【ホテル業界から転職】異業種への就職・成功させるコツや未経験でもおすすめの業界を解説!

ホテル業界での経験を活かし、異業界への転職を考える方が増えています。特にコロナ禍の影響や観光業の変化により、ホテル業界に長年従事していた人々が、新たなキャリアを模索する機会が増えてきました。接客スキル、問題解決能力、そしてチームワークに優れたホテル業界の経験は、他業界でも非常に重宝されます。
しかし、どのような業界や職種が自分のスキルを最大限に活かせるかを見極めることは簡単ではありません。本記事では、ホテル業界からの転職を考える際に役立つ情報や転職成功のためのポイントを解説します。
ホテル業界からの主な転職先
ホテル業界で培ったスキルは、異業界でも高く評価され、転職先の選択肢は広がります。特に、接客やコミュニケーション能力を活かした職種が人気です。
例えば、営業職やカスタマーサポートは、顧客対応力を持つホテル業界出身者にとって非常に適しています。営業職では、ホテルでの対人スキルや問題解決能力がそのまま活用でき、顧客との関係構築が重視されます。また、カスタマーサポートでは、迅速な対応やホスピタリティ精神が求められるため、これまでの経験を活かせる場面が多いです。
さらに、サービス業以外の事務職や管理職への転職も視野に入ります。ホテルでのシフト管理やチームリーダー経験は、マネジメントやオペレーション管理職で評価されます。事務職では、業務効率化や対人コミュニケーション能力が重宝されるため、スムーズにキャリアチェンジが可能です。
営業職の中でも特に法人営業であれば、土日休みの企業も多く、成果が給与に反映されます。「営業職への抵抗がある方」も多いとは思いますが、ホテル業界よりは労働時間も短いのが特徴です。不安な方は、まずは求人サイトや転職サイトに登録をして仕事を探してみるもの良いでしょう。
土日休みで給与も一定欲しく、キャリアパスを広げたい方は「営業職」がおすすめですよ。

「事務職」への転職はあまり勧めないワケ

この記事を読んでいる方の中には事務職を希望される方もいるかと思いますが、転職エージェントの経験をからあまり事務職への転職はオススメできません。
理由は様々ですが、事務職は近年、正社員採用ではなく、派遣社員で雇用する企業が増えており、コロナをきっかけに「33%が派遣切りに遭った」とされるデータもあります。『2021年』派遣社員の実情調査実施
また、収入面においても派遣社員の時給の全国平均は1,200円~1,300円程度といわれています。

もっとも、派遣社員といっても、勤務地や職種、求められるスキルによって時給の額は異なります。高いスキルを求められる職種や、専門的な職種はそれだけ時給が高くなっています。
正社員の平均年収は約303万円で月給換算すると25万円、初任給は20万円程度が相場となるため、事務職よりは営業職の方が収入面でもキャリアの選択肢も広げることができます。
法人営業の仕事の平均年収は約428万円。月給で換算すると36万円、初任給は21万円程度が相場となります。転職後に期待することの一つに長く働きたいという希望があるはずですので、そういった意味で、転職の繰り返しになるリスクがあります。
管理職・マネージャー(営業系)は営業系の中ではやはり年収は、トップクラスによく、平均年収だと528万円前後です。30代に差し掛かると平均年収は623万円にも達するようになり、高収入の職種の一つといっても良いでしょう。
営業職の経験は転職市場では高く評価されます。事務職や派遣事務は「キャリアダウン」の可能性があります。「労働時間の改善」を希望され、デスクワークをしたいから「事務職」という選択を考える方がいますが、少し立ち止まってから検討してください。
事務職へ転職してしまうとそこからより待遇の良い転職先を見つけるのが難しくなります…。20代・30代であれば可能な限り多くの選択肢を取れる経験・キャリアを積むことをお勧めします。
でもやっぱり営業職は不安がある…

年収も高く、土日休みが多いなどのメリットがある一方で、やはり営業職に抵抗がある方は事務職の転職もおすすめです。もう1つは「カスタマーサクセス」「カスタマーサポート」といった職務もおすすめです。
カスタマーサポートとは、顧客の問い合わせに対応する部門や部署の総称です。「お客様窓口」や「サポートセンター」と呼ばれることもあります。自社のサービスや商品を購入した顧客の疑問点や不満などを拾い上げるだけでなく、顧客が抱えている課題を解決に導くという重要な役割があります。
対応方法は、電話やメール、チャットなどさまざまな方法があります。カスタマーサポート専門のコールセンターを設けているケースも多いです。企業への信頼に大きく関わり、サービスや商品の収益にも影響を与えるので、適切に運用していくことが重要です。接客スキルも活かしつつビジネスパーソンとしてレベルアップすることができます。
ホテル業界から転職「20代」「30代」での違い
ホテル業界からの転職では、20代と30代で異なる特徴や課題があります。それぞれの年齢層が抱える状況や転職活動における優位性、選択肢の広がり方が違うため、どのような点に注意するかが重要です。
20代の転職
20代は、比較的転職市場での選択肢が広く、ポテンシャル採用が期待されることが多いです。この年齢層では、特に未経験分野へのキャリアチェンジが比較的容易であり、「成長の意欲」や「柔軟性」を強調することで、ホテル業界以外でも新たなキャリアを築くチャンスが豊富です。20代は、まだ社会人経験が浅いことから、企業側も即戦力ではなく長期的な育成を視野に入れた採用を行うため、チャレンジできる職種が多いのが特徴です。特に接客業で培ったコミュニケーション力や対人スキルを活かし、営業職やカスタマーサポートなどの職種が人気です。
30代の転職
30代になると、企業は即戦力としてのスキルや経験を重視する傾向が強まります。そのため、ホテル業界での実績や専門的なスキルをアピールすることが重要です。特に、ホテル業界でのマネジメント経験やチームリーダー経験がある場合、マネジメント職やオペレーション管理職など、責任のあるポジションでの転職が視野に入ります。
また、30代では「キャリアの方向性を固めたい」という意欲が強い傾向があるため、安定した働き方やキャリアパスの明確さを求めるケースが多く、異業界でも即戦力として期待されるポジションを狙うことが多いです。
違いのまとめ
20代は「ポテンシャル」と「成長意欲」を武器に未経験分野への転職がしやすく、チャレンジ精神が評価されます。一方で、30代は即戦力としての経験やスキルが重視され、特にマネジメント経験がある場合はリーダーシップを発揮できるポジションでの転職が有利です。それぞれの年齢層に合った戦略を立てることで、スムーズなキャリアチェンジが可能になります。
ホテル業界から転職する場合の転職理由の例文

ホテルスタッフから転職する方の傾向としては、転職理由がネガティブな形で伝わりやすいことです。労働環境がきつい、給料が低い、など現職への不満があるから転職をします。ただ、ネガティブな転職理由をそのまま伝えると採用担当に悪い印象を与えてしまうため、伝え方がポイントになります。
「ホテル業界での数年間の経験を通じて、ホスピタリティや対人スキルの重要性を深く学び、お客様一人ひとりに最適なサービスを提供することの喜びを感じてきました。特に、さまざまな文化やバックグラウンドを持つお客様と接する中で、柔軟な対応力や迅速な問題解決能力を磨くことができました。この経験は私にとって非常に貴重なものです。
しかしながら、今後のキャリアを考えたとき、より幅広いスキルを習得し、成長できる環境に身を置きたいと感じるようになりました。ホテル業界では、主に対人コミュニケーションに重点を置いたスキルを培ってきましたが、今後は異なる業界での新しい挑戦を通じて、自分の能力をさらに発展させたいと思っています。特に、営業職やカスタマーサポートなどの顧客対応に関わる職種では、私がこれまで培ったホスピタリティ精神や問題解決能力が役立つと考えており、新しい分野でのキャリア構築に強い興味を抱いています。
また、ホテル業界ではシフト制の勤務が多く、ワークライフバランスの維持が難しいと感じる場面もありました。異なる業界で働くことで、よりバランスの取れた働き方が実現できることにも魅力を感じています。これにより、仕事とプライベートの両立を図りながら、自分自身の成長に繋がる環境で長期的なキャリアを築きたいと考えています。
以上の理由から、私はこれまでのホテル業界での経験を活かしつつ、新しい分野での挑戦を通じて成長し、企業に貢献したいと考えています。」
このように、「これまでの経験を活かしつつ、新しい分野での成長を目指す」という前向きな理由を示すことで、転職活動における印象を良くし、ポジティブなキャリアチェンジの姿勢をアピールすることができます。また、「ワークライフバランスの改善」といった現実的な理由も取り入れることで、より説得力を持たせることが可能です。
ホテル業界からの転職:職務経歴書は成果がイメージできる「実績」を記載する
求められる知識やスキルは企業によって異なるので、求人情報に目を通した上でマッチしそうな「実績」を記載し、能力の高さをアピールしましょう。
リピート率
リピート率はホテル・旅館業にとって最も重要な経営指標となります。
顧客満足度
ホテル・旅館の顧客満足度は、接客・食事・温泉・施設・売店に対するお客様からの評価を指標にされていると思います。顧客満足度はリピート率に繋がることから記載をしましょう。
客単価
客単価とは、1人のお客様あたりの売り上げのことです。客単価はホテル・旅館の存続を左右する指標となるので、客単価を上げる工夫を記載するのも1つです。
宿泊客数
宿泊利用したお客様の数は、客単価とかけてホテル・旅館の宿泊売り上げとして構成されています。そのため、宿泊客数は客単価とセットでチェックすることが不可欠になります。
客室稼働率
客室稼働率とは、保有する客室の宿泊稼働の状況を示す経営指標です。
稼働率を100%に保つためには直前のキャンセルや予約変更に上手く対応する必要があります。これまでの蓄積されたデータからキャンセル率などを割り出し、常に110%~120%程度の予約をとることで稼働率を高く維持することが大切になります。
定員稼働率
定員稼働率とは、客室の総定員に占める宿泊客数の割合を示しており、定員数が多い客室を多く保有するホテル・旅館には有効です。家族利用が多いホテル・旅館は、客室稼働率よりも定員稼働率のほうが効果的な経営指標となります。
宿泊比率
主に温泉やスパ施設があるホテル・旅館で活用できます。宿泊比率は、来客者のうち宿泊客と日帰り客の比率を示す経営指標のことですが、宿泊比率が高いと宿泊客の割合が多く、それとは反対に比率が低いと日帰り客の割合が多いという意味になります。
原価率
特に日帰りOKの温泉施設があるホテル・旅館の場合、宿泊比率を把握することで費用対効果を意識できるので従来よりもサービスの質を改善し、向上させるきっかけともなることを面接でアピールするのも1つです。
職務経歴書を転職支援のプロに添削してもらうことは、転職活動を成功させる上で非常に有効です。職務経歴書は単に業務内容を羅列するだけではなく、いかに自分の実績を効果的に伝えるかが重要です。プロの視点で文書を精査してもらうことで、数字を用いた成果の明確化や、アピールポイントの強調がされ、採用担当者に強く印象づけることが可能ですよ。

ホテル業界から転職

ホテル業界から転職を考えている方には、業界特化型の転職サービスを利用することがとても効果的です。これらのサービスは、あなたの経験やスキルに合わせて、最適な求人を提供するだけでなく、給与条件の交渉もサポートしてくれます。
実際、転職エージェントを利用することで、給与アップが期待できるケースも多く、専門的なアドバイスを受けることで、より良い条件で転職を成功させることができます。ここでは、ホテル業界からの特化した転職サービスをご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
ホテル業界で培ったスキルは、サービス業や接客業に限らず、幅広い業界で活かすことができます。特にホスピタリティや対人スキルは、営業職やカスタマーサポート、さらにはマネジメント職など、様々な職種で高く評価される要素です。転職を考える際には、自分の強みやこれまでの経験を整理し、新たなキャリアにどう活かせるかをしっかりと考えることが重要です。転職は不安もありますが、新しいチャンスを掴むことで、さらなる成長や充実感を得られるでしょう。