【ビズリーチの評判】“転職支援のプロ”が分析。裏側含めてぶっちゃけます!フル活用するコツ
ハイクラス向けの転職サイト「ビズリーチ」。
今回は、転職サービスの実態について、ビズリーチを利用したことがある転職エージェントとして様々な情報をお伝えしたいと思います。
あなたのこんなお悩みを解決していきます。
結論から言うと、ビズリーチは「年収をアップさせたい方」「転職活動を長期的に進めたい方」そして「自分の市場価値を知りたい方」にぜひ使っていただきたい転職サイトです。
ビズリーチの転職サービス、特徴
ビズリーチは、企業に直接アプローチし、求人を受け取ることができる転職サービスです。主な特徴は以下の通りです。
- 非公開求人が豊富:企業が公開していない求人情報を多数保有しており、非公開求人にアプローチできる点が特徴です。
- 企業と直接マッチング:自己PRの機会が多く、求職者のスキルや経験、志向性などを分析し、求人に応募する前に直接企業とマッチングできます。
- 専任のキャリアアドバイザー:転職希望者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつき、面接対策や自己分析などのサポートを受けられます。
- 無料登録で利用可能:無料で登録でき、リクルートスーツや面接交通費、入社お祝い金などの特典もあります。
- 高年収求人に強い:ビズリーチは高年収求人に特化しており、年収1,000万円以上の求人が豊富です。
ビズリーチってどんなサービス? プロが分析する特徴とは
特徴は、管理職や専門職、次世代リーダー、グローバル人材などの即戦力・ハイクラス人材に特化した転職サイトになります。
対応エリアは全国ですが、求人数はやはり主要都市(東京・大阪・福岡など)が多い印象です。
企業や転職エージェント(ヘッドハンター)からスカウトメールが届く仕様となっています。そのため、ビズリーチは登録した外部の転職エージェントからアプローチをもらうのが特徴です。
求人サイトよりは、転職エージェンのサービスに近い形になっています。
年収が高い求人案件や外資系への転職を目指す人は、ビズリーチに登録するだけで、エージェントからの求人提案や直接企業からメールが届くため、効率よく転職活動を行うことが出るといえます。
ビズリーチの登録には「審査」が求職者・転職エージェントにそれぞれある
ビズリーチは登録時に「審査」があります。
これは「登録者(求職者)」と「転職エージェント」それぞれあります。
転職エージェントは成約実績・エージェント経験が必須
サービスのクオリティを担保するためにビズリーチ側が独自に行なっているものです。
加盟するための条件は、加盟時期によって異なる印象ですが、年収500万円以上の成約(ある期間において決定実績が過去2名以上)などの条件が存在します。
年収の条件は、700万円以上、600万円以上などタイミングによって変わりますが、決定実績がない転職エージェントや「取り扱い求人」の年収が低い場合は利用することが原則できません。
そのため、スカウトメールが届くエージェントは、一定基準の審査にクリアをしているのが特徴です。
優秀なヘッドハンターの見分け方
ビズリーチは、たくさんのヘッドハンターからスカウトが来ます。
また、有料プランであれば、あなたからヘッドハンターを探してコンタクトを取ることも可能です。
しかし「どのヘッドハンターにお願いすればいいんだ……」と迷ってしまうかと思います。
そこで見てほしいのが「ヘッドハンタースコア」です。
これは、ビズリーチが独自に算出している数値で、「成約数」「求人数」などの指標やビズリーチ会員へのアンケートなどから、ビズリーチに登録後3か月以上経過したヘッドハンターを5点満点で評価し、S~Dでランク付けしたものです。
数値が高いほど優秀なヘッドハンターといえます。
年収500万円以上ない場合は親和性が低い可能性がある
求職者側の審査基準は、公表されていませんが、サービスをクオリティを維持するために「年収が低い場合」「職歴が刻んでおりエージェントが利用できない場合」「職歴がしっかり記載されていない場合」「年齢に対してのスキル経験がマッチせず、加盟エージェントとの親和性が低い場合」などは、審査落ちとなり、サービスを利用することができません。
「年収が低い場合」に関しては、具体的な基準は公開されていません。
ビズリーチはもともと年収1000万以上のハイクラス求人しか扱わないサービスでしたが、ニーズが増え、700万円→500万円前後と少しずつ年収の規制は緩和されつつあります。
そのため、年収480万円でも登録できる可能性はあるため、まずは登録してみるのも1つです。
なお、「現在の年収額」は自己申告のため、虚偽の年収額を書いて審査をパスしてしまうと利用停止リスクがあるため注意しましょう。
無理して登録したとしても、自分にマッチする求人案件には出会えない可能性が大いに高いです。
とはいえ、この審査があるからこそ、ビズリーチの“高水準”が保たれているともいえますし、サービスの差別化に繋がっているといえます。
審査に落ちた場合は、再度審査への応募が可能です。
「審査結果のご連絡」メールにも、その旨が明記されています。職務内容などの不足などで通過しない場合があるため、職務経歴書に記載する内容をコピペしてコンテンツを充実させることをお勧めします。
審査が通らない場合は、ビズリーチに固執せず、審査のない総合型の「マイナビエージェント」や「リクルートエージェント」なども見るといいでしょう。
大手のサービスなら揃えている求人案件は幅広いですし、応募できるかは別として、ハイクラス向けの求人案件も確認することができます。
ビズリーチよりは審査基準が低いAMBIも近年では登録者数を伸ばしており、利用するエージェントも増えていますので、こちらもご検討ください。
利用する際の注意点:スカウトメールで喜ばない
ビズリーチに登録をし、登録情報がしっかりしていると、スカウトメールがたくさん届きます。
よく「ヘッドハント」という表現もありますが、一般的にイメージされる“企業からの引き抜き”ではないので、注意をしましょう。
転職エージェントでも「ヘッドハンター」と名乗っていますが、元業界出身者からするとこの言葉は正確ではないと感じます
。実際のヘッドハンターは、企業から前金をいただき、ピンポイントで声かけをします。
ビズリーチでは「ヘッドハンター」と呼ばれる転職エージェントからスカウトが来るので、テンションが上がりますが、注意が必要です。
スカウトが届くと舞い上がりがちですが、スカウトメールは、条件がマッチした人に機械的に送られている場合がほとんどです。
もちろん、登録情報をしっかり見てメールを送信する場合がありますが、これはビズリーチに限らずいろんなサービスに共通する現実です。
ただ、転職エージェント側からすると他の求職者データベース(リクルートが提供するRANシステムやパーソルキャリアが提供するdodaなどと比べると圧倒的に返信率が高いため、他のサービスと比べると力を入れているエージェントが多い印象です。
気になる企業や転職エージェントからのスカウトメールがあれば、一度話を聞いてみても良いかもしれません。
企業からのスカウトメールは、選考要素・面接がある可能性がある
「とりあえず会いたい」スカウトには注意が必要です。
メールに具体的な求人情報を載せた上で、「この求人に興味があれば一度会ってお話しさせてください」というスカウトメール内に求人情報を書かず、「あなたの経歴を拝見しました。一度お会いしましょう」というスカウトです。
「とりあえず会いたい」というスカウトは、ご紹介したヘッドハンタースコアが算出されていなかったり低いランク(Bランク・Cランク)だったりするヘッドハンターから送られている傾向が顕著で、ヘッドハンターの所属する人材紹介会社の求職者数を増やすためだけに送られているような印象を受けました。
こうした「とりあえず会いたい」スカウトを送ってくるヘッドハンターは無視してしまって良いと思います。
企業側からのスカウトメールと転職エージェントからのスカウトメールは意味合いが違います。「一度お話を聞いてみませんか?」と、どちらの場合でも記載されていますが、転職エージェントは主に「集客」が目的なため「面談」がメインとなります。
一方で企業側からすると「面接」のつもりで良い方であれば採用したいと考えています。そのため、準備不足でお見送りになることも珍しくないため注意が必要です。
有料会員登録の方がメリットが多い
一般的に転職サイトやエージェントは無料で使えますが、使える機能や応募できる求人案件が限られてしまうので、有料会員登録の方がメリットが多いといえます。
ビズリーチには、審査により決定される「会員属性」とは別に、サービスをご利用いただくための「会員ステータス」が、プレミアムステージとスタンダードステージの2種類存在します。
会員属性
- ハイクラス
- タレント
会員ステータス
- プレミアムステージ:有料
- スタンダードステージ:無料
ビズリーチのサービスは、無料でご利用いただくことも可能ですが、それぞれの会員ステータスにより利用可能なサービスの幅が大幅に異なります。
積極的に転職活動を進められるご予定であれば、ステージのアップグレードをおすすめいたします。
「プレミアムステージ」の会員の方がご利用いただけるサービス
- 全ての求人の検索・閲覧、応募
- 全てのスカウトの閲覧・返信
- ビズリーチプレミアムの各種コンテンツの利用
- タレントの場合は、ハイクラス専門を除くヘッドハンターへの相談
- ハイクラスの場合は、すべてのヘッドハンターへの相談が可能となります
「スタンダードステージ」の会員の方がご利用いただけるサービス
- 求人の検索・閲覧(企業名を除く)
- 一部の求人への応募
- プラチナスカウトの閲覧・返信
無料会員だと応募できる求人案件が限られるうえに、ヘッドハンターへの相談もできない仕様です。
無料相談も効果はありますが、有料課金をすることで求職者側も「元を取らないと…」と思う気持ちになる方が多く、サービスを使い倒す傾向があると感じます。
すべての機能を使うには、30日ごとに2,980円(税抜)を払って、「プレミアムステージ」(有料プラン)を契約しなければなりません。
- ハイクラス会員(現在の年収750万円以上):4,980円/30日(税抜)
- タレント会員(現在の年収750万円未満):2,980円/30日(税抜)
しかし、この有料プランを一銭も払わずに無料で使う方法がいくつかあるのです。
登録後に有料プランを無料体験する
まず、ビズリーチに登録して職務経歴書が審査で承認されると、有料プランを一定期間無料で体験できるようになっています。手続きは何も必要ありません。
条件をクリアすると有料プランをタダで使えるようになります。
例えば、「スカウトに返信する」や「職務要約を100文字以上で記入する」など、所定の条件をクリアすることで、有料プランを無料で使うことができる「プレミアムチケット」をゲットできます。
登録前の段階では利用するエージェントは、それほど絞らず、“総合型”と呼ばれているリクルートキャリアやdodaエージェントなどを2〜3個ほど利用してみましょう。
ビズリーチに登録ができるような方であれば、ハイクラス支援に強みがあるJACリクルートメント、パーソルキャリアの「iX」、リクルートのハイクラス限定の転職サイト「CAREERCARVER」などを利用してみてください。
金融業界・コンサルティング業界、製造業界のハイクラス層は、ハイクラス人材紹介サービス【コトラ】もオススメです。
上記の総合型と並行して、特定の業界・職種に特化している“特化型”の転職エージェントも1〜3個登録を併用するのがおすすめです。
例えば、管理部門に特化した【MS-Japan】、外資やBig4のコンサルティング業界に強みがある【アクシスコンサルティング】広告・Web・マスコミに特化した【マスメディアン】など業界職種に特化したエージェントが存在します。(※クリックするとサービスページが開きます)
登録を複数するとサービスを使い倒す前に疲れてしまうため、登録は複数し、求人案件など把握した上で、アドバイザーと会い相性などを確認してから、最終的に2社程度に絞り込むようにしましょう。
複数サービスを利用し、利用をしない場合は丁寧に「お断り」の連絡を入れましょう。
連絡を入れないとスカウトメールや連絡がたくさん届いてしまい重要なメールが埋もれてしまう可能性があります。
すぐ転職するつもりはなくても登録をされている方は多いですが、転職エージェントもビジネスなので「転職意欲が高い方」を優先的に対応している事実はありません。
無料で相談に乗ってもらう=ビジネスと1円にもならないため、転職する意欲は示しつつ、いつ転職活動時期が定まっていないことを伝えることが大切です。
理想通りの転職を叶えるためにも、様々なサービスがあるため複数サービスの登録をお勧めします。
独自の審査基準に基づき業務提携
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- 特定の業界/職種への支援に精通し、支援実績などのエビデンスの提出が可能なサービスかどうか
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独自基準をクリアした”転職サービス”を掲載していますので、よろしければご活用ください。