありません。
転職エージェントのサービスの中には「履歴書(職務経歴書)に関する相談」が含まれている場合が多く、キャリアアドバイザーに相談しながら書類の作成が可能です。
書類を焦って作ったり、手探りで作ったりすると、本来アピールするべき点を書き漏らしてしまうかもしれません。
時間に余裕のある方や、すでに転職の経験がある方のみ、面談前に履歴書・職務経歴書を用意するとよいでしょう。
希望条件やキャリアプランを明確にしておく
面談の前に希望の求人の条件(年収、職種、その他働き方に関する希望)や、今後のキャリアプランを明確にしておくことも、転職への熱意をアピールする手段になります。
キャリアアドバイザーは文字通り「キャリアに関する助言をする人」であるため、面談中にアドバイスをもらいながら、条件やキャリアプランをその場で決めても問題はありません。
事細かな条件やキャリアプランを自力で決めることは難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
細かな条件はキャリアアドバイザーの意見も聞きながら詰めていけばいいので、面談中にアドバイザーから質問されたら答えられる程度に準備しておけば充分です。
キャリアアドバイザーに好印象を持ってもらうことが転職成功につながる!
転職エージェントを使って転職活動を進める場合、キャリアアドバイザーとの面談から勝負は始まっているといってもよいかもしれません。
キャリアアドバイザーは、企業と連絡を取る中で求職者の良いところをアピールしてくれることがあります。
面接で自分のことを100%アピールできなくても、担当のキャリアアドバイザーが企業にプッシュしてくれたことで、採用に近づく可能性もあるでしょう。
キャリアアドバイザーとの面談は、企業との面接の練習だと思って臨むことをおすすめします。
その際は、本記事で紹介した「面談で絶対やってはいけないこと」に注意してください。
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