【株式会社博報堂へ転職】中途採用・難易度・面接対策・ポイントを内定実績をもとにご紹介
株式会社博報堂への転職難易度
まず、株式会社博報堂の中途採用は、契約社員での採用がほとんどです。
契約社員であっても、博報堂の契約社員の給与レンジは高く、他の会社の正社員給与よりも待遇が良いのが特徴です。
優秀な人も多く、契約社員であっても博報堂での実務経験は、その後のご自身のキャリア・転職でも評価につながります。
しかし、契約社員の採用は流動的であり、再開するタイミングはまちまちです。
そのため、場合によっては博報堂以外の選択肢も視野に入れ、同業他社へ転職されることをおすすめします。
博報堂のような総合広告代理店へ転職を希望する場合は、「株式会社電通/電通グループ(以下:電通)、ADKホールディングス(以下:ADK)」なども検討してみましょう。
IT広告代理店であれば、株式会社サイバーエージェント、デジタルホールディングス(旧オプト)や博報堂グループである(株式会社博報堂プロダクツ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社)電通グループ(株式会社CARTA HOLDINGS・Septeni Japan株式会社など)もエントリーをおすすめします。
広告・PR業界は転職市場でも人気がある企業が多いため、応募が多い=選考倍率が高くなる傾向があります。面接対策等をしっかり行う必要があるため、この分野に強みがある転職エージェントの利用がおすすめです。
マスメディアをはじめとした広告・PR業界への転職に強みがある「マスメディアン」(無料登録)はおすすめです。
株式会社博報堂の事業内容
- マーケティング事業
- デジタルマーケティング事業
- クリアエイティブ事業
- プロモーション事業
- メディア事業
- コンテンツ事業
- PR事業
- グローバル・ビジネス事業
博報堂は大きく8つの事業を展開しているのが特徴です。
博報堂に限らず、志望する企業の事業内容の把握は必要です。
中途採用は「即戦力採用」扱いになるため、事業内容を理解している上で企業側は選考・面接を行います。
事業内容によって求められる経験スキルも変わるため、エントリーできるポジションも変わってきます。
事業内容への理解を深めることで、面接の通過率も変わってきますので、気になる事業は必ずチェックをしましょう。
株式会社博報堂は、博報堂DYホールディングス傘下の完全子会社で、博報堂DYグループの1つです。
株式会社博報堂の強みは?
- デジタル分野に強い
- データ分野に強い
博報堂はデジタル領域に強みがあり、デジタル広告のプロを目指す方は、電通よりも博報堂の方が向いているかもしれません。
広告媒体もテレビ・ラジオよりネット広告が市場として成長している中で、既存の広告代理店として上手く舵を切っています。
2018年にインターネット広告大手のDACを完全子会社したことからも、今後のデジタル領域にも積極的なのが特徴です。
博報堂グループはデジタル部門に精通した部署が多く存在するため、「データ・ドリブン・マーケティング」に強みがあり、デジタル領域での売上を伸ばしています。
株式会社博報堂の弱みは?
博報堂の弱みとしては、電通と比べた場合の媒体販売以外の事業が挙げられます。
事業開発やコンサルティングなど様々な事業を行っていますが、やはり総合的に強いのは電通です。
デジタルマーケティングの強さは博報堂にありますが、ビジネスの上流から丸投げする場合を考慮すると、電通に劣ってしまうケースが少なくありません。
また、電通と比較すると海外進出の遅さも博報堂の弱みといえます。
海外売上高比率で見ると、電通は50%強あるのに対して、博報堂は20%未満であり、海外進出には出遅れていることがわかります。(2022年時点)
日本市場が縮小している中で海外進出は急務であるため、海外マーケットへの積極性は一層強める必要があるでしょう。
株式会社博報堂の年収・給与相場
2021年度の有価証券報告書によると、博報堂の平均年収は1,036万円であることがわかります。流石広告業界2位、大台の1,000万円は超えてきますね。
広告代理店業界全体の平均年収は430万円なので、博報堂の年収が高いことが分かります。
「博報堂グループ」と「電通グループ」では電通グループの方が「年収」が高い傾向にあります。
一方で博報堂グループは未経験採用にも積極的で、デジタルマーケティング分野に強みがあるのが特徴です。
広告代理店に強みがあるエージェントに相談をしてみましょう。
株式会社博報堂の仕事内容は?(契約社員)
博報堂の中途採用(経験者採用)はほとんどが契約社員となります。
博報堂の営業職は主に、「案件獲得」と「プロジェクトマネジメント」です。
広告媒体の予算配分を提案すること、社内他事業部と連携しながら、設定された納期に間に合うようにスケジュール管理を行うことなどが、博報堂の営業職の仕事です。
プロジェクト規模によって、メンバー規模や求められる領域も変わってきます。
株式会社博報堂のポジション一例について
博報堂では様々なポジションがあるため、エントリー時は「企業の採用ページ」や「転職エージェント」に相談することをおすすめします。
マーケティング
- 統合マーケティング
- PDCAマネジメント
- マーケティング・システム・デザイン
- ブランドコンサルティング/CI・VI
- ビジネスデザイン
デジタルマーケティング
- マーケティングインテリジェンスサービス
- デジタル運用型広告サービス
- ダイレクトマーケティングサービス
- システムソリューションサービス
- データソリューションサービス
- ソーシャルマーケティングサービス
プロモーション
- 体験価値ブランディング
- 購買行動データ/モデル
- チャネル・ソリューション
- デジタル・アクティベーション
メディア
- メディア・プランニング
- メディア・バイイング
- インタラクティブメディア
- オーディエンス・インサイト開発
- プライベート・マーケットプレイス
コンテンツ
- スポーツ・ビジネス
- エンタテインメント・コンテンツ
PR
- 戦略PR
- クライシス・コミュニケーション
- デジタルPR
- グローバルPR
- インフルエンサー・マーケティング
グローバル・ビジネス
- アウトバンド・アカウント業務
- インバウンド・アカウント業務
- グローバル・コンテンツ業務
株式会社博報堂の社風は?
博報堂の社風はデータを活用した提案に強みがあるため、ロジカルな社風が特徴です。
また、「クリエイティブ」領域に強みがあり、電通が体育会系的な営業力で勝負するのに対し、博報堂はクリエイティブにアイデアで勝負するといわれる傾向にあります。
また、「粒揃いより粒違い」という言葉が博報堂の採用広報でよく使われています。
センスというよりも、自分なりの意見を考え抜いた独自性が尊重される社風です。また、博報堂はチーム主義のため、チームの役割に個性を生かすことを重視しており、自分勝手が許されるわけではありません。
一方、博報堂は広告代理店なのでとても忙しく「働きやすい」とは言いにくい実態だと言えます。よいアイデアが出るまで粘り続け、プレゼン前には徹夜で企画書を仕上げることもよくあります。
博報堂は厳しい環境で自分を成長させたい人に向いているといえます。
博報堂グループは、働きやすさにも力を入れていることから博報堂グループも併願するのも1つです。
博報堂グループと社風は違う?
結論からお伝えすると社風に違いがあるため、博報堂グループも含めてエントリーを検討してみましょう。
博報堂グループに強みがあるエージェントは限られており、提携している転職エージェントは少ないのが特徴です。
内定実績がある転職エージェントにぜひ相談を検討してください。企業ごとのカルチャーや社風について教えてくれるはずです。
株式会社博報堂で求められる人材は?
求められる人材は、ポジションによって異なります。
最低でも実務経験3年〜5年以上は求められる傾向にあります。
- 広告会社やコンサルティング会社、事業会社におけるマーケティング、広告コミュニケーション
- プロモーション、ブランドAE、キャンペーン設計などの作業経験のある方
- 事業プロデューサーとしての実務経験、企画プロデュース力
- CEO・CMOのカウンターパートとなれる経営・事業の広範な知見
- 特定業界・業種に関する専門的知識
- クライアントの事業成長、困難を伴う変革の実現にコミットする情熱
博報堂グループでは、未経験者採用にも力を入れていることから「無形商材法人営業2年以上」あれば応募が可能なポジションやグループ企業が複数あります。
ぜひ機会があれば挑戦をしてみましょう。
株式会社博報堂への転職が難しい場合、上記の条件を満たしていない場合
業界未経験者の場合は、博報堂の選考を受けることはとても難しい場合もあるため、広告代理店での経験を積んでからの挑戦になります。
大手広告代理店の博報堂へ転職をご希望されている場合、一般には広告業界、あるいは無形商材の法人営業職を経験したのちに転職をされるのが効果的な方法です。
すでにWebマーケティングや広告代理店・事業会社での広告プランナーなど実務経験がある場合は、挑戦が可能ですので、コーポレートサイトや転職サイト・転職エージェント経由で応募をしてみてください。
博報堂の面接・SPIなど選考難易度
主に、履歴書・職務経歴書を元に一般的な転職理由や志望動機、今後のビジョン・キャリアパスなどの質問があります。
職種やポジションによって面接内容も異なりますが、経験者であれば、「担当されているブランドのブランディング戦略やマーケティング戦略をどのように考えているか」「現在出している広告をもっとよくするためには何をすべきか」など、専門的なところまで深く問われます。
株式会社博報堂は、データドリブンな環境なので「KPI・PDCA」を回した経験を踏まえながら面接でアピールすることが大切です。
フットワーク、人柄などその点も面接の中で見られるポイントになります。
株式会社博報堂・博報堂グループの魅力
博報堂グループは広告業界でもトップの案件を扱っていることから、日本を代表する企業のマーケティングを担うことができます。
各分野のプロフェッショナル達と協業する場面も多く、専門性を高められる刺激的な環境といえます。
グループとしての強みを活かし、デジタルのみに留まらず、ECやリアル店舗のデータをかけあわせた最先端かつダイナミックなソリューション提案も可能なため、正社員・契約社員に問わずキャリアアップすることができます。
株式会社博報堂への転職に強みがある転職エージェントを活用すべし
マスメディアンは、マーケティング・クリエイティブ職種に強みを持つ転職エージェントです。
マーケティング・クリエイティブ関連の専門誌を発行する宣伝会議のグループ会社として、宣伝会議の人脈や情報ネットワークを駆使し、転職者の方を支援しているのが特徴です。
一般企業を含むマーケティングやデジタル分野の求人も多く、手がける案件の種類は多岐にわたります。
広告・Web・マスコミ職種を専門に転職・就職支援をしており、代理店だけではなく、インハウス求人(一般企業の宣伝、広報、マーケティング、デジタル・Web、クリエイティブ部門)も強みがあります。
対応エリアは、 東京・大阪・名古屋・福岡・金沢がメインになります。
マスメディアンは、広告・Web・マスコミを中心とした業界に精通したアドバイザーがおり、求職者のスキルや経験に合った求人案件を提案してもらえる仕組みです。また、希望すればアドバイザーが面接にも同席してもらえるのが特徴です。
編集やライターといった職種では、ポートフォリオも必要なケースも多いですが、ポートフォリオの記載の仕方やアドバイスももらえることができます。
こういった専門的なアドバイスがもらえるのは、特化型エージェントならではといえます。
広告業界やマスコミ業界でキャリアを歩みたい方は、登録されることをお勧めします。
マスメディアンの取り扱い企業例
博報堂以外にも広告代理店、ハウスエージェンシーなど幅広く案件を扱っているため、登録をして損はないエージェントといえます。
「コンサル会社」と「広告会社」は、融合している
「コンサルティング会社」と「広告会社」は、かつては全く別の機能を持っていた両者ですが、近年では徐々にビジネス領域で競合するようになっています。
今後、広告業界とコンサルティング業界の境界線は、ますます曖昧になっていきます。
広告代理店は「広告市場内における差別化」のために、広告宣伝領域ではなく「事業・経営」へと川下から川上までその「戦略提案領域」を広げ、逆にコンサルは経営層を相手にした「絵に描いた餅」とも言われかねない戦略提案を実際に稼働させていくために川上から川下まで「戦術提案領域」を広げています。
その中で、総合広告代理店とコンサルティングファームの境界がさらに曖昧になったのは、「DX」がビジネスの主流になったためといわれています。
1stパーティや3rdパーティのデータを軸に効率的なマーケティングを実行しようという機運が高まり、データドリブンマーケティングという言葉が生まれ、データの取得と顧客の体験接点とが相まって相関しながら顧客獲得を行うという点で、デジタル及びデータに準拠するコンサルティングファームと総合広告代理店の採用が激化しています。
存在感を強めるアクセンチュア、広告代理店出身者の転職が増えている
「DX」「デジタル」の文脈の中で広告領域にも力を入れ、各所で広告代理店との競合コンペが行われています。
各社いずれも広告代理店経験者を中途採用で積極的に採用しています。
中でもITコンサルであるアクセンチュアのプロモーション領域の進出は加速を続けています。
DXと最も相性が良いため、総合広告代理店から多くの転職者を受け入れて、総合広告代理店対策を行っています。
市場の激化は各方面から訪れており、広告代理店市場が停滞する中にも関わらずプレイヤーが増え続け、「広告代理店」と「コンサルティングファーム」の明確な違いも、分かりづらくなっています。
「広告トータルプランニング会社」「統合デジタルマーケティング」「オンオフ統合マーケティング支援」など事業会社に近い距離で仕事が可能なポジションも増えています。
総合広告代理店も差別化が難しくなっているため、知見のある転職エージェントの活用を検討してください。
Big4を含めたコンサルティングファームへの転職支援に強みがある「アクシスコンサルティング」の利用はこちら。
ユーザーの方に高品質なサービスを届けるため、独自の審査をクリアした業界・職種に精通転職サービスと業務提携をしております。
博報堂への転職は求められる経験スキルが高いため、様々なヘッドハンターが利用している「ビズリーチ」やデジタル領域に特化した人材紹介事業部署がある「ジェイエイシーリクルートメント」の利用をおすすめします。
外資系広告企業の案件を扱う「エン・ワールド」やデジタルマーケティングに強みがある「マスメディアン」の利用もおすすめします。
株式会社博報堂からの主な転職先
株式会社博報堂から転職する場合、以下のような転職先が考えられます。
- 他の広告代理店
広告業界での経験がある人は、他の広告代理店に転職することが多いでしょう。大手広告代理店には、博報堂と同じくデジタル分野に強みを持つ会社もあります。 - マーケティング会社
博報堂は、マーケティングリサーチやCRMなど、広告以外の分野でも事業を展開しています。これらの分野での経験がある人は、マーケティング会社に転職することも考えられます。 - インハウスマーケター
博報堂は、自社のマーケティング部門を持つ企業にも広告サービスを提供しています。そのため、博報堂出身者がインハウスマーケティング担当者として採用されることもあります。 - スタートアップ
博報堂は、スタートアップ企業の支援も行っています。博報堂と同じように、デジタルマーケティングに特化したスタートアップ企業に転職することも考えられます。 - コンサルティングファーム
最近では、博報堂出身者が戦略コンサルティングファームに転職するケースも増えています。広告業界で培った経験を生かして、新たなキャリアをスタートする人もいます。
以上が、博報堂から転職する場合の代表的な転職先の例ですが、その他にも、デジタル分野に強みを持つ企業や、新規事業を展開する企業、さらにはメディア企業なども考えられます。