【動画・映像・CMディレクターから転職】制作企業or事業会社への就職・面接対策・気になる年収・転職難易度をプロが教えます
【動画・映像・CMディレクターから転職】異業種は難しい
動画・映像・CMディレクターの経験は、専門性が高く、他の分野で求められるスキルや経験が異なるため、転職が難しい職種の1つです。
動画・映像・CMディレクターの仕事は多くの場合忙しいスケジュールと長時間労働を伴うことがあり、ワークライフバランスの改善を求めて転職することが一般的です。
未経験業種への転職は28歳が相場であり、それを超える場合は注意が必要です。
インハウス・事業会社の動画・映像・CMディレクターの案件は極端に少ない
インハウス(企業内部)の動画・映像・CMディレクターの案件が少ない理由をいくつかお伝えします。
予算制約・内製よりは外注
多くの企業は、外部制作会社に映像制作を委託する方がコスト効率が良いと考えています。外部制作会社は専門知識や機材を持っており、プロジェクトごとに必要なリソースを提供できるため、企業内でディレクターを雇うよりも予算が削減できる場合があります。
また、映像制作がプロジェクトベースであるため、ディレクターを常勤として雇う必要がないと考える傾向があります。
プロジェクトが発生した際には、外部制作会社に依頼し、必要に応じてディレクターをフリーランス(業務委託等)として採用することが一般的です。
事業会社・インハウスのポジションがあってもすぐに充足する
映像・CMディレクターの職種は競争が激しく、需要と供給のバランスが取りにくい場合があります。特にインハウスでのポジションは限られており、競争がより激しくなる可能性があります。
常に動画・映像・CMなどの業務が発生する企業は少ない特徴があります。
インハウスの動画・映像・CMディレクターのポジションは比較的少ないため、転職を検討する際には広範な求人情報を調査し、転職の機会を見つけることが重要です。
また、自身のスキルや経験を活かす方法や、外部制作会社との協力関係を構築することも一つのアプローチとなります。
動画・映像・CMディレクターの転職は基本的には制作会社が一般的
動画・映像・CMディレクターの転職において、制作会社への就職やフリーランスディレクターとしての活動が一般的な選択肢とされることが多いです。
制作会社は映像制作に特化した専門知識や設備を持っており、多くの映像プロジェクトを受けているため、ディレクターとしてのスキルや経験を活かす場として適しています。
ライフワークバランスの改善が見込めないなどの不安があるかと思いますが、広告・映像制作などクリエイターファーストで事業運営を行う企業様が複数存在します。
具体的な事例:株式会社FOR YOU
SNSを主軸にしながら他メディアの企画制作を行なっている企業です。自社コンテンツにも注力しており、オリジナルドラマの制作、映画制作などにも関われるのも魅力です。
また、芸能プロダクションとしての機能もあるので、スキル・経験幅を広くし市場価値を高めたい方、 SNSアカウント運用、キャスティング、動画制作、広告運用、PR企画など、一部はできるようになったが、 総合的な提案などの機会がなく、成長機会を求めている方におすすめです。
(企業説明)https://jobseek.ne.jp/corporate-data/foru/
(HP)https://foru.co.jp/
(求人)https://herp.careers/v1/foryouinc
具体的な事例:ノースショア株式会社
映像・デジタル・グラフィック等の様々な手法によってあらゆるクライアントの課題解決に貢献する、クリエイティブブティック企業です。
社内外を問わず全てのクリエイターにとって”クリエイティブに全力を注げるクリエイターの楽園”をつくることを目指しています。
(HP)https://www.north-s.co.jp/
具体的な事例:株式会社チョコレイト
ナショナルクライアントからスタートアップまで、さまざまな業界のクライアントの課題を解決するブランドコンテンツを総合プロデュースを展開する企業です。
ストーリー性のあるショートフィルムやYouTubeチャンネル、アニメーションをはじめとしたあらゆる動画コンテンツから、Webサイト、グラフィック、イベントまでの制作責任者として、また、クライアントのクリエイティブパートナーとしてあらゆるプロジェクトをリードする企業です。
(HP)https://chocolate-inc.com/recruit/
動画・映像・CMディレクター経験だけでは通用しない。映像制作営業の経験が欲しい。
事業会社での動画・映像・CMディレクターのポジションに限らず、制作代理店では「ビジネスプロデューサー」いわゆる「制作営業・企画営業」を求める企業が増えています。
デジタル・SNS領域を中心としたマーケティングおよびコミュニケーション戦略全体のプロデュース・課題解決に向けた提案営業を実践できる方のニーズが高まっているため、ディレクションだけ経験がある方はますます転職が難しくなっています。
広告制作/キャスティング/プロモーションなどの部分的な機能を果たすだけでなく、課題発見に向けてのヒアリングから提案まで、社内外のチームを巻き込んでクライアントの事業や経営に深く踏み込み、マーケティング全体の戦略を描き、実践していくことが求められるポジションとなります。
転職を検討する前に現職にて、ディレクションだけではなく、プランナー・制作企画営業などの経験が積めるか1つ検討することをオススメします。
クリエイティブエージェンシーなど抵抗がある方は一度スキルの棚卸しを行い、明確なスキルがあれば挑戦をおすすめします。
一方で経験がない場合は、もう一度クリエイティブエージェンシーを経由するなど検討いただくことが結果的にスキル・年収を高めることに繋がります。
異業界・異業種は想定されている以上に厳しい世界ですので、【動画・映像・CMディレクター】の分野に強みがある転職サービスをぜひ活用ください。