【建設業界の転職】市場・キャリア特化型エージェントを利用すべき理由
今回は、建設業界経験者に向けた情報になります。
専門性が高いからこそ、もし転職エージェントを利用する場合は、総合型の転職エージェントより特化型エージェントの利用がお勧めです。
元転職エージェントとして、今回はその理由についてお伝えしていきます。
建設業界とは
まず本記事で紹介する建設業界の定義をお伝えします。
紹介する建設業界は、建物やインフラストラクチャーなどの建設、修繕、改良、維持管理などを行う業界のことを指します。
具体的には、住宅、商業ビル、オフィスビル、道路、橋、トンネル、鉄道、空港、ダム、発電所、水道施設、下水道施設など、さまざまな建物やインフラストラクチャーを設計、建設、修繕、改良、維持管理する業界です。
建設業界には、建設会社、建設コンサルタント会社、建設資材メーカー、建設機械メーカーなどが含まれます。建設業界は、社会基盤の整備や都市開発など、社会にとって重要な役割を果たしています。
主な職種について
建設業界には、以下のような職種があります。
- 建築士
建物の設計を行う専門家です。設計図の作成や現場での施工監理などを担当します。 - 土木技術者
道路、橋、トンネル、ダム、発電所、水道施設、下水道施設など、インフラストラクチャーの設計や施工管理を行う専門家です。 - 建設現場監督
現場において建設工事の進行管理や品質管理を行う責任者です。 - 建設コンサルタント
建設プロジェクトの計画や設計、施工管理、品質管理、コスト管理、スケジュール管理など、全般的なアドバイスを行う専門家です。 - 建設機械オペレーター
建設機械を操作して建設作業を行う人のことを指します。例えば、クレーンオペレーターや重機オペレーターなどが該当します。 - 建設資材メーカーの技術者
建設資材の製造や改良を行う技術者です。建設資材の性能や品質向上のための研究開発や新製品の開発などを担当します。 - 建設現場作業員
現場での様々な建設作業を担当する人のことを指します。例えば、大工、左官、鉄筋工、電気工事士、配管工、コンクリート打設工などが該当します。
以上が、建設業界における主な職種の一例です。
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建設業界の市場について
鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設の2021年3月期の売上高合計は10年ぶりに減収となり、2022年3月期も4社そろって当期利益を「減益予想」となっています。
上場スーパーゼネコン4社の2021年3月期連結決算は、売上高合計が6兆6104億円(前期比12.2%減)と大幅に減少。2011年同期以来、10年ぶりの減収となっています。
特に、国内建築事業はコロナによる投資意欲の減退などで競争が激化し、採算悪化を見込んでいるとのこと。
打撃を受けている建設コンサルタントもありますが、少しずつ回復傾向にあります。
とはいえ、コロナ禍の影響により、即戦力採用を重視する企業が増えています。
建設コンサルタント(日本工営・大日本コンサルタントなど)、ゼネコン施工管理、建設機械営業、上場企業人事、 ファシリティマネジメントなどの領域は、企業によって「働き方・報酬・キャリア」が変わってきます。
転職をして後悔する前に、内情に詳しい転職エージェントの利用を検討してみてください。
建設業界からの主な転職理由
建設業界からの転職理由は、以下のようなものがあります。
- キャリアアップ
建設業界は技術や知識の習得が必要な仕事であり、スキルアップが求められることが多いため、自分のスキルや経験をさらに高めるために転職を考える場合があります。 - 給与アップ
建設業界は労働集約的な業界であり、労働時間が長く、過酷な環境下での作業も少なくありません。そのため、より高い給与を求めて転職を考えることがあります。 - 健康面の理由
建設業界は、屋外での作業が多いため、季節や天候の変化によっては、過酷な環境下で働くことになることもあります。また、高所や深所での作業も多いため、安全に配慮しなければならない場合があります。そのため、健康や安全面の理由から転職を考えることもあります。 - キャリアチェンジ
建設業界は専門性が高く、一度この業界に入ると、他の業界への転職が難しいという側面もあります。そのため、建設業界以外の業界で新たなキャリアを築くために転職を考えることもあります。 - その他の理由
建設業界は、長時間労働や過重労働、休日出勤が多いことなど、労働環境に問題がある場合があります。また、建設業界においては人材不足が問題となっているため、転職先での待遇や福利厚生が充実している場合には転職を考えることもあります。
「今すぐ転職を考えているわけではないが、将来に向けてキャリアを考えておきたい」という意向が増えています。
コロナ禍の状況で不安を抱き、キャリアや人生を見つめ直したためだと考えられます。
企業の将来のビジョンや投資額に着目し、今後のキャリアを築く場所を見極めようとしている様子が見てとれます。
一方、キャリア構築だけでなく、「いかに心地よく生きるか」を重視する方も増えています。こうした志向が増えていることも、企業側は心得ておくべきでしょう。
建設業界から異業界転職は可能か?
業界出身の方にオススメの業界・職種は以下の4つです。
- 個人営業職<業界問わず>
- 法人営業職<業界問わず>
- 人事職<アシスタントや営業職経験後>
- 営業アシスタント<求人は少ない>
基本的に建設業界出身の方は、営業職がお勧めです。
営業職の中でも特に法人営業であれば、土日休みの企業も多く、成果が給与に反映されます。
営業職への抵抗がある方や正直疲れてしまった方も多いとは思いますが、ブライダル業界よりは労働時間も短く、立ちっぱなしも少ないのが特徴です。
不安な方は、まずは求人サイトや転職サイトに登録をして仕事を探してみるもの良いでしょう。
人事職は、基本的には「経験者」でないと転職が難しいポジションではありますが、過去「営業職での選考から人事職へポジションの変更」があり、内定を勝ち取った方がおりました。
専門性が高い分狭き門ではありますが、可能性があればお勧めです。
ただ、人事未経験の場合は「法人営業経験3年以上」を必須にしている企業も多いため、注意が必要です。
基本的には、法人営業や人材業界の経験を積んで挑戦するのがメジャーです。
土日休みで給与も一定欲しく、キャリアパスを広げたい方は「営業職」がおすすめですよ。
建設業界の知見や経験を活かした転職先は?
建設業界の知見や経験を活かした転職先としては、以下のようなものがあります。
- 建設コンサルタント
建設プロジェクトの計画や設計、施工管理、品質管理、コスト管理、スケジュール管理などを行う専門家です。建設業界で培った技術や知識を活かして、コンサルタントとして働くことができます。 - 土木技術者
道路、橋、トンネル、ダム、発電所、水道施設、下水道施設など、インフラストラクチャーの設計や施工管理を行う専門家です。建設業界で培った技術や知識を活かして、土木技術者として働くことができます。 - 建築士
建物の設計を行う専門家です。建設業界で培った技術や知識を活かして、建築士として働くことができます。 - 建設機械メーカー
建設業界で使用される建設機械のメーカーで働くことができます。建設機械の設計や製造に関する技術や知識を活かして、新しい建設機械の開発や製造に携わることができます。 - 建設資材メーカー
建設業界で使用される建設資材のメーカーで働くことができます。建設資材の製造や改良に関する技術や知識を活かして、新しい建設資材の開発や製造に携わることができます。 - 不動産業界
建設業界で培った不動産や建物に関する知識や技術を活かして、不動産業界で働くことができます。不動産の開発、マネジメント、評価などの仕事があります。
以上が、建設業界の知見や経験を活かした転職先の例です。ただし、これら以外にも、建設業界で培ったスキルや知識を活かすことができる様々な職種があります。自分のスキルや興味に合った職種を探すことが大切です。
働きやすい建築企業3選
大手企業では、社員の働きやすい環境づくりに取り組んでいる企業も多くあります。
鹿島建設株式会社
フジテレビの本社ビルや霞が関ビルなど、様々な高層ビルを手がけていることで有名な鹿島建設株式会社鹿島建設株式会社です。
年間休日数は126日で、30代社員の平均年収は約930万円前後というのもポイントです。
とくに鹿島建設は「超高層の鹿島」といわれるほど、高層建築では技術や実績の面でその名が知られています。
「いつか超高層ビルを建ててみたい!」と夢見ている方は、求人広告を覗いてみてはいかがでしょうか。
株式会社大林組
日本一高い塔である「東京スカイツリー」の設計や、平成28年に発生した熊本地震で被害を受けた熊本城の復元など、様々な分野で優れた技術を発揮しているのが、こちらの「株式会社大林組」です。
ブラック企業が多いというイメージを持たれがちな建築業界ですが、企業の口コミサイト大手のライトハウスによると、社員満足度は5点満点中3.4と高水準です。
また、現場で作業をする社員に対しても、土日休みを推進するなど、社員に働きやすい環境づくりをすすめています。
株式会社竹中工務店
かつて日本一の高さを誇った東京タワーを設計したことで知られる「竹中工務店」。
創業400年を超える歴史の中で培ってきた確かなノウハウで、日本の建築業界をけん引する大手企業の一つです。
平均勤続年数は19.1年と、働きやすいであることや社員の満足度が非常に高いことが伺えます。
歴史のある建築企業で働きたい方は、検討してみてはいかがでしょうか。
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建設業に強いおすすめの転職エージェントとは?役割は?
転職エージェントの存在は知っている方も多いですが、活用の仕方までは分からない方も多いはず。今回は元転職エージェントの経験を生かし、押さえておくべきポイントなどをお伝えします。
転職エージェントとは、転職を希望する方が利用する転職サポート支援の1つで、転職サイトとは違い転職者1人1人に担当がつき、面接や履歴書の書き方や、内定獲得までの支援を行うアドバイザーのことです。
転職に伴うキャリアプランを一緒に考え、応募先の内情や業界事情の知識を教えてくれるだけではなく、面接対策や給与交渉といった、個人ではなかなか行えない作業を代行してくれる、パートナーのような存在と思って頂ければと思います。
しかし、転職エージェントの数は実に20,000社以上あり、コンビニよりある状況です。さまざまなサービスがあるため、自身にあったサービスの利用がお勧めです。
転職エージェントと転職サイトとの違い
転職エージェントを利用するメリットが本当にあるのでしょうか。一般転職者と違い、転職そのものにあまり馴染みがないかと思いますので、簡単に転職エージェントのメリットとデメリットについてお伝えします。
転職エージェントのメリット・デメリット
メリット
①現職が忙しくとも転職活動を進めることができる
②自分のキャリアを見つめ直すことができる
③非公開求人にエントいーができる
④面接では伝えきれない魅力を人事に伝えてもらえる
⑤面倒な日程調整を代行してもらえる
⑥年収アップ交渉もしてもらえる
デメリット
①経験スキルがないと転職サービスによっては、サポートを受けられないことが多い
②6ヶ月以上の転職はサポートを受けるのが難しいことが多い(3ヶ月前後で求人が入れ替わるため)
③担当者との相性次第でサービスの質や結果が正直変わる
④保有求人によってご紹介できる求人が変わる(特に地方は求人が少ない傾向にあります)
転職エージェント | 転職サイト | |||
手軽さ | ▲ | 心理的ハードルが高い場合、面談や面接対策など行うため一定時間が必要。 | ◎ | 応募やエントリーはを手軽に行うことは可能。AIやスカウトメールにて転職活動を進めることができる。 |
求人数 | ◯ | 採用予算がある企業が導入。非公開求人もあり、ブラック企業は少ない。年収が高い案件もあり。 | ◎ | 非公開求人以外はすべて応募が可能。採用コストも低いため、企業側の導入ハードルも低い。 |
企業情報 | ◯ | 転職サイトには掲載されていない情報などを知ることができます。社風や風土、経営状態、社長の人柄にも詳しい場合など様々です。 | ◯ | 良い情報のみ掲載されていることもあり、企業の裏側まで知るのは難しい。 |
サポート | ◯ | 面接対策・日程調整業務など現職を続けながら転職活動を進めることができる。 | ▲ | 日程調整や面接の感想などのメール対応を全て自分で行う必要がある。 |
合格率 | ◯ | 職務経歴書の書き方から面接対策、採用担当者が見ているポイントなどをアドバイスしてくれるため、内定率を上げることができます。 | ◯ | 面接のフィードバックを基に自身で改善を進めていく必要があります。 |
転職エージェントは正直担当するアドバイザーによって「◯」→「◎」逆に「◎」→「▲」になることもあります。また転職エージェントの会社によってサービスの質、強みが違うため複数利用するのがおすすめです。
建築業界への転職は特化型の転職エージェントを使うべき理由とは?
専門領域に特化した転職エージェントを使うメリットについてお伝えします。
- 非公開求人への応募が可能
- 専門性を活かしたアドバイスが可能
- 専門知識を活かした書類添削などが可能
- 給与交渉なども可能
非公開求人への応募は転職エージェントからしかエントリー出来ない
主には、管理部門やマネージャークラス、年収800万円以上の案件が非公開になる傾向があります。
一方で、非公開求人の採用ハードルは高いため、誰でも応募することは難しい事実はあります。
転職サイトには掲載されていない、非公開求人を紹介できるのが転職エージェントの強みです。
通常では応募できない企業に転職が可能なのは、大きな魅力でしょう。
専門的な知識があるからこそ、キャリア相談が可能
- これからどういったキャリア形成をしていくのがベストなのか
- 経験や今後のキャリアをベースに相談ができる
- アドバイスを的確にもらうことができる
特化型の転職エージェントサービスを利用する一番のメリットは、具体的な相談に乗ることができます点です。
特化型のエージェントは、その領域の知見がある出身者が多く在籍していることが多く、的確なアドバイスをもらうことが可能です。
一般の総合転職のエージェントは、広く浅く求人を扱うことがほとんどです。
『組織内で期待する役割』や『スキル』を正しく判断が難しいこともあり、特化型エージェントを利用することで良いアドバイスをもらうことが可能といえます。
履歴書・職務経歴書の添削
初めて転職する方によくあるのが履歴書や職務経歴書の受かる書き方を知らないという点です。事業会社などへの面接は、ちょっとしたコツが必要です。
企業ごとに合わせた添削も一部エージェントでは実施しています。
サービスの特徴に違いはあるので、複数利用してみてください。
転職先企業の年収交渉も可能
希望年収など伝えづらい内容に関して、転職エージェント側が企業との交渉をおこない、できるだけ希望の内容に話をしてくれるのも、転職エージェントを利用するメリットといえます。
転職エージェントの専門性|業界専門か総合型か
紹介できる求人数よりも質を重視している
転職エージェントの『業界特化型』と『総合型』で大きく違う点は、『紹介求人数の差』と『求人紹介のマッチング度合い』です。
総合型の転職エージェントの場合
『紹介できる求人数』に重きを持っており、多種多様な企業を紹介できるのが強みです。ただし、紹介される求人のことを、担当アドバイザーがそこまで把握していない可能性があります。
そのため、案件が自分の要望や希望にマッチしていないケースもあります。
業界特化型エージェントの場合
紹介できる求人数こそ大手総合転職エージェントに及びませんが、「紹介求人」の内情を詳しく把握しており、代表の人柄や雰囲気、などを熟知している傾向があります。
アドバイザーの経験|転職先の業界・業種に詳しいこと
転職エージェント選びで大切なことは、利用するエージェントとアドバイザーの専門性が高いことです。専門性を図る要素はいくつかありますが、ひとつポイントとなるのはアドバイザーの経験値と、転職したい業界や職種に精通しているかどうかいえます。
アドバイザーの力量によって今後のキャリアが左右されることを考えると、専門性の高いエージェントが多くいるであろうサービスを選ぶのがもっとも重要なポイントの1つだといえます。
また特化型の転職エージェントは、新人は少ない傾向にあります。もちろん新人だから悪いということではありませんが、業界知識に期待するのは難しいかもしれません。
サービスの充実度|どこまで親身になって接してくれるか
転職エージェントに求めるサービス内容は人によって違うとは思いますが、例えば・・・
- 履歴書の添削時に細かく見てくれる
- 職務経歴書の良い書き方を教えてくれる
- 業界知識についての質問に詳しい
- レスポンスが早い、頻度が多い
- 求人紹介数が多い など
入社後のトラブルや、その後のアフターフォローの体制が整っていることも大事な要素になるでしょう。
求職者は無料でサービスを受けられるため、使い倒すぐらいの気持ちで利用し、もし担当者との温度感に差があれば、また違う転職エージェントを利用するというのも、考え方によってはありだとは思います。
担当アドバイザーとの相性
自分にとってどの転職エージェントが良いかは最初から判断できるものではありませんので、まずは複数の転職エージェントに登録し、何人か実際に会って話を聞いてみるのも有効です。
何人か会ってみれば、自分は何を求めていて、相手がそれに応えてくれるのかどうかの判断基準がわかってくると思います。
先ほど専門性が重要であることはお伝えしましたが、総合型の転職エージェントに2、3登録して多数求人を紹介してもらい、業界特化型エージェントで内情を把握した上で面接にいくなどの使い方をしていただくと、失敗しない転職活動になるかと思います。
担当アドバイザーと合わなければ変更を申し出ることは可能
求人は良いけど、担当アドバイザーとの相性が良くありません…
一度は良いと思って相談していても、やっぱり向いていないと思うこともあるでしょう。
その場合は、担当アドバイザーの変更を伝えてみましょう!変更したからといって、マイナス要素になることはなく、実はよくある事だったりしますよ。
片面型と両面型について
総合型の転職エージェントに多くみられるのが、求職者対応と求人企業側の担当を別々にしている『片面型』と呼ばれる運用体制です。
片面型とは
利用者と企業、それぞれに別の担当者がつくタイプ。
- 片面型のメリット
- キャリアアドバイザーが社内に常駐しているので、比較的レスポンスが速い
- 企業専門の担当者がいるので、多くの案件を扱える
- 片面型のデメリット
- 求職者側のアドバイザーは直接企業との関わらないので、紹介先事務所・企業の知識が薄い可能性がある
- 社内でも分業をしているため、情報量に乖離がある
- 1人のアドバイザーで20〜30名ほど担当しておりサポートの手厚さに乖離がある
紹介できる求人案件を効率よく集められる関係上、案件は多いですね。
両面型とは
利用者と企業、それぞれに同じ担当者がつくタイプです。
- 両面型のメリット
- キャリアアドバイザーが企業とのやりとりも行っているので、会社の雰囲気などの情報が手に入りやすい
- 企業情報を基にした面接対策やアドバイスを受けることができる
- 両面型のデメリット
- 担当者が利用者と企業の相手をするので、案件の数が限られてしまう
- 法人営業などの対応もあり、連絡がつきにくいケースがある
転職エージェントに登録・相談するタイミングはいつ?
転職エージェントを活用するメリットや役割については、ご理解いただけたと思います。では、「転職エージェントへの登録・相談」はいつがよいでしょうか。
転職活動は、離職中などであれば2週間、長ければ半年以上かかります。採用状況は3ヶ月ごとに変わり、1つの求人に対して複数名のエントリーがあります。
そのため、1日の違いで求人がクローズ、オープンが変わってきます。基本的には、転職を始める3ヶ月前に相談されることをお勧めします。
特化型エージェントの紹介
大手リクルートキャリアやdodaエージェントを利用されている方が多いかと思いますが、特化型エージェントを今回は2社ご紹介します。
元転職エージェントとして特化型エージェントとの繋がりがあり、内情を知っていることもあり、お伝えいたします。
RSG Real-Estate Agent
『RSG Real-Estate Agent』は、建設業界に特化した転職支援サービスを提供しております。
業界出身のキャリアコンサルタントが、求職者の希望やスキルに合った求人を厳選してご紹介しています。建設コンサルタント、ゼネコン施工管理、建設機械営業、不動産管理、上場企業人事、 ファシリティマネジメント、国土交通省OBなど、様々なバックボーンのコンサルタントが在籍しているのが特徴です。
建設・人材業界出身のコンサルタントが、求人企業の現場社員への取材や、経営陣との情報交換を定期的に行っているため、新鮮な生の声・リアルな情報収集が可能なのも強みかと思います。
また、年収が高い案件も多く取り扱っており、600万円~1000万円の案件紹介も可能とのことです。
ご支援が可能なエリアは、関東(1都3県)、東海(愛知・岐阜・三重・静岡)、関西(大阪・京都・兵庫)、九州(全県)の20代~40の方であればお力になれるそうです。未経験の場合は、30歳前半までであれば支援可能かと思います。
デメリットは、支援可能なエリアですね。福岡や北海道といった地方への支援は難しいため、地方エリアで転職を考えている場合は、求人媒体や大手総合エージェントの利用がオススメです。転職相談は「無料」なため気軽に相談してみてください。
【相談無料】建設業界専門の転職支援サービス【RSG Construction Agent】
不動産業界の営業職や宅建を持っている方であれば、以下の特化型エージェントもおすすめですよ。
宅建jobエージェント(株式会社ヘイフィールド)
株式会社ヘイフィールドが提供している宅建jobエージェントは、不動産業界を専門とした転職支援サービスです。宅建の資格がない方や、未経験で不動産業界に興味がある方まで幅広くサポートされています。
不動産業界に精通したメンバーが在籍していますが、強みは不動産会社へ向けた集客・ブランド支援事業を中心に、さまざまなサービス・ソリューションを展開している点です。
企業との取引も多く、知られざる優良企業を見つけることも可能なのが特徴です。
少し内部の情報を知っているのでお伝えすると、Webマーケティングに強みがある方が独立されており、不動産業界は、「離職率が高い」とか「ブラックな業界」など良いイメージがない事実もあり、業界を少しでも良くするためにまずは、良い方をご紹介して「労働環境」を良くしようという思いがあり、不動産業界の領域を変えていきたいと考えているご様子です。
業界として、まだまだ生産性が低くITの浸透が遅れているのが不動産業界の特徴ですが、ヘイフィールドさんはこのような課題を解決するために事業を展開し、不動産業界で働く人や不動産取引に関わる人と企業に質の高い機会をたくさん提供し、業界に貢献したいと考えておられるので、ご興味があれば、相談してみてください。
【無料相談】不動産業界を専門にした転職支援サービス【宅建Jobエージェント】
建設業界から転職する場合に記載した方がよい項目
建設業界から転職する場合に記載した方がよい数値やKPIを紹介します。
- 実績
建設業界での経験における実績を示すことが重要です。具体的には、担当したプロジェクトの規模や工期、予算、品質などについて、数値や評価を示すことが求められます。また、担当した工事の種類や分野についても、明確に示すことが望まれます。 - 貢献度
建設業界での職務遂行において、どのような貢献をしたかを示すことが求められます。例えば、工事現場での改善提案やコスト削減、品質向上、工程管理の改善など、自分が関わったプロジェクトや業務における貢献度を具体的に示すことが望まれます。 - スキル
建設業界での職務遂行に必要なスキルを示すことが重要です。例えば、設計ソフトの使用経験、施工管理の経験、品質管理の経験、コスト管理の経験、安全管理の経験など、自分が持っているスキルを明確に示すことが望まれます。 - 評価
建設業界での業務において、上司や同僚からどのように評価されたかを示すことが重要です。例えば、担当したプロジェクトにおける評価や、業務上での貢献度に対する評価など、自分自身を客観的に評価してもらった結果を示すことが求められます。
これらの数値やKPIを具体的に示すことで、建設業界での経験やスキルをより明確にアピールすることができます。