40代営業経験者必見!?【営業経験を活かす転職】営業職からのキャリアステップを転職支援のプロが伝えます
まずは自身の営業職としての市場価値を把握する
転職市場では、同じ営業職でも上記ようなヒエラルキー(階層)が存在し、上位になればなるほど報酬・待遇・異業種転職がしやすい特徴があります。
無形商材(金融・広告・人材紹介・コンサル・ソフトウェアなどのITサービス)の法人営業経験は市場から高く評価されます。
単価・営業手法・提案相手でも転職市場は変わる
転職市場では高く評価されやすい営業経験が存在します。
- 新規開拓営業
- エンタープライズ向けの営業
- 単価数百〜数億円の提案営業(ソリューション提案)
- 経営者・役員クラスへの提案
上記のような経験があり、上位20%の営業成績があれば、転職時に高い評価を受ける傾向があります。
営業職から転職:気になる年収変化
基本的な年収は「業界」と「職種」の変化で決まります。
年収を上げたい
年収を上げたい場合は、「親和性が高い業界」かつ「営業職」になります。この場合は即戦力採用になるため、働き方や年収などは上げやすい傾向にあります。
近年フルリモート案件・ハイブリッド型の勤務が増えています。リモートワークはセルフマネジメントおよび「結果」が全てになります。
年収を上げつつ働き方を改善する場合は、スキル経験をベースに転職活動するのが定石です。現在年収600万円以上は「親和性が高い業界」かつ「営業職」での転職をオススメします。
年収は上げたいが、違うこともやりたい
この場合は「営業職」をベースに業界を変更するやり方です。
「金融業界:法人営業」→「広告業界:法人営業」
「製造業界:法人営業」→「IT業界:法人営業」
「不動産業界:個人営業」→「人材業界:個人営業」…
など営業経験をベースに転職をすることがポイントになります。
年収は応相談、職種は変更したい
この場合の年収は、現状維持・下がる傾向になります。
あまり年収を下げたくない場合は転職先の「業界・分野」はそのままで、職種を変えることで職種チェンジをしやすいケースです。
「金融業界:法人営業」→「金融業界:コンサルティング職」
「Web業界:法人営業」→「Web業界:マーケティング職」
「人材業界:法人営業」→「人材業界:人事職」…
など業界経験をベースに転職をすることがポイントになります。ただ、エンジニア・経理・法務などの専門性が高く、資格と経験が必要な分野は業界が同じでも転職は難しい傾向があります。
年収より将来的なスキルを高めたい
短期的な報酬ではなく、生涯年収を上げ「キャリアのタグ付け」を増やしたい方にオススメです。
この場合では、年収が大幅に下がる可能性があります。ただ、2・3年後に転職した場合に付加価値がある人材として評価を受ける方法です。
リスクもありますので、やみくもに年収を下げ、使わない経験を高める必要はありません。
自身に合ったキャリアを考えた場合、今「何」が足りず、どのようにすれば、実現できるかなどの専門的な逆算思考が求められます。
キャリアは専門家に聞くのが一番ですので、転職支援のプロをぜひ活用ください。
転職エージェントも様々です。一流は一流のエージェントサービスを利用することをオススメします。
担当者は一番成果を上げている、業界でも知名度がある担当者をアサインいただくようサービス時に申し込んでも良いかもしれませんね。
年収を上げつつ、業界・職種未経験に挑戦したい
この場合は非常に難しいケースで、他の選択肢を検討いただくことをお勧めします。
「年収を上げつつ、業界・職種未経験で転職する」ことは都合が良すぎます。もともと給与水準が低い、転職先の給与水準が著しく高いなどの例外はあります。
給与を支払う=自分が経営者になった場合にいくら今の自分に払えるか?と転職先の経営者になったつもりで判断するのも1つです。
40代営業経験者は未経験業界・職種への転職はおすすめしない
20代は業界・職種を変更しやすいタイミングですが、30代以降は未経験分野への転職が難しくなります。加えて、ライフステージの変化も大きく、ご両親の介護・住宅ローン・子育てなど、忙しくなります。
そのため、40代以降であれば基本的あまり年収を下げない転職が一般的になります。
年収を下げる=生活水準を下げる・節約をすることが求められます。そのため、大幅なキャリアチェンジはあまり推奨はできません。
無形商材・法人営業経験は転職市場では有利
無形商材や法人営業経験は、転職市場で高く評価される理由は、その性質からくるソリューション要素が非常に強力であることに起因しています。
無形商材は、物理的な製品ではなく、サービスやソフトウェアなどの非物質的な価値を提供するものです。
無形商材を販売する際には、顧客の問題やニーズに合わせたカスタマイズやコンサルティングが不可欠です。
無形商材の法人営業経験者は、顧客の課題を分析し、それに対する効果的な解決策を提供できる能力を持っており、複雑なビジネス環境での問題解決は、組織にとって重要な要素です。
そのため、製品や商材への魅力ではなく、難易度の高い課題解決力が求められる点から転職市場で重宝されます。
コンサルティング職・マーケティング職・人事職・企画職など年収・専門性が高い分野では「無形法人営業」の経験を必須にしている企業が多く存在します。
営業職でキャリアを考える場合は「無形商材」「法人営業」の経験があることは今後有利に働きます。
経験がなければ挑戦することをオススメします。
営業職経験者が転職エージェントを検討するメリット
営業職経験者は転職エージェントを利用しなくても問題はありません。
営業職は多くの企業でニーズがあるため、転職活動を有利に進めることができます。ただ、転職エージェントは以下に強みがあるため、複数利用することをオススメします。
年収アップの機会
転職者が自力で行うのはハードルが高い年収交渉を代行してもらえるのは、転職エージェントを利用する大きなメリットです。 転職エージェントに依頼すると、企業との交渉をより円滑に進められます。
未経験業界・職種にチャレンジする場合
転職エージェントは、特定の業界や職種に精通しており、市場動向や求人情報に詳しいです。彼らは企業の給与水準や競争力を正確に把握しており、候補者に適切な給与の交渉ポイントを提供できます。マーケット知識と洞察力を駆使して、最適な給与交渉戦略を立てることができます。
採用難易度が高い企業の対策が必要な場合
一部の優良企業は、競争が激しいため採用難易度が高いことがあります。
転職エージェントは、そのような企業とのコネクションを持っていたり、面接対策や履歴書のアドバイスを提供してくれたりすることがあります。難関企業へのアクセスや合格率の向上が期待できます。
特定企業・特定の業界・職種にこだわりがある場合は「領域特化型の転職サービス」の利用もオススメです。
営業職経験者にとって、転職エージェントはキャリアアップや年収アップのための重要なパートナーとなります。
40代以降はレイオフの対象になることも…希望退職の対象年齢が意味すること
早期希望退職を募集する対象を45歳以上とする理由として、よく挙げられるのは、「社内の年齢構成のひずみを是正したい」という言葉です。
採用抑制が続いたことで、勤続年数の長さに比例して年収も高い人が多く在籍していることが課題になっている企業が多くあります。
希望退職の対象年齢は、「高年齢・高年収」の世代の人数をスリム化し、会社全体を筋肉質でフットワークのいい組織構成にしたいという思いが起点となっています。
しかし、その前提にある要因は、業績不振です。
売上(営業利益)が増えて、右肩上がりに成長していれば、中途採用で中堅や若手の採用を強化して、大きなピラミッドにすることができます。
特に重厚長大産業(鉄鋼業・セメント・非鉄金属・造船・化学工業)をはじめとした比較的古いビジネスは、業績自体が右肩下がりで、人件費が経営を圧迫しているという構造が常態化していることもあります。
ビジネスのV字回復の道が見つからず、長期低落傾向が今後も続いていくとなると、希望退職が継続されるだけでなく、対象となる年齢層も低くなる可能性があります。
いつそんな状況がやってきても慌てないように、採用側から求められるような経験スキルを準備をしておくに越したことはありません。
45歳以上の転職実態
転職相談でお会いした45歳の転職活動についてお伝えします。
早期希望退職制度に応募をして会社を辞めた方でした。
営業を経験した後、本部で人事、総務、経営企画など長く管理部門で活躍してきた方で「できれば、近い業界の管理部門で、いいポジションがあれば紹介してほしい」というのが依頼の内容でした。
「希望年収は前職同様の1200万円以上。下がるとしても1000万円以上は確保したい」というのが希望条件。
しかし、履歴書と職務経歴書を見ると、退職からすでに6カ月以上が経過。
理由を聞くと、「退職後は少しゆっくりしようと、転職活動もスローペースで、求人サイトに登録した程度。3ヶ月経過したタイミングで、エージェントにも登録して本格的に活動をスタートした」という答えでした。
50社ほど応募をしたということですが、面接に進めそうな企業はゼロ。選考結果の返信さえ、半数以上からは届かないという状況です。
早期退職制度のリスクは、割増退職金が一気に入金されることで余裕を感じてしまうことにあります。
早期退職制度は怖い
一般的には早期希望退職時の退職金割増分の金額は「年収の2倍」というのが相場で、大卒45歳(総合職)の場合、約1000万円が通常の退職金に加算されることになります。
この余裕がセカンドキャリア探しのスタートを遅らせ、場合によっては、この状況が1年・1年半・2年と長引く原因になることもあります。
そして実際には多くの人が1年以内に何らかの仕事に就職することが多いのですが、その中には一時避難的にアルバイトや派遣社員、顧問などで働くケースが多く含まれているのが実態です。
もともと希望する人が多い正社員での転職の場合は、時間の経過とともに対象とする業種や職種、希望年収などの条件が変化し、当初思い描いていたセカンドキャリアとは全く違う仕事に就くケースも多くあります。
つまり、年齢が上がっていくにしたがって、「転職先が決まること(アルバイト・パート含む)」と「満足度が高い希望の仕事に就くこと」とが全く一致しないケースが増えていく現実があるということです。
30代の皆さんにも、ぜひこのあたりの現実を頭に入れておいてもらいたいと思います。
伸びている会社ほど専門知識や経験の要望レベルが高い
これからの企業では、多様な能力と強みを組み合わせていくプロジェクト型の働き方が中心になってくる可能性が高くなっています。
組織全体を調整する運営管理者は必要ですが、全員が総合職で、組織間の利害調整をしながら合議的に物事が進んでいく形態はどんどん減っていきます。
そして事業全体の目的から逆算された専門家集団のチームが組成され、目標に沿ってKPI(重要業績評価指標)が運用されていくという、筋肉質な事業形態が広がっていくと考えられます。
「多様な専門性を持った少数精鋭のチーム」への変化です。
これらの企業で求められる人材は、「どんな職務にも幅広く適応していくゼネラリスト」ではなく「専門性を必要とするミッションをハイレベルで実現できるスペシャリスト」になります。
このような時代を迎えるとしても、過去の経歴を今から変更するわけにはいきません。
過去、経験を積んできた中で、自分自身のメインキャリアをどう位置付けるか?
そして、どんな経験や専門性を武器に戦っていくのか?できれば自分の「得意なこと」「好きなこと」を使って「長所伸展」で進めるとベストですが、今から新しいスキルを身に付けるという選択もありえます。
キャリア戦略について考えるタイミングは人それぞれですが、1年ごとに考える「機会」を意図的に作ることをお勧めしています。
3年ごとに転職活動をする方法もありますし、キャリア形成に知見がある社外メンターに相談するのも1つです。
採用側の視点は「再現性」
採用する側は、募集しているポジションの役割や難易度を考えながら、また自社の風土や文化・価値観を考えながら「この人は即戦力として活躍し、既存のメンバーの中に溶け込んでくれるだろうか?」という視点で選考をしています。
その観点を意識して、まずは「自分がどんな経験を持つ何者で、どんな成果を発揮しうるのか?」また「どのような取り組み姿勢や仕事への考え方を持っているのか」を、簡潔かつ率直に伝える必要があります。
過去の経歴から自分の強みを示すために、転職ノウハウ系の記事などでは、過去に生み出した成果を具体的な「結果」で語ることを強く勧めています。
売上実績や、新規開拓の顧客数、予算達成率、社内表彰などをトロフィーのように羅列している人もいます。
しかし、採用する側が本当に知りたいのは、その人が過去に記録した「結果」ではなく、自社に入社した場合にどれだけの成果を生み出せそうかという「再現性の確からしさ」です。
このギャップを避けるためには、応募書類や面接の場で、以下の要素を的確に伝えることが重要になります。
- 自分が与えられた仕事の目的やミッション
- 目標達成のために自分なりに考えた戦略・戦術・行動
- 具体的に実行したこと(事例を間違えながら)
- どのような成果を残すことができたか
- そのプロセスで得た学びが、転職先で求めていた経験スキルとマッチしているか、再現があるか
外部環境や顧客心理、競合の動きなど、あらゆる変化がある時代だからこそ、「再現性」を求める企業が増えています。
ぜひこれらのポイントを踏まえて、自己PRを磨いていただければと思います。
必要に応じて、ミドル層やハイクラス層への支援に強みがある転職エージェントへの相談や有料サービスの活用も1つです。
ミドルの転職では、書類だけでは伝わらない魅力をいかにして企業に伝えるかポイントになります。両面型の転職エージェントであれば、書類だけではなく「〇〇といった魅力があるため、一度お話を聞いてください」と交渉を進めることができます。
金融・製造業に強い「コトラ」・年収800万円以上が利用する「リクルートダイレクトスカウト」・「ビズリーチ」・両面型の転職エージェント「ジェイエイシーリクルートメント」の利用も検討してください。
5歳〜10歳上の世代の働き方で現状を知る
「将来の自分のキャリアがどうなるのか不安で仕方がない」という方は多くの場合、将来が予測できないという思い込みが強く、予測するための努力を諦めていることが多いのが現実です。
そういう方に勧めているのが、自分の身近にいる5歳上、10歳上の世代の先輩たちの働き方を観察することです。
具体的には、自分の会社の上司や先輩など、できるだけ自分と環境が近い先輩の状況を観察することからスタートします。
一人一人の顔を思い浮かべながら、自分らしさを生かして満足度が高く働いている(ように見える)のか、周囲からの評価も自己評価も自分の理想より低い状態にある(ように見える)のか、それぞれの共通点や傾向はどんなものがあるのか。
こうしたことを観察して自分なりの仮説を立ててみてください。
もし可能なら、個別にインタビューをお願いしてみると、よりリアルに浮かび上がってくるはずです。
自分のキャリアを考える上で、先輩たちが通った道のりやアドバイスが欲しいと率直に打ち明けてみると、親身になってくれる人は多いものです。
特に、もし10年前に戻ったら、どんな準備をするのか。
一世代下の自分にキャリア設計についてアドバイスするならば、どんなことなのかを具体的にインタビューしてみてください。
知りえなかった意外な事実を手に入れることができるはずです。
異業種転職に成功するために抑えておきたいポイント
異業種・異職種への転職は、たとえ40歳を過ぎていても遅すぎることはありません。
しかし、それを実現するのが簡単だというわけではありません。
異業種への転職の難しさは、業界によって風土や価値観、仕事の常識がまったく異なるところにあります。
専門用語も違えば、仕事の進め方やスピード感、コミュニケーションをとる方法などすべてが変わるため、適応していくためには、過去の成功経験をすべて捨てて、ゼロから学んでいく覚悟が必要です。
一般的には「同業界・同職種の人材のほうが即戦力になるはず」と考えている人事が圧倒的な多数派です。
そう考えている相手の書類選考を突破するには、それ相応の志望動機と自己PRをする必要があります。
まったく違う出身の自分がなぜこの業界、この企業を選んだのか。
そして、この職種でどんなことがやりたいのか。これらを論理的に明示する必要があります。
また、自分が積み上げてきた経験やスキルには、どういう汎用性や共通点があって、転職希望先の会社で生かせるのか。
その結果、業績にどんな貢献ができるのか。こういった事柄を明確に説明できるように準備する必要があります。
「30代前半に転職した時と感触が全く違う」意識を持つこと
企業の多くは、年齢が上がれば上がるほど、ポジションに付ける人が少なくなる「ピラミッド型組織」になっています。
そのため、中途採用で補充されるポジションも、その三角形の人員数に比例して、現場のプレーヤーであることが多くなります。
現場第一線のプレーヤーは、新卒入社の1年目から課長直前の30代前半で占められているのが一般的です。
「現場で目一杯走り回るには、若くて体力もあって、頭も柔らかい若手がいい」と考える企業が圧倒的に多いので、「中途採用するなら35歳ぐらいまで」という求人が圧倒的な大多数を占めることになります。
多くの企業ではマネジャー、いわゆる課長職の年齢が35歳以上に多くなっていることも「35歳の壁」の一因となっています。
現場の部長クラスや採用責任者からすれば、「マネジャーが自分と同じくらいの年齢や年上を扱うのは負担が大きい。できれば年下のほうが働きやすいだろう」という「親心」が生まれやすい実態もあると思われます。
しかし、この年齢によって転職難易度が上がる現象は、35歳だけに限らず、それ以降もついて回ります。
35歳を過ぎてからの大きな節目は「40、45、50歳」です。
40歳以降の中途採用は長期戦
「35歳の壁」以降に訪れる大きな断層は、40、45、50歳と、5年ごとにやってきます。この流れは変わりそうにない状況です。
5年ごとの断層によって求人数は減ることはあっても増えることはありません。
転職を検討する人の出現率は年齢によって大きく変わらないので、転職活動をする人の分母は一定な割に、分子である募集対象人数だけが減っていくので、「転職の競争倍率」は年齢を重ねるごとに上がっていく一方です。
特に45歳を過ぎると、転職活動は長期戦の覚悟が必要になります。
「ぜひ入社したい」と考える志望企業の競争倍率は最低でも100倍、「応募してみてもいいかな」と思う程度の求人であっても倍率は30倍はあると仮定して作戦を練るのがちょうどいいぐらいの激戦になります。
転職相談で会う人には「1年間に200社応募して面接まで進めた企業は5社しかない」という人が珍しくありません。
転職活動を開始してから、いかに早く相場観を手に入れるかが転職の成否を分けるといっても過言ではありません。
35歳転職限界説は無くなっていない!?
「35歳転職限界説はなくなった」と報じられることが増えてきました。
確かにコロナ禍で市場が変動する直前までの有効求人倍率は、過去10年間、求職者数に対して求人数がじりじりと右肩上がりで増えてきたこともあり、最終的には何らかの形で転職に就労できる人が多いのは事実です。
しかし「営業を希望していたが、人手が少ない全く経験のない企業へ就職」という人や「住居から遠く離れた地域でドライバー職で雇ってもらうことができた」というケースも多く、「年齢の壁がなくなった」と表現するには、あまりにも希望とかけ離れた転職が多いことももう一つの現実なのです。
実際に転職活動を始めてから、相場観が「腹落ち(十分に理解、納得)」するまでに必要な時間もあります。
一般に転職活動していると、活動初期は応募数が集まりやすい(競争倍率が高い人気企業)求人を選ぶ傾向が強く、徐々に採用が決まりやすい(ニッチだが、自分が必要とされている)求人に移行していきます。
経験やスキル、知識の需要がどれだけあるかによって、個人ごとの格差は大きいのですが、転職先を選ぶ希望条件については、最初から優先順位や重みづけを決めておくことをお勧めします。
優先順位を決めておくポイント
賃貸住宅の物件選びに例えると、「家賃」「広さ」「駅からの距離」「買い物の便」「日当たり」「間取りの使いやすさ」など、判断するための情報の種類が多く、物件ごとに強みや弱みがあり、いつまでたっても選べないという状況が起こります。
あるいは、すべての条件が「満額」でそろうことにこだわり過ぎると、いつまでたってもそんな物件情報が届かないとか、掘り出し物は競争率が高すぎて全く勝ち残れないということにもなりかねません。
あらかじめ希望条件の優先順位を決めておくと、判断速度が速まり、優良案件を手に入れられる可能性も高まります。
たとえ全体として統計的に厳しい就業環境でも、一人一人が何を成功の基準と置くか次第で、人生の充実を手にしている人はたくさんいます。
自分らしい人生を送るために、自分なりの「ものさし」をまずは手に入れてください。
キャリア戦略について考えるタイミングは人それぞれですが、1年ごとに考える「機会」を意図的に作ることをお勧めしています。
3年ごとに転職活動をする方法もありますし、キャリア形成に知見がある社外メンターに相談するのも1つです。
自分の市場価値を図るのであれば、転職エージェントや有料サービスを利用して判断することをお勧めします。
Diver(ダイバー)では、引き続き「多様な価値観で、世界を変える」をミッションに、自己実現を手助けするための手段や情報を提供して参ります。
少しでも多くの方の助けになるようサービスを提供して参ります。
40代ミドルの転職は難航しやすいため、求人媒体などを複数使うことをお勧めします。
ミドルの転職に強い「ジェイエイシーリクルートメント」・地方支援に強い「ヒューレックス」・金融・製造業に強い「コトラ」・年収800万円以上が利用する「ビズリーチ」など自身に合ったサービスの利用も検討してください。