【アスリート・スポーツ選手・体育会出身者の転職】 気になるセカンドキャリア・面接対策・気になる年収・転職難易度
アスリート・スポーツ選手は50%以上が最終学歴「高卒」
アスリート・スポーツ選手のセカンドキャリアに特化した転職サービスの調査によると50%以上の最終学歴が「高卒」となります。
多くの企業では「大卒以上」「大学中退」をベースにしていることも多いため、セカンドキャリアに困る方が多い現状があります。
一方でプロバスケットボール選手の9割以上が「大学卒」以上のため、競技種目によっても差分があります。大学卒業は就職先が見つけやすい傾向があるため、学歴は1つ重要な指標になります。
プロリーグ化の加速により将来的な引退者の増加
2016年に発足した「Bリーグ」を皮切りに、ラグビーやハンドボールなどでもプロ化が進行しています。
実業団に所属した選手が競技に臨む場合、「(頻度は様々だが)仕事をしながら競技をする」「引退した後はそのまま実業団の母体企業に就職し、終身雇用で勤める」という流れが一般的でした。
プロ化することで、チームや選手のマスメディアへの露出増加や競技のエンタメ性の向上に繋がり、なにより選手が競技一本に集中できるようになります。
こうしたことからプロ化に向けた意欲は選手や競技団体も強く抱いており、スポーツ業界におけるプロ化の流れは一層進みつつある。
一方でプロ化をすると、選手としては短期的には報酬を高められる可能性がありますが、オーストリアでの研究によると、競技時代の功績のみで生活基盤を築くことのできるアスリートは全体のわずか3%といわれます。
競技のプロ化にあたっては、リーグやチームの体制を変革する必要があり、その立ち上げから運営には金銭的にも人員的にも非常に大きなコストが必要となります。そのため、リーグとしては目前の興行や全体の収支、各チームの安全経営などにフォーカスすることになる。またチームや選手も、オーナー会社に頼らずスポーツ活動のみで収益を上げることを目指すため、目下の試合の集客や勝利に集中することになる。
そのため、セカンドキャリアへのリーグやチーム、選手の対応策や準備の優先順位は落とされてしまうのが現状があります。
明確に「プロ」という目標、夢を持ち努力する若い選手たちが増えることは喜ばしい一方で、仮にプロとなってもその数年後にはセカンドキャリア問題に直面する可能性があるということを、認識しなければなりません。
アスリート・スポーツ選手・体育会出身者の転職は専門エージェントを利用がオススメ
経験を活かしてできることはないか、どうやって履歴書を書くか、こんなビジネスに挑戦してみたいなど、まずは現在のお悩みや再就職のご希望などをお聞かせください。個人カウンセリングや応募書類の作成などを通し、再就職を手厚くサポートします。
専任エージェントの中には元スポーツ選手も在籍するアスリート・スポーツ選手・体育会出身者の転職支援サービスである「株式会社アーシャルデザイン」がオススメです。
業界のパイオニア的存在であり「スポーツ業界に興味のある方」「中学・高校・大学でスポーツ経験のある方」「アスリート・スポーツ選手」の転職支援に特化したサービスを提供しています。
「株式会社アーシャルデザイン」では、5,000名以上のスポーツ業界の転職を支援してきた豊富な実績があります。
スポーツ業界は、競技スポーツやフィットネス、エンターテインメントといった領域で活動する産業の総称です。
この業界には、プロフェッショナルのスポーツ選手やコーチ、スポーツ団体、スポーツイベントの運営、スポーツ用具やアパレルの製造・販売、スポーツメディア、広告・スポンサーシップ、スポーツ科学研究など、多岐にわたる分野が含まれています。
スポーツ業界は、競技の普及やスポーツイベントの成功に貢献し、健康促進やエンターテインメントとしての役割も果たしており、世界中で多くの人々に影響を与えています。
アスリート・スポーツ選手・体育会出身者の主な転職先は?
スポーツ関連企業
- スポーツウェアメーカー
- スポーツ用具メーカー
- スポーツイベント運営会社
- スポーツメディア企業
- スポーツマーケティング会社
- スポーツ団体や連盟
スポーツトレーナー/コーチ
- アスリートやスポーツチームのコーチ
- フィットネストレーナー
- スポーツパフォーマンスコーチ
体育教育/指導
- 学校や大学での体育教師
- スポーツキャンプやクリニックのインストラクター
スポーツマネジメント:
- スポーツチームやクラブのマネージャー
- スポーツイベントプロデューサー
- スポーツ施設管理者
スポーツ医療/理学療法:
- スポーツ医師
- スポーツ理学療法士
- スポーツトレーナー
スポーツ科学/研究:
- スポーツ栄養士
- スポーツ心理学者
- スポーツ科学研究者
ビジネス分野:
- スポーツ経営
- スポーツマーケティング
- スポーツ広告代理店
健康とフィットネス
- フィットネストレーナー
- パーソナルトレーナー
- 健康コンサルタント
スポーツアナウンサー/ジャーナリスト
- テレビやラジオでのスポーツアナウンサー
- スポーツジャーナリスト
スポーツテクノロジー
- スポーツアプリケーション開発
- データ分析
- フィットネステクノロジー
アスリートや体育会出身者は、スポーツに関連するさまざまなキャリアに転職できます。転職先を選ぶ際には、自身のスキル、興味、経験、資格に基づいて適切な職種や分野を検討し、転職プロセスをスタートさせることが大切です。
また、スポーツ業界外のキャリアにおいても、スポーツから得たリーダーシップ、協力、競争心などのスキルは役立つことが多いです。
スポーツ業界への転職、東京・大阪・福岡などの求人を探すには
スポーツ業界での転職を考えている場合、以下の手順を参考にしてください。
求人情報の検索
オンライン求人ポータルサイトやスポーツ関連の求人情報サイトを活用して、スポーツ業界の求人情報を検索しましょう。キーワードや職種、給与レベルに応じてフィルタリングすることができます。
スポーツ業界のキャリアイベント参加
スポーツ業界に特化したキャリアフェアやイベントが開催されることがあります。これらのイベントに参加し、業界のプロフェッショナルとネットワークを築きながら求人情報を収集しましょう。
スポーツ関連の企業と連絡を取る
スポーツ団体、クラブ、エージェンシー、メディア、フィットネス施設が存在します。これらの企業や団体に直接連絡を取り、求人情報を尋ねるのも1つです。
プロフェッショナルネットワークを活用する
LinkedInなどのプロフェッショナルネットワーキングプラットフォームを活用して、スポーツ業界の専門家とコネクションを築くことができます。業界関係者とつながり、求人情報を入手する手助けになります。
スポーツ業界に特化した転職エージェントや人材紹介会社を活用することもオプションです。
スポーツ業界・体育会系出社車は営業職が多い
体育会系出身者は、営業職に適していることが多いとされています。体育会系出身者は、スポーツにおいて鍛えられた特定の特徴やスキルを持っており、それが営業職で活かされることがあります。
体育会系出身者はチームでの協力やチームワークを身につけています。営業職でもチーム内で協力し、共同の目標を達成する必要があります。スポーツではチームメイトとのコミュニケーションが欠かせません。
営業職では顧客とのコミュニケーションが重要であり、体育会系出身者はコミュニケーションスキルが高い評価を受けます。
スポーツはプレッシャーやストレスにさらされる状況が多く、体育会系出身者はストレスに強い傾向があります。営業職もプレッシャーがかかることがあり、その対処能力が役立ちます。
体育会系出身者でも営業職には個人差があります。重要なのは、自身のスポーツで培った経験やスキルを営業職にどう活かすかを考え、必要なトレーニングやスキル習得に取り組むことです。営業職に転職を考える場合、自分の強みを強調し、スポーツ経験が営業にどのように貢献できるかをアピールすることが大切です。
営業職の市場価値
転職市場では、同じ営業職でも上記ようなヒエラルキー(階層)が存在し、上位になればなるほど報酬・待遇・異業種転職がしやすい特徴があります。
無形商材(金融・広告・人材紹介・コンサル・ソフトウェアなどのITサービス)の法人営業経験は市場から高く評価されます。
単価・営業手法・提案相手でも転職市場は変わる
転職市場では高く評価されやすい営業経験が存在します。
- 新規開拓営業
- エンタープライズ向けの営業
- 単価数百〜数億円の提案営業(ソリューション提案)
- 経営者・役員クラスへの提案
上記のような経験があり、上位20%の営業成績があれば、転職時に高い評価を受ける傾向があります。
20代営業経験者は未経験業界・職種への転職がしやすい
20代は業界・職種を変更しやすいタイミングです。
30代以降は未経験分野への転職が難しくなります。加えて、ライフステージの変化も大きく、ご両親の介護・住宅ローン・子育てなど、忙しくなります。
年収を下げる=生活水準を下げる・節約をすることが求められます。
キャリア形成は20代が旬といえます。
20代営業職・セールスマンであれば営業以外の選択肢もあり
20代はキャリアチェンジをしやすいため、短期的な年収ではなく、生涯年収を視野に入れたキャリアのタグ付けを意識する事をおすすめします。
働き方に対する価値観が多様化する中、「定年まで一社で勤めあげる」というキャリアのあり方は当たり前のものではなくなりつつあります。
転職や複業、あるいは起業も含め、あらゆる可能性を探っていきたいという方も増えているでしょう。
しかし、これだけ多様な選択肢があり、また時代の変化がますます激しくなる中で、自分のあるべき未来の姿を想像し、それに適うような選択を行っていくことは決して容易ではありません。
無形商材・法人営業経験は転職市場では有利
無形商材や法人営業経験は、転職市場で高く評価される理由は、その性質からくるソリューション要素が非常に強力であることに起因しています。
無形商材は、物理的な製品ではなく、サービスやソフトウェアなどの非物質的な価値を提供するものです。無形商材を販売する際には、顧客の問題やニーズに合わせたカスタマイズやコンサルティングが不可欠です。
無形商材の法人営業経験者は、顧客の課題を分析し、それに対する効果的な解決策を提供できる能力を持っており、複雑なビジネス環境での問題解決は、組織にとって重要な要素です。
そのため、製品や商材への魅力ではなく、難易度の高い課題解決力が求められる点から転職市場で重宝されます。
コンサルティング職・マーケティング職・人事職・企画職など年収・専門性が高い分野では「無形法人営業」の経験を必須にしている企業が多く存在します。
営業職でキャリアを考える場合は「無形商材」「法人営業」の経験があることは今後有利に働きます。経験がなければ挑戦することをオススメします。
転職を検討するのであれば28歳が1つの目安
この年齢になると、多くの人が大学を卒業し、職務経験を積んでいることが一般的です。新しい職場で価値を提供しやすく、求人市場での競争力を高める要因となります。
また、28歳は若さと柔軟性が兼ね備わっている時期です。新しい環境に適応しやすく、新たな挑戦に対する意欲も旺盛です。
さらに、この年齢からキャリアの方向性がより明確・ある程度決まってきます。異なる業界や職種で新しい経験を積み自己成長を促進し、将来のキャリアに対する選択肢を広げることにつながります。
特に、スキルや経験を持つ28歳の候補者は、市場価値が高く、給与交渉において有利な立場にあります。
ただし、転職は慎重に計画し、自分のキャリア目標に合致する機会を見極める必要があります。28歳の時期は、新たなステップを踏み出すための貴重なチャンスと言えるでしょう。
競技以外に情熱を注ぐことのできる仕事を探す
競技を引退した、もしくは引退を決めたアスリートは、「自分は競技しかやってこなかった。競技以外に情熱を注ぐことのできる仕事はあるのだろうか」「『楽しい』と思える仕事はあるのか」という点で悩む場合が多い。
アスリートにとっての競技とは、幼少期から多くの時間を費やし、生活の一部となっているものです。「競技以上に情熱を注げる仕事が見つかる」のではなく、「見つけに行く」ことが大切かもしれません。
競技以外に費やす時間が多くなかったからこそ未知の世界も広いはずです。次のキャリアで活躍しているアスリートは「世の中にはおもしろい仕事があると引退してから気づいた」「やっていくうちにおもしろくなってきて、仕事にのめり込んでいく」という嬉しい話をよく聞きます。
食わず嫌いをするのではなく、ちょっとかじってみることで、次の「天職」のヒントが見つかるかもしれません。
営業職以外の選択肢もある。ただ、リスクやトレードオフするものがある
「アスリートだから営業職や仕事が向いているのではないか」と一括りに言われてしまうことがある。しかし、本当にそうでしょうか。
「あなた」に向いているのは営業という職種だろうか。世の中には多くの業界や会社、仕事があります。現役の時から魅せ方にこだわり続けた「あなた」はPRやデザイナーにワクワクし適性がある可能性もあります。
データを分析することが得意な場合もある。
変化の激しい社会の中で職業を全て網羅することはできないし、アスリートの適性を一括りにすることもできません。
「競技以外の道は自分には難しい」という固定概念では、選択肢の幅を狭めてしまうこともあります。
より自分にフィットしたキャリアを掴み取るためには、興味がある分野について自身でリサーチを行うだけでなく、身近な人に仕事の話を聞くことはもちろん、アスリートキャリアのプロフェッショナルに相談し、客観的で多角的なアドバイスを取り入れていくことが重要です。
一人で悩まずプロに相談をまずはしてみてください。未経験職種への転職に強みがあるサービスを複数紹介しますので、よろしければ活用してください。