20代男性【転職前に自動車ローンを組むのが大事⁉︎】辞めたら通らない?年収500万円以下でもローンを組むときのポイントをご紹介
新車の平均価格
新車の平均価格は軽自動車や普通自動車などを含めると約170万円といわれています。
軽自動車では100万円代でも購入ができ、普通車であれば200~300万円することもあります。
また、外国産の車や高級車になると1,000万円を超える車もあり、新車の価格といってもさまざまです。
150〜200万円の借入をする場合、年収500万円は必要になります。
どうしても欲しい新車がある場合はローンも選択肢になる
車を購入するときのローンは「マイカーローン」といい、自動車のディーラー(販売店)や金融機関にお金を借りて代金を支払う方法があります。
マイカーローンの場合は、月々の支払いが少なくて済むため楽ではある一方、利子がかかるので最終的に支払う金額は多くなります。
ローン金利の相場はおおむね以下の通りとなっているので、参考にしてみてください。
【一般的なローン金利の相場】
・銀行:年2~4%
・ディーラー:年5~7%
・信販:年2~8%
・年利2.4%の銀行ローン‥約326万
・年利10%の信販ローン‥約418万
(元利均等返済・ボーナス払いなし・変動金利最大値で計算)
マイカーローンといってもどこで借りるかによって金利が異なるので、最終的に支払う金額はかなり差があります。
特に収入が少ない場合などはマイカーローンを組めない可能性もあるので注意が必要です。
一般的には銀行でローンを組む方が金利は低いですが、銀行は審査が厳しいというデメリットもあります。
まずは購入を検討しているディーラーや販売店のローン金利を調べてみて、それからローンを利用するか検討すると良いでしょう。
転職したばかりは自動車ローンに通りづらい
マイカーの購入方法にはキャッシュ、ローン、リースなど、多様な支払形態があるのはご存知な人も多いでしょう。
カーローンを利用した購入の場合は、主に現年収や勤続年数といった社会的信用が保証され、年収の⅓程度から大きく外れない借入額であるかを審査されます。
そのため、転職をする前に「自動車ローン」は検討しましょう。
「勤続年数が浅い場合」と「転職直後」はマイカーローンを組むのが難しい理由
ローンの審査では、借入額の完済を保証できるだけの社会的信用が求められます。
下記の2パターンは、安定した年収を証明する実績がないとみなされることがあります。
- 勤続年数が浅い
- 年収低い
勤続年数が1年未満
正社員や公務員であっても、転職から間もないタイミングで審査に申し込むと審査に落ちる可能性が高くなってしまいます。
これは、勤続年数が長いほど安定した収入を継続的に得ており、返済能力が高いと判断されやすいためだと考えられます。
一般的に、審査に通過するには勤続1年以上であることが必要とされており、3年以上の場合は、さらに高い評価を得やすいでしょう。
勤続年数が長ければ今後も安定収入が見込めるとみなされやすいため、就職したてであったり、転職してすぐであったりと勤続年数が1年に満たない場合は、審査に通りにくくなる可能性があります。転職時期を調整するなど、審査に不利な状況を作らないよう注意しましょう。
年収が低い
車のローンを組むと、数年にわたって借入額を分割で返済していくことになります。そのため、返済が滞ることのないよう、金融機関や信販会社は申込者の返済能力を審査する必要があります。
その際、判断材料のひとつとなるのが申込者の年収です。
ローン審査において、審査基準となる年収を明示しているかどうかは金融機関や信販会社ごとに異なります。
一般的には前年度の年収が200万円以上であることが目安とされています。中には、150万円以上を利用条件としている金融機関もあるようです。
車を購入するための予算は、「年収の半分程度」が目安とされています。
これは、いずれの金融機関でもローンの借入上限が年収の半分と設定している場合が多いためです。年収比の半分以上でのローン設定では、審査に通らない可能性が非常に高くなります
そのため、例えば400万円の車が欲しい場合、年収が800万円程度あり、ローンやキャッシングなどの借入可能額は、年収の30%程度までが目安とされています。
すでにローンやキャッシングなどで借入れしている状態で、自動車ローンも組みたい場合は、合計借入額がこの割合を超えないように設定しましょう。
車を購入したあとは、維持費がかかることも忘れてはいけません。車の購入時にかかる費用だけ考えていると、その後の維持費で生活が圧迫されてしまう可能があります。
軽自動車・普通自動車で変わりますが、年間平均約33〜41万円かかります。
駐車場料金の全国平均は8288円ですが、23区の平均は3万1404円といわれており、23区内で最も平均価格が高い港区では4万7479円です。
都内で車を持つ場合は、平均3万円の駐車場代もかかります…。
保険料にも違いがある
修理には車両保険の契約も必要であり、保険の有無でも2倍程度の金額差が生じます。
ローン購入の車両において、全損事故でのローン返済だけが残るリスクを考慮すると、ほぼ必須契約と言えます。
また、購入額が高い車・統計上事故率が高いスポーツカーを所有する場合は、保険の金額がより上昇する事も考慮する必要があります。
車を持つことは思った以上にお金がかかりますね…。
住宅ローンなどの支払い義務があるも注意
住宅ローンやクレジットカードのキャッシング、リボ払いなど、申し込んだローン以外にもすでに借入れをしている場合は、審査で不利になる傾向があります。
ほかに返済や支払いの義務を抱えていると、それだけ新しいローンの返済が滞るリスクがあるとみなされてしまうため注意が必要です。
転職前にローンを組めるか検討する
転職をする前に銀行ローンなどの審査を行うのも1つです。
社会的信用が求められる低金利ローンなどに申し込んでおけば、社会的信用が下がる転職後でも支出を抑えることが出来ます。
ただし、審査落ちした場合は信用情報に半年間記録が残る点に注意する必要があります。もし短期間に複数社の審査落ち情報が残ると、「申込ブラック」と呼ばれる状態になり、履歴が消えるまでローンを組むことが出来なくなる事もあります。
1社目で審査に落ちてしまった場合、すぐにでも2社目に申込をしたくなりますが、その前に1社目の審査に落ちてしまった原因を考え、解決しておくことも大切です。
申込をする際は1社ずつ行い、審査の結果次第では半年以上の期間を空けてから他社に申込むようにしてください。
申込ブラックとは、短期間の間に複数社へ申込を行い、その情報が信用情報機関に登録されている状態を言います。申込ブラックになると、貸倒れリスクや犯罪行為などが懸念され、審査通過が難しくなる場合があるため、注意しなければなりません。
自動車ローンの審査前にできる対策
頭金を用意する
借入希望額に対して年収が低い場合や収入が不安定な方は、頭金を用意することで審査対象となる借入希望額を下げられます。
借入希望額が少なくなると審査のハードルを下げられる可能性があるだけでなく、利息総額も抑えられる点がメリットといえるでしょう。
ただし、頭金は資金に余裕がある場合にのみできる対策です。購入後の維持費やほかの出費なども考慮して検討しましょう。
ほかの借入れを返済する
返済中の借入れや税金などの未払いがあると審査に不利になってしまう可能性があるため、申し込む前にできる限りほかの借入れを返済し、税金や公共料金、携帯電話料金やクレジットカード料金などの支払いも済ませておきましょう。
また、自動車ローン以外のローンやクレジットカードのキャッシングなどに新たに申し込むことも避けましょう。
ローン審査前に転職をしない
勤続年数が短いと審査に不利になることがあるため、ローン審査申込み前後での転職は避けましょう。審査に通るためには最低1年、できれば3年以上の勤続年数が望ましいとされています。
また、万が一ローン審査申込み後に転職をした場合は、すみやかに申告することが大切です。審査時に申告した勤務先に勤めていないことが判明した場合、虚偽の申告とみなされ審査に通りにくくなる可能性があります。
信用情報を照会する
審査対策には信用情報を取り寄せて確認してみることも有効です。過去にクレジットカードの支払いを滞納していたり、携帯電話料金の支払いが遅れたりといった、気に留めていなかった履歴も審査に影響する場合があるためです。
信用情報の開示は、シー・アイ・シー(CIC)や日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)などの信用情報機関が対応しています。依頼方法はそれぞれ異なるため、確認してから申し込むようにしましょう。
もしもこのような金融事故情報が残っている場合、信用情報から消えるのを待って審査に申し込みましょう。
年収アップ転職を実現するための業界・企業の選び方
自動車ローンを組まずに車を購入する方法もありますが、年収を上げて車を購入したいと思う方もいるのではないでしょうか。
では、年収アップを実現するためには、どのような観点で転職先を選べばよいのでしょうか。転職をきっかけに年収アップを目指す場合の、転職先の選び方について解説します。
業界・職種を一致させた転職を行う
キャリア採用は「即戦力採用」のため、業界・職種が活かせるほど待遇を良くすることができます。未経験業界・未経験業種へ転職をする場合は、年収が下がる可能性が高いため、ローンを組む前に転職することをオススメします。
給与水準の高い業界に転職する
同じ職種でも、業界によって給与水準が異なります。
例えば、大手商社、コンサルティングファーム、金融機関、医薬メーカーなどは、他の業界に比べて給与水準が高い傾向にあります。給与水準が高い業界を目指すことで、年収がアップする可能性が高まるでしょう。
外資系企業に転職する
外資系企業は、国内の企業よりも給与水準が高い傾向にあります。
成果主義で、シビアに結果が求められますが、年収アップを目指しているのであれば、有力な選択肢のひとつと言えるでしょう。
実力・実績を評価する企業に転職する
年功序列の要素が強い評価制度を導入している企業では、年齢や在籍期間を基準に給与が決定します。
そのため、高度な専門性やスキルを持っていても、社歴が浅いという理由で年収が上がらないことがあります。
年収アップを目指すなら、実力や実績をフラットに評価した上で給与が決まる企業や、実績に応じたインセンティブを導入している企業を視野に入れましょう。
成長性のある企業・業界に転職する
事業を拡大している企業や業界は人材採用に積極的であり、優秀な人材を確保するために、競合他社よりも高めの給与を提示する可能性があります。
また業績が伸びると、賞与額にも反映されやすくなります。さらに組織を拡大させる過程にあるため、昇進昇給のタイミングも早めに来るかもしれません。
年収を上げるためにまずは、自分の市場価値を知る
転職で年収アップを実現するためには、まずは自分の市場価値を知っておくことが重要です。
自分の市場価値を知るには、転職エージェントを利用してフィードバックを貰う、転職スカウトサービスに登録してスカウトを受け取るなどの方法があります。
複数の転職サービスを併用することでそれぞれのメリットを受けられるため、求人の選択肢が広がり、転職成功の可能性を高められます。
年収を上げている転職成功者1人あたりの転職エージェント利用社数は平均4.2社とされています。
転職活動をしている人全体の平均利用社数が2.1社なので、成功者のほうがより多くの転職エージェントを併用していることがわかります。
「転職エージェント」「転職サイト」「転職スカウトサービス」を併用すれば、転職サイトで希望条件から求人を検索し、転職エージェントの非公開求人にも応募ができ、転職スカウトサービスで企業からのスカウトを受けとることが可能です。
「総合型転職エージェント」「特化型転職エージェント」「転職スカウトサービス」「転職サイト」のそれぞれで1社以上、計4社以上を併用するのがおすすめです。
自動車ローンの審査が不安なら、ほかの方法も検討しよう
自動車ローンの審査に落ちてしまっても、その理由を具体的に教えてもらうことはできません。そのため、再審査を受けるときは、自身の状況を振り返りながら対策をとる必要があります。
自動車ローンの審査に対して不安が残る場合は、ローンよりも審査に通りやすいといわれるカーリースのような方法も視野に入れ、審査に通るかどうかを確認しておくことをおすすめします。