【株式会社セプテーニ・ホールディングス(Septeni Japan株式会社)への転職】通過率を上げる面接対策・プロが教えます
今回は転職エージェントとしてSepteni Japan株式会社(セプテーニ)への転職支援実績を活かし、面接対策情報をお伝えします。
情報量は多いですが、面接対策にお役立てください。
今回この記事を書いた背景は、転職エージェントとして従事していたころ感じていたのは「面接対策のみ」のサポートができないことです。
転職エージェントのビジネスモデルは、紹介した企業にご内定をいただいた場合のみ発生します。
そのため、自社経由でエントリーをしないと面接対策ができないのがほとんどでした。面接対策のみを希望する方のご支援は、やむを得ずお断りをしておりました。
この記事を読めば、必ず内定がもらえるものではありません。
面接対策は実際に「経験」をして、知見がある人間からフィードバックをもらうようにしてください。
【会社や業務について】
まず、セプテーニの面接対策をお伝えする前に基本的な情報を押さえましょう。
セプテーニでは、以前よりスマートフォン広告に注力しており、その中でも成長著しい動画広告の生産・販売体制を強化しています。
また、昨今ニーズが高まっている「ブランド広告」においても専門部署を設置し、デジタルエージェンシーならではの知見と実行力を活かしたソリューションを提供しています。その他、AI技術を活用し、広告効果の事前予測や改善案の提示、制作サポートの実現に向けて大学と共同研究なども行っているのが特徴です。
インターネット広告運用で培ってきた実績とノウハウを活かし、包括的なマーケティング支援サービスをグロ―バルに展開しています。
事業展開に関して
今後は、データ・ソリューション領域やブランド広告市場・デジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するとともに、電通グループとの協業の促進をより強化していく動きになります。
採用に関してもそれに伴い、今後増えていく傾向にあります。
セプテーニでは、以下のようなポジションがメイン採用となります。
- ストラテジックプランナー(戦略立案)
- アカウントプランナー(営業)
- Webコンサルタント
- CDP/CRMセールス
- ECプラットフォーム広告戦略/運用コンサルタント
- クリエイティブディレクター・データサイエンティスト
などの職種で中途採用をおこなっています。(グローバル事業も含む)
面接対策のポイントは、自分が志望する職種の仕事内容を理解し、競合との差分も伝えられるようにしておくことです。
セプテーニ社の中途採用は「即戦力採用」に注力しているため、広告代理店経験が多くなりますし、学生であれば競合と違いを把握しておく必要があります。
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社オプト
- 株式会社電通
- 株式会社アイレップ
上記企業の企業分析は行なっておくことをお勧めします。
面接スタイルは?
社員の平均年齢が20代と若いため、面接はフランク雰囲気が特徴です。
その人自身の「本質」を見極めるような質問も多く「論理的思考力」「行動力・主体性」といった部分を見られます。こちらは後ほど詳細はお伝えできればと思います。
セプテーニ社を志望する新卒や中途の方は多いため、競走倍率が非常に高いのが特徴です。
面接対策も含めてしっかりと準備されることをお勧めします。
【過去質問項目】
この章では実際に面接で聞かれた質問をご紹介します。しっかりと準備をしてテキストで言語化してください。
一次面接の主な質問
・自己紹介
・転職活動のきっかけ
・他はどのようなところを見ているのか(他社選考企業)
・転職の中で重視している軸を教えてください。
・現職の広告代理店をどのようにとらえ、セプテーニをどのようにとらえているのか教えてください。(重要質問)
・チームの中ではどのようなキャラクターか。またそのキャラクターは、どのような経験のもとに形づくられていったものなのか教えてください。
・どのような時間に素になっているか、教えてください。
・企業HPなどを見た中で、ハード面(事業展開)以外に、ソフト面(顧客至上主義)等で心に残っている部分を教えてください。
・希望する部署の中で、数字を細かく追っていくこと、スピード感のイメージは沸いていますか?
・部署の区分け(フロントが運用・拡張の2部署に分かれており、さらにオペレーションチーム・ECチーム等がある中で)として、一番魅力的なキャリアはどれか教えてください。
・逆質問
「セプテーニの面接において意識するべき点」過去の支援実績をベースにお伝えすると
・地頭の良さ
・ロジカルな考え方が出来ているか
この2つが非常に重要になります。
地頭が良いというのは、質問に対する回答が的確であり、レスポンスの速さと深さがあるということです。
経験があっても地頭に懸念があればお見送りになってしまうことがあります。
また、ロジカルな考え方というのは、コンサル的な頭の使い方が出来ているかということです。
面接官にロジカルな考え方をしていると思わせるには、
「結論〜、理由としては〜、具体的なエピソードは〜、だから〜〜と考えています」といった話し方ができるよう意識してください。
必要に応じて一定練習が必要であれば、転職エージェントや有料の面接対策を行なっていただくことをお勧めします。
まず自分の原体験をしっかりと話ができるように何度もテキストや声に出し練習を行なってください。
最終面接の質問事項
・どうして転職を考え始めたのか
・CA・opt等を受けてるか?どこを受けてるのか
・将来どんなキャリアを志望しているか、考えているのか教えてください。
・扱う商材として、どんな業界に興味があるのか。
・前回の面接官と〇〇さんとお話しして、人としてのマッチングはどうか教えてください。
・普段どういうキャラクターか(プライベート含)。
・裁量を求めているというが、具体的に「裁量」は何を意味しているか。
・逆質問
セプテーニは、社風やキャラクターとのマッチ度も重要視しています。
こればかりは感覚的なものになってしまいますが、社内の方と話をした際に「セプテーニのロゴをリニューアルした際に、グループ内でセプテーニグループを構成する要素ってなんだろうとヒアリングを重ねた結果、「変化」と「仕組み化」というキーワードが出てきました。
チャレンジしている今の状況が「変化」、この経験をしっかり「仕組み化」して当たり前の環境にして新たなチャレンジに進む、そして人として裏表がない「いいやつ」を採用したい」とのことでした。
環境の変化を楽しみ、むしろ「機会」として前向きに捉えることができるか。デジタル領域は「変化」が当たり前だからこそ、若いメンバーを積極的に採用し、変化をし続けるのが特徴です。
プライベートの質問やキャラクターの部分は「趣味や勤勉さ」を伝えるようにしましょう。
例えば、仕事で成果を出すためにマーケティングのセミナーに通っているなど。過去の内定された方は「キャンプ」「料理」「マーケティング書籍を読む」「筋トレをしており、大会出場を目指している」といった方々でした。プライベートを充実させる取り組みも大切な要素かもしれません。
【過去のお見送り理由や懸念点】
以下は過去のお見送り理由です。お見送り理由の傾向を元に対策に役立てていただけますと幸いです。
- 業務内容を理解していなかった
- 仕事への姿勢が受け身であり、素直ではない印象
- かなりあっさりしたタイプで熱意や意欲がなかなか読みにくい
- 目の前の仕事を選り好みしそう
- 営業として挑戦するに当たり、結果にコミットする貪欲さ、意欲はあまり高く感じない
- 営業数字よりも顧客満足度を優先する印象で結果を出すまでに時間がかかりそう
- 自尊心はやや高い印象で、上手くいかないとき直ぐに転職する印象
- 表情が硬く、フットワークやスピード感を感じなかった
- 固定概念が強く、自己主義に走らないか
- やや志向が固く、柔軟性に欠ける
- 他社との違いや業界研究もしておらず、論外。
- 変化に対応ができず、固定概念が強い。こだわりがあることは良いといえるが、柔軟さにかける印象がある。社風と合わない
- 愛嬌はあって◎。クライアント対応も問題ないとは思うが、論理的思考力が足りず、課題に対してのアプローチが弱い。デジタル広告をやっていく場合の提案力が足りないためお見送りでお願いします。
【過去の内定評価点】
過去のご支援では以下のような部分が評価に繋がっていました。何かしらエピソードがあれば伝えるようにしましょう。
- 対人能力・コミュニケーション能力が高い。
- 誠実で丁寧なコミュニケーションが取れる。
- 自分の考えを論理的に整理しアウトプットできる。
- 仕事が好きで成長への熱意を感じる。
- 質問の意図を理解し正しい回答ができる(自頭がよく空気を読む力が強い)。
- 真面目でポジティブ、ストレス耐性やフットワーク性は評価ポイントでした。
- 成長欲求が高く馬力のある営業タイプと感じました。基礎学力も高いため、複雑な営業でも活躍が期待できます。業界が大きく異なる転職のため最初は苦戦する可能性はあるが、まだ若く成長期待があるため、組織として育てる前提で採用したい。
- 論理的思考は強い。
- 社風とマッチしていると感じたため。
株式会社セプテーニ・ホールディングスへの志望動機
あくまでも1つの参考にするようにお願いします。例文に頼ったエピソードは独自性がなく、お見送りにつながる可能性があります。
貴社を志望する理由は2点ございます。
一点目は、予算規模が大きな企業様のデジタル広告に携わり、経験が積めることに魅力を感じるからです。
私はキャリアの最終的な目標として、〜〜〜〜〜を目指しております。
そこに至るまでに必要な専門性を身に着けるにあたり、まずは支援会社側で様々なクライアント様で経験を積んだのち、事業会社側としてマーケティングに携わる経験も積みたいと考えております。
その経験を積むうえで重視したいのが予算規模です。予算規模が大きな案件に携わることで、より幅広い選択肢の中から施策を検討することができると考えております。
御社はデジタル広告をリードしていらっしゃる企業として、他社と比較し大きい予算規模の案件を扱っていらっしゃるため、その点に魅力を感じ志望させていただきました。
また二点目は、長期的なキャリアを見据えられると考えたからです。
私は今後のキャリアプランとして、20代のうちにデジタルについての知見を身に着けた後は、自分の武器としてデジタルに軸足を置きつつも、オンライン施策だけではない、統合的なマーケティングについても経験を積みたいと考えています。
御社の経営計画として、電通社との提携を元にオンライン・オフラインを統合したマーケティングにビジネスを拡張することを実行されておりますので、企業としての方向性と、自身が今後歩みたいキャリアプランが一致しているという考えで御社を志望いたしました。
予算規模について、中長期的なキャリアについての話、またIR資料を読み込んだ上でのストーリー構成です。
会話のテンポや相手の反応を伺いながら伝える前提ですが、上記のような内容を伝えられると合格に近づくはずです。なぜ色々な選択肢がある中で「セプテーニ」という環境で経験スキルを高めたいと考えているのか。
転職をされる方も多い業界ではあるので、将来的なキャリアプランを伝え、そこから逆算した選択肢の1つにセプテーニが入ることを伝えていただいて問題はありません。
キャリアプランについて
最終的な目標は〜〜〜〜〜〜に携わることです。
そこに至るまでのキャリアプランとして、まずはデジタル広告分野での専門性を身に着けたあと、そこに軸足を置きながらマーケティング施策全体に携わる経験を積みたいと考えております。
広告に関する知見を身に付けた後は、事業会社側に転向し、〜〜〜〜〜を目指していきたいと考えております。
御社は、広告代理店でありながらも漫画アプリ等の事業会社としての側面も持っていらっしゃるので、事業会社側での経験を積むためにも将来的にはポジションチェンジ等も狙っていきたいと考えております。
HP等で企業の方向性等を拝見したところ、今後企業の目指していく方向性の一つとしてオンライン・オフライン統合に興味を持ちました。
マーケティングマネージャーを目指すにあたり、デジタルの専門性は確かに自身の武器になるものの、長期的にはそこ一本に固執するのではなく結局はマーケティング施策全体も見られるようにならなければいけないのでは、という考え方から上記を検討いたしました。
「専門性」に関しては色々な方から相談を受けますが、チャレンジングな仕事は専門性を持った人に依頼が来るのがマーケティングの世界では良くあります。
そのため、20代のうちに自分の強みを固めていきたいという想いを持たれる方は、セプテーニ社は良い環境といえます。
キャリアの戦略として
「まずは専門性を高める」
→「それを元に難易度の高い仕事をしたい」
→「どんな専門性を磨いていきたいか(広告運用・ディレクションなど)」
→「今の自分に足りない専門性は何か」
→「その専門性を磨くにはどんな選択があるか(現職慰留・セミナー・転職」
→「転職であればどんな企業で経験を積めれば専門性が高まるか」
→「1つの選択肢がセプテーニ」
これくらい要素分解をして言語化ができると内定に近づきます。
就職・転職サポートをさせていただいた際はどんな質問があっても回答ができるよう壁打ちを繰り返していました。
自分の言葉で言語化し、腹落ちするまで考える「機会」を積極的に増やしていってください。
いかがでしたでしょうか。
最後に広告業界に強みがある「特化型の転職エージェント」を紹介しておきます。
マスメディアン:広告業界・マスコミ業界経験者はこちら
広告・Web・マスコミ職種を専門に転職・就職を支援されています。
代理店だけではなく、インハウス求人(一般企業の宣伝、広報、マーケティング、デジタル・Web、クリエイティブ部門)に強みがあり、対応エリアは、 東京・大阪・名古屋・福岡・金沢がメインになります。
マスメディアンは、広告・Web・マスコミを中心とした業界に精通したアドバイザーがおり、求職者のスキルや経験に合った求人案件を提案してもらえる仕組みです。
また、希望すれば、アドバイザーが面接にも同席してもらえるのが特徴です。
編集やライターといった職種では、ポートフォリオも必要なケースも多いですが、ポートフォリオの記載の仕方やアドバイスももらえることができます。
マスメディアンの取り扱い企業例
こういった専門的なアドバイスがもらえるのは、特化型エージェントならではといえます。
広告業界やマスコミ業界でキャリアを歩みたい方は、登録されることをお勧めします。
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