【株式会社リクルート:旧リクルートキャリア】への転職・中途採用の面接対策・難易度を元転職エージェントが教えます
今回は転職エージェントとして「旧リクルートキャリアの営業職」への転職支援実績を活かし、面接対策情報をお伝えします。
情報量は多いですが、面接対策にお役立てください。
新リクルート:経営統合をしたことで内情が変わっています。
2021年に統合が起きたことで、内情・社風が変わっています。新リクルートについて把握しておきましょう。
リクルートキャリアの業務について
まず、旧リクルートキャリアの面接対策をお伝えする前に基本的な情報を押さえましょう。
基本的な応募ポジションは以下2つになります。(事務職は除く)
- キャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザー<SE社員>
- メディア営業<SE社員>
- エージェントアライアンス<SE社員>
- 大学渉外/新卒採用領域<SE社員>
>>【SE社員】とは?
地域・職種限定の無期正社員です。自ら働く地域を決め、顧客接点を担うポジションです。ブロック外の転勤はないため、エリア限定正社員として中長期的に働きたい方におすすめです。
GE職<全国転勤の可能性がある正社員採用>は以前は多かったのですが、今はSE社員がメインになっています。
採用目線は、「GE社員>②SE社員となり、GE社員の採用ハードルが高い形です。
新卒、中途採用を中心とした人材サービス事業を手がけるリクルートキャリア。中途採用面接は、新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果を具体的に問われるほか、「人間性」も評価されるためしっかりと対策をしましょう。
仕事内容
キャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザー
新卒採用・中途採用それぞれあり、募集するタイミングによって仕事内容、役割が変わってきます。
詳しくはコーポレートサイトを見ていただくことをお勧めします。
新卒採用のリクルーティングアドバイザー(RA)の仕事は、地域の企業に対して、リクナビや合同企業説明会等のイベントを活用し、企業の新卒採用支援を行う仕事になります。
社長や人事担当者と対峙しるため、高い営業力を身につけることが可能です。
採用活動における課題を特定したうえで、企業の魅力や特徴を引き出し、学生にどうすれば伝わるのかをお客様と一緒に考え、実現に向けた提案を行いますし、説明会や選考方法、インターンシップのアドバイスなど、採用活動の改善提案も行います。
中途採用のキャリアアドバイザー(CA)業務は、多岐に渡る職種を支援することになります。
勤務や配属先によって支援する顧客属性は変わってきます。営業職1つとっても「年齢・経験の有無・年収など」で細かく担当領域が分かれています。
配属は個人の適性に応じて変わってきます。転職アドバイスやキャリアプランの提案を行いながら転職支援を行います。
SE職は、「働く地域」が決まっているため、このポジションでは
- 「顧客接点の仕事」にこだわりをもって働きたい方
- 自ら目標設定し、やり切ることのできる方
- 成長したいという強い意欲のある方
- 社内外の人を巻き込み、大きな仕事をしていきたい方
- 多種多様な企業や求職者の課題解決へ、当事者として挑戦していきたい方
特定の地域で長く働きたい方にお勧めのポジションです。
メディア営業
求人広告「リクナビ」を行うポジションになります。
ベンチャー企業をはじめとした様々な企業の採用支援を行います。
必要に応じて、採用ブランディングをクライアントと一緒にすり合わせを行うことや入社後活躍する人材の発掘・育成など、企業の事業成長に向けた提案を行います。
- 企業セミナーの設計、複数他社とのタイアップイベント企画
- 制作や取材の手配、進捗管理 ・広告効果の予測と分析、改善提案
- 広告やHP、採用パンフレットのコンセプト創りなどの企画
クライアントが経営層や人事などになるため、基本的には法人営業2年以上は求められる傾向があります。
エージェントアライアンス
このポジションはあまり出現しませんが、記載しておきます。
人材紹介事業を行う同業他社のエージェントに対して、リクルートキャリアの持つデータベースを提供する営業になります。
人材紹介経験者はご存知かもしれませんが、RANというサービスになります。クライアントは、転職エージェントです。
人材業界経験者に営業を行うため、法人営業経験2年以上、可能であれば人材業界経験者だと優遇される傾向にあります。
ただ、人材業界出身の方は、アライアンスに興味関心が薄い傾向があるため、個人・法人営業のどちらかの経験があればエントリーをしても良いかもしれません。
SPIの基準は高めです。
大学渉外/新卒採用領域<SE社員>
このポジションは、新卒採用支援メディア「リクナビ」に携わって頂くポジションです。
リクナビの会員獲得や合同会社説明会への来場に向けたプロモーション活動などを実施し、主な仕事は2つ。
- 大学に対する渉外活動
- 学生に向けた就職支援ガイダンスの実施
になります。
目標は業績目標と行動目標の2つがあり、業績目標は担当大学においてリクナビに登録頂いた学生数や合同会社説明会の来場数。
行動目標は担当大学の就職率向上に向けた課題解決のための行動評価になります。
大学のビジネスパートナーとして、担当大学の就職率向上や、進路決定実績向上などの就職支援戦略を支援するため、必要な施策を大学に対して提案する課題解決型の営業になります。
数年後の大学の未来を踏まえて、顕在的な課題のみならず潜在的な課題も自ら設定し解決策をご提案します。
大学の就職課に対して、学生の就職活動状況を確認しながら「リクナビ」を使った学生就活支援策を提案・実施します。主な支援策は学生向けの就職ガイダンスです。
就活の心構えや進め方、就職活動におけるリクナビの活用方法等を伝える仕事になります。
身につく経験スキル
リクルートグループの中でも「リクルートキャリアの営業職」は優秀な方々が多いのが特徴です。
- 技術力だけではなく、マインド面でも圧倒的な成長できる
- 変化を楽しみ、不確実性の高いビジネスでも再現性を持った営業力を身につけることができる
- 将来独立や起業するだけのスキルを身につけることができる
- 提案力・課題解決力を身につけることができる
- プレイヤーとしての成長と同時に、事業視点、マネジメントに近い経験も、早期に経験ができる
自社でメディアを持つリクルートだからこそ、「課題があるから解決してほしい」というオーダーではなく、「経営を見た上での課題を自ら特定する力」やその会社を成長させていくために「今何が必要なのか」を経営者と共に会話することができるのは魅力かもしれません。
企業の事業課題・経営課題に対して入り込む提案力が求められるため、企業の財務状況や決算書などが読めるよう訓練しておくと良いでしょう。
求められる経験スキル
下記いずれかの実務の経験が正直必要です。
■法人営業経験
■個人営業経験(販売サービス職、塾講師、地元金融機関)
■営業経験がなくてもエントリーは可能ですが、SPI、GATの基準は高いです
■その他応募するポジションに準ずる経験
活躍されている方の経歴
- 販売サービス職
- 塾講師
- 地元金融機関・
- メーカー営業(提案営業)経験者
- 大手ハウスメーカー経験者
- ブライダル/旅行/マスコミ
リクルートキャリアのSE職は様々な経歴の方が在籍しています。
地方エリアの場合は職種によっては、車での移動があるため、普通運転免許が必須になっている場合があります。応募する場合は、確認をお願いします。
面接スタイル
会話形式でコミュニケーションのスムーズさや的確さを判断しつつ、過去の経験などをなんでなんでと掘り下げて、エネルギー量や達成意欲、軸がぶれていないか、柔軟さを判断します。
概ね温和な雰囲気で進みますが、場合によっては圧迫気味に感じたり、意地悪な質問を投げられることもありますが、覚悟感や反発しない素直さ、深く思考しているかなどを測っています。落ち着いて臨んでください。
SPIは非常に重要
結論からお伝えするとSPI試験は非常に重要です。
過去のお見送りの中で「SPIの波形」を理由にお見送りになったケースがあります。
SPIもしっかり準備されることをオススメします。転職エージェントの経験から個人的に推奨しているSPIの対策本に関しては以下で紹介をしております。
よろしければ以下ご参考ください。
株式会社リクルートの中途採用のポイント
リクルートに入社することを目的にするのではなく、入社後にどうなりたいのかをしっかり考えるようにしましょう。
また、その棚卸しや思考が深くできているのか、これまでの意思決定に一貫性があるか、さらに行動を起こす熱量が感じられるかどうかという部分も強く見られています。
元々会社の基本的な方針に「圧倒的当事者意識」という言葉があります。
会社に依存するのではなく「自分がやらねば誰がやる」と考えて行動できる人を求めているため、転職理由なども注意して考えることをおすすめします。
面接の確認ポイント
リクルートキャリアでの面接では主に3つの指標が大切になります。
①ベース
- 一貫性:今までの行動・選択に想いやこだわりに一貫性があるかどうか
- 素直さ:成功体験にとらわれずに、相手の意見に耳を傾けるか
- オープンさ:自分の弱みや痛い部分にも向き合えるか
②スタンス
- 主体性:目標に対して自ら主体的に行動していけるか
- 高い目標設定:取り組みの中で成果を最大化するだけの高い目標を掲げていたか
- 圧倒的行動量:目標に対しての行動の量
- やりきり力:目標に対して最後までやり切れているか
③スキル
- 思考力:全体を俯瞰して捉え、構造的に伝える力。要点・論点を捉える力
- 対人感性力:相手の意図を汲み取り、自分の考えを伝えコミュニケーションが取れるか?
SE職は、その地方への思い入れや地方ならではの特徴を把握しておくことも大切です。地方の特性に合わせた提案、就活や転職動向を今後把握していく必要があるためです。
ユーザーの方に高品質なサービスを届けるため、独自の審査をクリアした業界・職種に精通転職サービスと業務提携をしております。
本記事にてご紹介をしておりますので、ご活用ください。
【過去質問項目】
この章では実際に面接で聞かれた質問をご紹介します。しっかりと準備をしてテキストで言語化してください。
一次面接・最終面接
・アルバイト時代に1番為になったことは?
・就職活動時に大切にしていたことは?
・関係性構築で最も大事だと思う事は?