【ECコンサルタントからの転職】面接対策・気になる年収・転職難易度についてプロが教えてます!
今回は、「ECコンサルタントからの転職」についてです。支援実績を活かし、転職に関するノウハウをお伝えします。
ECコンサルタントからの主な転職先
ECコンサルタントからの転職先には、以下のようなものがあります。
EC事業を展開する企業
ECコンサルタントは、EC事業の企画や運営、改善提案を行う専門家です。そのため、事業会社のEC事業を展開する企業への転職があります。
Amazon・楽天市場・Yahoo! ・ZOZOTOWN・auPAYマーケット・ヨドバシカメラなどの代表的な企業の他にアパレル・日用品などの多くはネット注文ができるようになっています。
IT企業
ECサイトの開発や運用を行うIT企業も、ECコンサルタントにとっては魅力的な転職先となります。
マーケティング会社
ECコンサルタントは、顧客のマーケティング戦略や販売促進施策の提案も行うことがあります。そのため、マーケティング会社への転職も選択肢の一つです。
ECマーケティングと広告代理店でのマーケティング施策(デジタル・オンオフ統合など)に違いがあるため、スキルアップを志望される方・年収を高めたい方におすすめです。
コンサルティングファーム
ECコンサルタントは、ビジネス全般の改善提案や業務プロセスの最適化も行うことがあります。そのため、コンサルティングファームへの転職もあります。
BIG4と呼ばれるコンサルティングファームやデジタルに特化した「電通デジタル」「アクセンチュアソング」などへの転職が増えています。
コンサルティングファームへの転職に強い【アクシスコンサルティング】
コンサル業界各社とのパイプがあり、業界に特化したエージェントがアクシスコンサルティングです。
・アクセンチュア用などファーム毎の面接・選考対策を受けることができる点が魅力です。
エンジニアなどのIT系人材、現役コンサルタント、経営企画、事業企画、財務、会計士、金融系などの方はぜひ活用ください。
自社ECサイトを持つ企業
自社ECサイトを運営する企業に転職することで、自ら提案した施策を実践することができるため、やりがいを感じられるかもしれません。
ECコンサルタントによって得意分野やスキルセットが異なるため、転職先を選ぶ際には自身のスキルや興味関心に合わせた企業を選ぶことが大切です。
EC業界から転職する上で気をつけるべきポイント
ECから転職する上でいくつか気をつけるべきポイントがあります。
スキルセットの確認
EC業界での経験を生かせるスキルや知識が他の業界でも求められるかどうかを確認しましょう。専門的なスキルが高いため、基本的には異業界・異業種への転職は難しい傾向があります。
具体的には転職先で求められている「歓迎条件」を確認しましょう。内定を獲得する多くの方は「必須」と「歓迎」の両方の経験がある方が多い傾向があります。
企業研究
EC業界と異なる業界で働く場合、その業界のトレンドや動向を把握する必要があります。転職先企業の事業内容や特徴、ビジョンや戦略などを調べて、自分自身がその企業で活躍できるかどうかを考えましょう。
履歴書や職務経歴書の作成
EC業界での経験をどのように他業界で生かせるかを明確にし、履歴書や職務経歴書に反映させましょう。EC業界での実績や業績向上の実績を具体的にアピールすることで、転職先企業にアピールすることにつながります。
面接対策の準備
転職先企業との面接前には、その企業の事業内容や業績、競合環境などを把握しておくことが重要です。また、自分自身が転職先企業でどのような役割を果たすことができるかをイメージし、自己PRを準備しましょう。
ECコンサルタントの転職に知見がある転職エージェントの利用
専門的な知見を持つ転職エージェントの利用で、自分自身が持つスキルや経験に合った求人情報を受け取ることができます。また、専門的な知見がある転職エージェントに相談することで、自分自身の強みや転職先企業の選び方など、具体的なアドバイスを得ることができます。
以上のように、ECから転職する場合には、業界や職種が異なることによるスキルや知識のギャップを埋める努力や、転職先企業の研究や準備が必要となります。
ECコンサルタントはモール経験が複数あると有利になりやすい?
ECコンサルタントの仕事内容によっては、複数のECモールでの経験がある方が有利になる場合があります。
例えば、複数のECモールを比較したり、モールごとの集客戦略を提案する場合などです。ただし、ECコンサルタントの仕事内容は幅広く、モール以外のチャネルやプラットフォームの知識や経験も求められることがあります。
したがって、単に複数のECモールの経験があるだけではなく、幅広い視野を持っていることが重要です。
ECコンサルティングにおいて、経験しておいた方が良いとされるECモールには以下のようなものがあります。
Amazon
世界的に有名なECモールで、販売実績があることで信頼性が高く、出店することで多くのユーザーに商品をアピールすることができるのが特徴です。そのため、多くの事業会社・支援会社にて求められる経験スキルが、Amazonのコンサルティング支援です。
楽天市場
日本最大級のECモールであり、多くのユーザーが利用していることから、販売戦略の確立や商品のPRなど、ECコンサルティングにおいて重要な知識を身につけることができるのが特徴です。モール未経験の方はぜひ検討いただくことおすすめします。
Yahoo!ショッピング
Yahoo!のポータルサイト内に設置されたECモールで、ヤフオク!と合わせてユーザー数が多く、多くの購買意欲の高いユーザーが集まっていることから、販売戦略の練り込みや課題の発見に役立つでしょう。
Shopify
海外発祥のECモールで、日本でも急速に利用が拡大している注目のプラットフォームです。オンラインストアの構築や顧客管理、決済システムの導入など、幅広いECビジネスの知識を身につけることができます。
楽天出身のECコンサルタントの転職は難航しやすい
楽天は良くも悪くも「知名度・利用者」が多く、楽天というプラットフォームを運営しています。そのため、楽天のECコンサルタントの方は他のモールでの経験が活かしづらいのが特徴です。
また、年収も転職市場の相場以上をもらっているため、基本的に年収が下がる傾向にあります。「楽天」というプラットフォーム・環境がなくとも通用するか?その分の報酬をもらうに値するのか?など適切な棚卸しが必要です。
アマゾンジャパン合同会社からの転職も同様の理由から転職が難航しやすいのですが、アマゾンジャパン合同会社の平均年収は、約1,080万円とされています。
職種や経験、業績などによって個人差はありますが、転職先で同様の年収が出る企業は少なく、ボーナスや株式報酬などの福利厚生が充実しているため転職活動が難航しやすい状況です。
ECコンサルタント経験者の主な転職理由は?
ECコンサルタント経験者が転職する理由は様々ですが、以下のような理由が挙げられます。
スキルアップやキャリアアップのため
ECコンサルタントとしての経験を積んだ後、自身のスキルアップやキャリアアップを目指すために転職する場合があります。
例えば、ECコンサルタントとしての経験を活かしながら、戦略的なビジネスプランを考えるマーケティング職や、自社ECサイトの運営管理を担当するECマネージャーなどの職種に転職することが考えられます。
働き方や環境の改善を求めて
ECコンサルティングには、プロジェクト毎に短期間での業務が多く、長時間労働やプレッシャーがあることが多いため、働き方や環境の改善を求めて転職する場合があります。
例えば、働き方が柔軟であったり、ワークライフバランスが良かったりする企業や、自分のスキルや経験を活かせる環境を求めて転職することが考えられます。
業界や分野の変化に対応するため
ECコンサルティングは、市場や消費者の変化に敏感に対応する必要があるため、業界や分野の変化に対応するために転職する場合があります。
例えば、EC業界以外の分野や、新しい技術やサービスに関わる職種に転職することが考えられます。
ECコンサルタント経験者のよくあるお見送り理由
ECコンサルタント経験者が転職活動中によく受けるお見送り理由は以下のようなものがあります。
業界や業務知識が不足している
ECコンサルタントの仕事は、ECサイトの構築・運営や集客戦略の提案など、複雑な業務内容が含まれています。そのため、応募するポジションに求められる知識や経験が不足している場合、お見送りになることがあります。
業績が不十分である
ECコンサルタントの仕事は、クライアントの業績向上につながる提案や施策を実行することが求められます。そのため、前職での目標・実績が不十分であると判断される場合、お見送りになることがあります。
目標などが未達の場合は、面接時の伝え方等が重要になります。
- その他の理由
転職先の求めるスキルや人物像と、応募者のスキルや人物像が合致していない場合や、求人に応募したタイミングが不適切だった場合など、その他の理由によりお見送りになることがあります。
ECコンサルタントが転職活動・職務経歴書で記載すべきKPI
ECコンサルタントの転職において、以下のKPIを記載することが有効でしょう。
- クライアント企業の売上成長率
コンサルタントとしての貢献度を評価する上で、クライアント企業の売上成長率を挙げることは有効です。 - コンバージョンレート
ECサイトの改善施策によってコンバージョンレートをどれだけ向上させたかを示すことで、自身の実績や能力をアピールできます。 - アクセス数
ECサイトのアクセス数は、多くの訪問者がECサイトを訪れていることを示します。アクセス数を増やす施策としては、SEO対策やSNSプロモーションなどが挙げられます。 - 顧客満足度
コンサルタントとして、ECサイトの利用者がどれだけ満足しているかを示す指標です。企業にとっては、顧客満足度を高めることが重要であり、コンサルタントとしてその実績をアピールできると良いでしょう。 - 実施したECサイト改善施策の数や効果
具体的に実施したECサイト改善施策の数やその効果を示すことで、自身の実力や貢献度をアピールすることができます。 - 広告費用対効果
ECサイトの広告費用対効果は、広告費用に対してどの程度の効果があるかを表します。広告費用対効果を改善するためには、広告配信のターゲティングやクリエイティブの改善が必要です。こういった指標も記載することがポイントです。 - その他業務に対する実績や評価
例えば、提案した戦略やアイデアが採用されたかどうか、プロジェクトの推進力やチームメンバーとの協調性など、ECコンサルタントとしての業務全般における実績や評価を示すことも有効です。
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